2016年4月29日金曜日

【社会】ドイツ 階級社会

世界中を飛び回っておられる恩師から、
欧州には依然として貴族社会、階級社会がある
という事を聞きました。

名前に フォン(フォン・ノイマン)やド(ド・ゴールなど)
ついているのは、貴族階級。又 博士号を取ると、
戸籍上の名前もDr.xxと変えてしまうとのこと。

だから、
「ドイツでは日常でも名刺はもとより電話帳や家の表札まで、
博士号が付けられ、手紙のあて先にも、さらには、対話の中
でも、相手が博士であることを、示さないといけないともい
うべき慣習が長く続いている。」
のだとか。

ドイツ企業のTOP層も、Drのついている人が本当に多い事
を以前から感じていました。

そう言えば、ドイツ人にメールを出す時にDear 、Dr.xxという
所をDear Mr.xx と書いてしまうと返事が来ない事があります。

Dr.が名前の一部になっているのですから、、来ないはずですね。

なんでも、小学4年生の9歳の時に、成績により先生から各自の
針路を決められるとのこと。職人になるコース他。大学に行く
人はかなり少ないとのこと。

上流階級になるには、大学に行って博士号を取って企業で
活躍するか、大学教授になるか。。

そう言えば、私の会社のドイツ子会社の現地メンバーが、17時に
なるとサッと帰って、ドイツは日暮れが遅いので(サマータイムや、
北緯が高いから)、自分の家をコツコツ何年もかけて建てたとい
う話を以前聞いて、ドイツ人ってスゴイなと単純に感心していた
のですが、実は、中流階級の人は、残業はしない。残業は上流
階級の人がすべき事という意識があり、お互いに割り切った
役割分担をする社会になっていた様です。

2016年4月23日土曜日

【本】アジア最強の経営を考える 野中郁次郎、徐方啓、金顕哲 ダイヤモンド社

この15年。驚くべき韓国、中国メーカーの
発展がありました。

日本の家電やパソコンなど、すっかり中国
資本に買われていますし、韓国の三星は
ソニーを抜くトップ企業になっています。

日本の技術者を金で大量に買ったり、
特許など無視に等しくモノ作りしたりと
一時は日本基準で見ると、目に余る振る
まいの時もありましたが、この数年は
かなりしっかりした企業が色々出来て
来ていると感じます。

日本から見ると、強引な手で抜かされた
と思う所もありますが、世界の視点から
見ると、日韓中という東アジア文化勢
がこの数十年世界の家電やIT製品を
制覇しているという事になります。

この本は、日韓中の違いに着目するの
ではなく、欧米 対 日韓中という視点
で共通点を考えるという、私には目から
ウロコの様な本でした。

ダイヤモンド社の本は、ときどき
面白い本に出会う事がありますね。

筆者の述べるポイントを挙げると、

・欧米ではMBAが重用されるが、
 かれらは分析至上主義で、現場
 の事は知らない。

・欧米でステークホルダーは株主が
 第1なので、短期成果(株価の上昇)
 を追及する。

・よって、1発逆転の破壊的イノベー
 ションや一つの製品やビジネスモ
 デルを世界中にそのまま押し広げ
 る標準化を追求する。

・一方、東アジア勢は企業の目的を
 金儲けだけではなく、社員、社会、
 顧客、パートナーなど様々を意識
 していく。

・よって、顧客密着でその地域の要望
 にあった現地化(カスタム化)でお
 客様を捕まえに行く事を追及する。

・又、人材を中期的視野でも大事に育
 てて行こうとするのが特徴になる。

iPhoneの様に、イノベーションとグロ
ーバルスタンダードで勝利する欧米企業
に対して、お客様ニーズに細かく答えて
作るグローカルスタンダードの東アジア
企業の両方で成功企業がありますが、
多くの製品製造分野では、東アジア方式
が勝利を納めている様に思えます。

今までは、日本は中国、韓国よりもより
細かい気配りのモノ作り技術とノウハウ
が強みだ。。という話を色々聞いてきま
したが、実は、3か国とも世界から見ると
ほぼ同じ方式という事に気が付きます。

国民の行動を見ていると、現在の中国
は高度成長時代の日本人と殆ど変らない
行動パターンをしていると思いますの
で、あと10年すると現在の日本と同じ
ような振る舞いの国民になっていくの
ではないでしょうか。

私から見ると、中国人の方が投資スケ
ールも大きく、決断も早く、より強力
な勢いがある様に思えます。

まるで、武田信玄?

日本は、上杉謙信の様な強いが、「義」
を忘れないというスタイルを目指したい
と思う人が多いのではないでしょうか。

アメリカは秀吉?

経済戦国時代の今、どうすれば徳川家康
になれるのか。考えていくのも面白いか
もしれませんね。

2016年4月18日月曜日

【バレーボール】筒井さやか選手 ベストリベロ

Best Libero French League A 2015-2016に
選ばれたのですね。

佐野選手に次ぐ快挙ですね!

まだ、フランスにいたのですからまだ
全日本に合流できなかった訳です。

欧米の高い所からのスパイクやサーブに
慣れて、すごい戦力として戻ってきて
くれる事を楽しみにしています。

2016年4月16日土曜日

【交通】多国語表示

最近の鉄道やお店などは、日本語に加えて
英語、中国語、韓国語の4か国語で表記
されたり、アナウンスされるのに出会う
事が多い様に思います。

街でも中国語や韓国語で話をしている
人(観光客か?)の場にとても良く
遭遇します。

有楽町のビックカメラなどに行くと
周りは中国人の買い物客ばかりで
日本人は自分一人だった、、なんて
いう事もありました。

2020年の東京オリンピックに向けて
さらに多言語対応の動きになるのだと
思います。

そんな中、本日たまたま乗ったバスで
ビックリしました。

ワンマンカーで、運転席の天井付近に
40インチぐらいの大きなディスプレイ
が有って、行き先や料金など大きな
文字で表示されて見やすいのですが、
次の停車場所の案内が4か国語対応
の形をしています。

終着がJR立川駅北口で、バス停の
名前も「立川駅北口」なのですが、
このバス停の横文字表記が
「Tachikawa Eki Kitaguchi]
なのです。アルファベットを使って
いますがヘボン式ローマ字。

唖然としました。これを作った人は
「立川駅北口」は固有名詞なのだから
当たり前でしょ。という論理なのかも
しれませんが、世界の常識から大きく
外れていますね。

英語しか分からない人が立川駅に行く
には、「Tachikawa Station North
 Exit」などとしないと理解できない
という事は中学生でも分かる事。

JRも立川駅の英語表記はTachikawa
stationと表示しています。

それとも、「タチカワエキ キタグチ」
という日本語読みをしっかり知っていて
アルファベットしか読めないという
外人を対象にしているのでしょうか?

これだけグローバル化が叫ばれている
のに、公共交通機関がこのレベルでは
とても困るのではないでしょうか。

2016年4月14日木曜日

【本】新 みんなのカーリング 日本カーリング協会 学研

カーリング女子が世界選手権で銀メダルを取
りましたね。

2006年 トリノオリンピックの小野寺さん達
のチームでカーリングという種目を始めて
知りました。

その時、なんだかユッタリしているけどオハジキ
みたいな面白いスポーツだなあという印象でした。

何となく選手の皆さんのクローズアップした
表情を見ているだけで、何故か飽きないという
記憶がありました。

今回、たまたまこの選手権を見ていて、選手の
方たちは若返っていますが、相変わらず見てい
て楽しいスポーツという印象でした。

しかし、ルールがイマイチ良く分かっていない
ので、この本を読んでみました。

分かったポイントを書いてみると

・4人(リード、セカンド、サード、スキップ)
 の選手とリザーブ(補欠)の5人で構成する。

・リードから順番に一人2投づつ投げる。

・両チームが交互に投げる。全員で16投で1エンドと言う。

・スキップは作戦を組立て、氷を読み、指示を出す。
 サードはスキップが投げる時にハウス(同心円の
 ターゲット)に立って指示をする。

・ブラシで掃く人(スイーパー)はリード、
 セカンド、サードが行い、スキップはしない。

・全て投げ終わった後、ハウス(同心円)の
 中心に一番近い所にある石のチームだけが
 得点をカウントできる。相手チームは自動
 的に0点になる。点数は、相手のチームの
 石より内側にある自分の石の数が得点になる。

・両チームとも同心円に石が入っていない場合
 は両チームとも0点になる。

・カーリングは最後の1投する方が得なので
 後攻が得。得点を取ったチームが次は先攻
 になります。だから、1点しかとれそうも
 ない、、という時はワザと石をハジイテ
 0点にして、次のエンドで先攻を取る事が
 ある。

・大抵は10エンドで試合する。

・スイーピングの狙い
 ストーン前のゴミ等を取り除く。
 氷面を少し溶かして滑りやすくする。
 これによって、止まるまでの距離が延びる。

・ストーンはスピードが早い間は真っ直ぐ
 進むが、速度が落ちると曲って進む。
 (ボーリングのフックボールみたい)

・ストーンを投げる時に、スキップの人
 がハウスでブラシを立てて狙い目指示
 をしていますが、それは、そこを目がけて
 投げると途中で曲って狙いの所に行くはず
 という地点にブラシを立てている。

・ショット(投げ)は大きく分けて2種
 がある。止める(ドロー)、はじき出す
 (テイクアウト)。

・試合中の掛け声
 スキップ、スイーパー、投げた人の間
 で絶えず速さ(ウエイト)やラインに
 ついて情報交換をする。

・ドローショットの時
 投げるライン(ホッグライン)から同心円
 の最後までの位置を1~10のステップで
 に呼ぶ。投げられた石の動きを見て、スイー
 パーがとまりそうな位置を例えば「4」と
 言い、スキップからの石を止めたい位置
 の指示が「7」だとしたら、スキップは
 ”イエス”と叫んでスイープを促す。
 ”ウォー”というのは、スイープするな
 という指示。

・テイクアウトショットの時、
 普通ホッグライン間にかかる時間が9秒の時、
 スイーパーが少し遅いと判断すると「9半」
 と叫んだりします。これでスキップは石が
 曲るタイミングを読むことができるので、
 次のラインの判断に生かします。


これ以外にも試合中の戦略が色々書いてあり
ますが、それは割愛します。

カーリングのルールを知る事で、次からは、もっと
面白く見る事ができそうです。
 

2016年4月11日月曜日

【ドラマ】精霊の守り人 綾瀬はるかさん

NHKのドラマ「精霊の守り人」の第1シーズンを
楽しんで見ました。

内容はファンタジーなので、どうのこうのと
言うものではありませんが、主演している
綾瀬はるかさんがカッコ良くて見たくなり
ます。

綾瀬さんは、「僕の彼女はサイボーグ」とか、
「市」、「八重の桜」などで女戦士的な役が
過去にもありますが、かなり似合うと思い
ます。表情と迫力のある声が良いと感じます。

アクションの殺陣も、なかなか迫力がある
と思います。”実は運動下手”らしいので
相手役の人はかなりヒヤヒヤして演じて
いるのかもしれませんが。

そして、これを見ながら、ふと思ったのは、
コートで本当に真剣勝負で闘っている
バレー選手の表情は、もっと迫力がある
よなという事。

ロンドンの時の火の鳥ジャパンでは、ネット
越しに相手をにらみつけていた井上選手の
眼差し。一球一球気合を入れてサーブレシーブ
に臨む木村選手の集中した顔。弾かれたボール
に食らいついてトスを出す時の竹下選手や、
自分が吹っ飛びながらもボールを上げる佐野
選手の身のこなし。などなど。

彼女達が、アクション女優を演じたら 又
別の映像の世界が出来るのではないかと
つい思ったりしました。