2016年9月24日土曜日

【バレーボール】 スーパーリーグ構想

バレーボール協会の嶋岡さんからプロ化
を見据えたスーパーリーグ構想が発表
されました。

ズルズルと下落しつつある日本の実力
や人気にカツを入れて、再興したいと
いう想いとの事。

勿論、東京オリンピックとその後を
意識しています。

「企業の部活」から「プロ」へ。
集客力=魅力を意識する事で、真剣さ
が増すし、次世代の若手の興味を
継続的に喚起したいという事でしょう。

私は良い方向だと思います。
Jリーグやプロ野球で起こっているよ
うに、優秀な選手が海外チームに行く
事もし易くなるでしょう。

それによって、かつての佐野選手の
様に世界で通用するプレーヤーが育つ
事ことにもなる。

スーパーリーグ構想には反対勢力が
いるとの事ですが、今の日本には
必要なのではないでしょうか。

竹下さんが監督をされる
ヴィクトリーナ姫路は、もしかし
たらこの動きを実現 加速する事
を意識して作られた組織なのかも
しれませんね。

ヴィクトリーナに関してはHPを
見ても殆ど情報が載っておらず、
チェアマンの内田奈々さんという
方もどういう方なのか私には分か
りません。

ただ、中学生の育成から強く意識
して、又、森永乳業がタイアップ
スポンサー?になっている様で、
このスーパーリーグ構想にかなり
近い形ではないかと思えます。

とにかく、年内の動きに注目した
いと思います。

【本】イリュージョン リチャード・バック 集英社

知花くららさんの本で紹介された55の言葉
の仲の最初のものは、この本からの

「願い事が生じる時には同時に、
 かならずそれをかなえる力があたえられる。
 しかしながら、それなりの努力は
 しなければならないだろう。」

という1節でした。

リチャード・バックさんは、「かもめの
ジョナサン」の作者。

私も昔 ジョナサンは読んだ事があり、
そのすごい描写感や、なんだか良く分か
らないが心に感じる読後感が印象に残っ
ています。

彼の作品を読むのは、これが2冊目。
彼との再会は多分40年ぶりでしょうか。

この本も1977年に書かれた物との事
ですが、読んでみて、こんな本に今
まで出会った事が無い! と思いま
した。

副題は 悩める救世主の不思議な体験
とついていますが、そのストーリー
よりも、そこに出てくる「救世主の
ハンドブック 超人へのアドバイス」
からの(バック氏の)メッセージが読む
者の心に響く感じが凄い。

「無知のしるしは
 不正や悲劇を心の底から信じこんで
 いることだ。
 毛虫が世の終わりと考えるものを、
 救世主は蝶と名づける。」

この本は、”生きるとは何か?”とい
う事に対してバック氏が感じている事
を皆に知らせたかったのだろうと思い
ました。

この本の副題では無いですが、この
本を読むことで、あなた自身が
「不思議な体験」をする事ができる
一冊です。

思春期の学生から、生活につかれた
大人まで。お勧めです。

2016年9月20日火曜日

【本】記憶をあやつる 井ノ口馨 角川選書

著者は大学教授の分子農学者の方。

脳と記憶の関係を研究されています。

そして、2015年 人工的に「記憶を作る」
ことに成功という論文を発表されました。

映画のトータル・リコールの様に、記憶
を操れる日がだんだん近づいて来ている
のです。

脳の中では、短期間の記憶と古い(長期
間)の記憶(遠隔記憶と言うらしい)で
は、格納されている部位が違うとのこと。

又、言葉によって他の人に伝えるられる
「陳述記憶」と身体が覚えるという様な
「非陳述記憶」も場所が違うとのこと。

身体が覚える「非陳述記憶」は、小脳に
記憶されます。

一方、「陳述記憶」でまず短期記憶は、
海馬などに蓄えられます。その後、
しばらくする(遺伝子が発現してたん
ぱく質が作られると)と、遠隔記憶と
してその情報が大脳に転写されるとの
こと。

この転写は寝ている時に行われて、
夢を見るというのは、この転写作業に
関連するらしい。

パソコンに例えれば、短期記憶はメモ
リーで、それをハードディスク等に保
存すると長期記憶になるという感じ。

記憶のメカニズムは、神経細胞集団
という形での記録し、その一部細胞は
関連する他の記憶と共有される。
(それにより、連想や関連として
思い出す事ができる様になる)

転写が終わった海馬の記憶は、新し
い細胞が生まれる事で消去されてい
きます。加齢によって、新細胞の
誕生ペースが落ちると、消去が間に
合わなくて、だんだんメモリーの
空領域が無くなってきて、パフォー
マンスは落ちるは、新しい事は覚え
られなくなるば、、という状況に
なるとのこと。、、ナルホド。

認知症だとちょっと前の事は忘れ
てしまうが、古い事は覚えている
という話を良く聞きますが、記憶
している場所が違うから、そういう
事になるのですね、。

教授が2015年に発表した、人工的に
「記憶を作る」というのは、マウス
を使って、別々の記憶(神経細胞集
団)を同時に刺激して励起する事で、
人工的に関連つける事ができたとの
こと。

例えば、「カレーライスを食べた」
という記憶と、全然別の日の「遠足
に行った」という独立した記憶を
関連つけて、本人に「遠足でカレー
を食べた」という記憶に変えてしま
った。という様な感じでしょうか。

井ノ口教授は、この技術を進めて
いくと、重大な災害や犯罪などの
被害者が体験により心に負った
トラウマが原因になって、悪夢や
睡眠障害等が現れてしまうPTSD
という心の病の治療に繋げる事が
出来るのではとのこと。

脳の仕組みが少し分かり始めまし
たが、まだまだ分からない事の方
がよっぽど多いとのこと。

メカニズムが分かってくると、
皆がサヴァン症候群の人の様に
一目見ると写真の様に記憶する事
も可能になるかもしれませんね。

次の10年 まだまだ急速な脳科学
の進歩が起こりそうです。

2016年9月18日日曜日

【本】くららと言葉 知花くららさん

この本の書評を書くのは とても難しいな
と感じました。

読んでいて、涙が自然に出てきてしまう
所もあり、それがくららさんの行動や、
考える姿勢に対しての感動なのか、この
地球上でまだまだ起こっている悲惨な事
に対しての悲しみと怒りからなのか、く
ららさんの様な人間が存在してくれてい
るという事実に対しての喜びなのかが
混然としていて自分にも分かりません。

この本は彼女の今までの人生の中で、心
にささった55の言葉やメッセージを通し
て、彼女が何を大事に思い、どこで悩み、
どういう気持ちで行動しているのかを
素直に表してくれています。

以前の本は、ミス・ユニバースに関連し
た内面の話が多かったのですが、この
本はその後の国連WFP活動や福島との
関係を通して今感じている事、考えてい
る事。使命感などが中心になっています。

世界の危機的状態にある子ども達や女性
をなんとかしたい。自分に何が出来るの
か?という事を真剣に考えて生きている
知花くららさんという人間がよく伝わっ
てきます。

日本にいると実感がなく、「世界の遠く
の方の出来事」として聞き捨てている
貧困や古い慣習・考えによって虐げられ
ている女性・子どもがまだまだ沢山いる
という現実。

暗く、深刻に落ち込むのではなく、それ
を前向きに、自分にできる事を具体的に
行っていこうともがいているくららさん
の姿に共感と感動を感じます。

世界の貧困地域の学校を訪問し、給食
を通じて子どもを守る。貧困の実態を
日本の皆さんに伝える事により、支援
の芽を作ろうとする。
福島の子どもに思いっきり遊べる場を
提供する沖縄の島でのキャンプを沖縄
の人と福島の人をつないで実現する。
など。

ご自身の美しさも一つの道具として
使いこなしながら、目的を遠くに置い
て進めていく。

55個目はアウンサンスーチー女史の
言葉でしたが、女史は銃を突きつけら
れても全くひるまなかったとの事。
それは、遠くの目標をしっかり見つめ
て、まっすぐ生きるという事をして
いるから目の前の小事には動じない。

知花くららさんが、これからもどう
内面の成長をされていかれるのか
とても楽しみです。応援したくなり
ます。

いつか、一度でもお話しが出来たら
良いのですが。。

この本はタレントのエッセイ本や
ファッション的な本ではありません。

真っすぐ生きようと真剣に考えてい
る方には、男女年齢を問わずに
お勧めの一冊です。


2016年9月6日火曜日

【マーケティング】いきもの電車

今朝 偶然に乗った小田急線の電車は
「いきもの電車」という表示を前面
につけた電車でした。

一体 何の事?? と電車がホームに
止まって乗り込むまで 疑問だらけ
でした。

乗ったら、全ての車内広告が「いきもの
がかり」。

私は「いきものがかり」は大好きな
グループなので、なんだか とても
シアワセな気分で一日が始まりました。

「いきものがかり」のメンバーは皆
小田急線沿線の出身で、10周年コンサー
トを開くので、この電車のプロモー
ションが仕掛けられたのでしょう。

なかなか面白い体験でした。

フラッシュモブではないけれど、
楽しいサプライズでした。

2016年9月3日土曜日

【美味しいもの】チョコレートや飴

仕事からの帰り道、お腹が空いた時に売店
でお菓子を買う事があります。

小さい時に食べたお菓子と、今のお菓子。
同じ点も変わった点もあります。

時々、ムショウにチョコレートが食べた
くなる時があります。


一番 気に入っているのは、森永製菓
の赤いダース(ミルク)。

価格がお手軽な事もありますが、風味
が親しみ深いのです。

子供の時は、チョコと言えば板チョコ
が定番だったのですが、ある時ハイ
クラウンという箱入りの高級チョコ
が売り出されました。

チャンスがあり食べた時に、なんて
ミルクが沢山入っていて上品なチョコ
なんだろう。きっと、貴族のお嬢様が
食べるチョコなんだろうと思っていま
した。

今は、売店で見かけませんが、ダース
の赤はその時の味に近い気がします。

当時は、高級チョコとしてハイクラウン、
高級キャラメルとしてハイソフト。とい
う印象です。

ハイソフトは今も売っていますが、もしも、
当時と同じハイクラウンが今も売店で
売っていれば、きっと買ってみると思
います。

不二家のLookチョコも憧れのチョコでした。
だって、4つもの違った味が一箱で味わえる
のです。しかも板チョコではない。

今でも、Lookチョコを買うと、ちょっと
嬉しいしオシャレな気分になります。

マーブルチョコも憧れ(アトムのシールが
入っていた)でしたが、今ではM&M
をつい買ってしまいます。ピーナッツ
が入っているので。


飴で子供の時に最も好きだったのは、
キャンロップ。ヨーグルト味が斬新でした。

そして、憧れは同じサクマ製菓のサクマ式
缶入りドロップス。

今でも、お菓子売り場では、まずキャン
ロップが無いかと無意識に探している
自分に気が付きます。今も売っているの
でしょうか?

最近よく買うのは、VC3000のど飴。
風邪気味の時は、これをバリバリかじって
いるといつの間にか大丈夫になって
いる気がします。

あとは、アーモンドキャラメル。これも
古くからある飴ですね。お腹が空いて
いる時には、アーモンドを噛む感触で
少し空腹が消える気がします。

時々買うのは、ボンタン飴。
これも昔からある懐かしい飴ですね。
いまでも素朴な味で、オブラートごと
食べられるのは何とも嬉しい気がします。

今もスーパーなどでも売っていますので
固定ファンが多いのでしょう。


今の若い人は、きっと違う懐かしいお菓子
があるのだと思いますが、お菓子は各自の
子供時代の貴重な記憶・文化という面もあ
ると思います。

ロングテール商品として、ネットだけでも
良いので売り続けてくれると嬉しいです。