この本は、図書館に予約したら数十人待ちで4か月待ってやっと読む事が出来ました。
新型コロナが発見された2019年年末から2021年年末までの記録。
私は、コロナのニュースショーでの岡田さんの出演とその話しをこの間
ずっと見てきました。
岡田さんの言われる内容は、感染症素人の私たちにも、当然そうだよな
と納得できる、理にかなった説明と思っていました。
一方で、政府や専門家会議・分科会の発する話があまりに変な事に国民
の多くは気が付いていたと思います。
これは、岡田さんの話を聞いて、比較して考えられたから。
揶揄する人もいた様ですが、私の周りでは岡田さんがこう言っているの
だからそれに沿った行動に変えようとした人を沢山知っています。
政府や尾身氏の説明や要請をんニュース等で聞いた時は、そうか、彼ら
の言っている事の反対の事をすれば良いのだな。と分かって、そういう
面では、非常に分かりやすかったとの言えます。
厚労省は伏魔殿なんだと薄々感じていましたが、この本を読んでやっぱり
そいういう構図だったのだとスムースに納得できました。
勿論、岡田さんの視点で書かれていますので、糾弾されている尾身氏、岡部氏
達専門家会議の人たちからの記録があるのならば、読んでみたいと思います。
自分に都合の悪いことは一切残していないかもしれませんが、、
岸田内閣になって、厚生労働大臣もコロナ担当やワクチン担当の大臣が
代わりましたが、全く彼らが何をしているのか伝わってきません。
顔もわかりません。
報道しないマスコミの責任もあるのかもしれませんが、彼ら自身も積極的に
表に出ようとしていないのだろうなという事は良く感じられます。
こんな事で今年の冬は本当に大丈夫なのか。
次に備えた事をどう進めているのか??
日本の政治家、医系技官を含む官僚に本当に失望します。
田村氏の水面下の働きは、そんな政治文化の中で少しの救いでした。
*岡田さんとは、10年程前 鳥インフル騒ぎの時に、一度お会いしてその
メカニズムや恐ろしさ、どういう対策が考えられるかを教えてもらった
事があります。
岡田さんが感染研を辞められて、すぐ位の時だったのだと思います。
そこで、サイトカインストーム という現象を初めて知る事ができたのを
覚えています。
当時も、非常に熱心に教えていただき、鳥インフルを防止するためならば
私の会社にも出張説明に行っても良いとまで言ってくれました。
本当にずっと、熱く感染症と戦ってこられている戦士だと思います。