2020年6月21日日曜日

【不耕起栽培の家庭菜園】庭で家庭菜園の楽しみ

始めてみて、庭の一部に小さな畑やプランタがあると、とても楽しい事を知りました。

野菜作りは、毎日毎日小さな変化が植物や、土、虫の動きなどに起こります。


雨が降った翌日の晴れは、植物が皆 生き生きしているのが感じられるとか、風が強くあたる場所で、植えたばかりの苗は風に揺られて苦しそうとか。

勿論、葉が茂る、花が咲く、実が成る、などはとても楽しい変化です。

ちょっと見ないうちに雑草がはびこっている、、なんていう変化もあります。



家庭菜園をやってみると、このタイミングでコレをしなくては、という事が時々あります。


ズッキーニ等の人工授粉は花が咲いた朝の9時までにしないといけない。

明日は雨になるから、その前に追肥をしておこう。

晴れが3日続くからニンニクを掘り出そう。

大風が今夜は吹きそうだから、支柱の補強をしよう。

2週間後に苗を植え付けるから、その前に元肥を土の中に入れておこう。

トマトやキュウリなど、数日毎に脇目を頻繁にとらないといけない。

などなど。



そういう変化の監視や作業をタイミング良くするのは、広い畑や遠くにある畑では大変でしょう。

それが、庭の一部ならば、玄関を出て10秒で見に行けます。


朝、新聞受けから新聞を取るついでにサンダル履きで畑の様子を見られる。

昼飯食べたら、腹ごなし感覚で畑を見に行ける。



狭い畑ですから、必要な農作業の量も知れていて、数分~多くても2時間ぐらで終わらせられる。

早起きすれば、朝 出社前に植物の手入れをする事も可能。


近くて 小規模だから 全然ストレスなく、日常生活の一部として菜園活動をする事ができます。



収穫の時期には、近所の子供に体験収穫させてあげたり、できた旬野菜をご近所に差し上げる事も簡単。

勿論、必要な旬野菜やハーブを料理で必要な分だけサンダル履きで畑から採取してきて調理できる。



とに角、手軽で、身近で、それでいて自然の変化をダイレクトに感じる事が出来るし、植物をペットの様な感覚で育てる事ができます。

これはベランダでのプランタ栽培でも同じでしょう。 



日光を浴びたり、土を触ったりするのも気持ちが良いですし、世話をしている植物たちを眺めているだけでも気持ちが落ち着きます。


タネから苗を育て、植え付けてからもコンディションに出来るだけ気を配りますが、結局は植物自身の生命力と自然の連携プレーや恵みの力を見守るという事になります。 


小さな自然の驚異を、ストレスなく見ることが出来るという幸せが家庭菜園の幸せかなと感じる毎日です。

2020年6月17日水曜日

【本】大事なことほど小声でささやく 森沢明夫 幻冬舎

森沢さんの本は、「エミリの小さな包丁」を初めて読んでから、すっかりハマってしまい。出版年度が古いものから色々と読み続けています。

今まで読んだのは、

エミリの小さな包丁 
雨上がりの川
水曜日の手紙 
キッチン風見鶏 
失恋バスは謎だらけ 
津軽百年食堂 
海を抱いたビー玉 
青森ドロップキッカーズ 
ライアの祈り 
虹の岬の喫茶店 
あなたへ 
夏美のホタル 

で、今日は、「大事な事は小声でささやく」を読みました。


これはオムニバス形式の小説ですが、何人もの人生を縦軸に、人の心の持ち方や助け合い・思い合って生きる大切さを横軸に上手く編まれていて、森沢明夫氏のどの小説にも共通している、とてもあたたかい気持ちにさせてくれる一冊でした。


著者の心情や大事にしたい事、伝えたい事が、どの小説にも表れているのでしょう。

そうでなければ、こんなに沢山の素晴らしい小説群をとても書けないだろうと思います。


色々な本を出されていますが、各々の物語中で、他の物語の主人公がチラリと連携していたりして、全部の小説が集まって森沢ワールドが作られていくようです。


「虹の岬の喫茶店」は伏線や音楽も含めて、本当に良くできた小説だと思いました。映画化されたのは納得。


今日の「大事な事は小声でささやく」もとても良くて、これはドラマ化されれば良いのにと思いました。


登場人物が強烈なので、うまくハマる役者さんを見つけるのは至難の業かもしれませんが、ドラマになっても面白いのではないでしょうか。


森沢作品は、どれも良いので逆に書評が書きずらいし、そんな事を書いているよりも、じっくりと読後の余韻を楽しむことの方が人生として大事なのではと思ってしまいます。


これからも、まだまだ森沢作品を読んで行きたいと思います。

2020年6月14日日曜日

【生活】リモートワークを少しでも快適に

3月後半からリモートワークを始めて3か月ぐらいになります。

突然のリモートワーク要請で、多くの方が色々なスタイルでリモートワークされているのだと思います。


そんな中で、私の場合はこれをしたら少し快適になったという事が幾つかありますので書いておきます。


ハード面

・外付けモニター

会社から持ち帰っているノートPCの画面だけで仕事をするのは、非常にストレスが溜まりました。特に、エクセルや重要なドキュメントを、何か参照しながら作る時にはヘトヘトになってしまいました。

我慢しきれなくなって、リモートワーク1週間目で、家電量販店に行って外付けモニターを思い切って買ってしまいました。置き場所の制限があるので小さめの物しかおけませんが、1万円弱で買えました。

2画面になって、ストレスは半分以下、能率もあがる様になりました。


・マウスパッド

会社ではマウスパッドなどもう10年近く使っていませんでした。会社のデスク表面で十分な反応を得られていましたから。

所が、リモートワークで使っている家のテーブルは、マウスの反応が安定しません。

これも、ストレスのタネだったのですが、ある日 百均ショップでパッドを見つけ購入。マウスの反応がバッチリ安定化しました。



この、外付けモニター+マウスパッドの組み合わせで、ほぼストレスの80%は解消しました。




ソフト面

・BGM

私の場合一人で籠っていられるスペースを確保できたのですが、孤独感がかなりあります。

ですので、BGMをかけて仕事をする事にしました。

人の声が入ると集中の邪魔をされやすいので、インストルメンタルの音楽がず~と流れ続けるものが何かないかを探した結果。

インターネットラジオで24時間クラシック、ジャズが流れている放送局を知りました。

カナダの ABC CLASSIC という所。 3チャンネルあって、2つはクラシック、1つはJAZZです。

このクラシックをスマホでBGMとしてずっと流し続けて作業をしていると、とても仕事に集中できます。

これはお勧めです。



・アクロバットDC

これは、職種によると思いますが、Pdfを自在に加工・編集できるこのソフトが使えるため(職場で契約していた)、リモートで色々と飛んでくるpdf資料に柔軟に対応できて実に助かっています。




残った課題は、

ずっと同じ姿勢をしているので、体が固まってしまう。通勤がないので運動不足になってしまう。などがあります。気分転換タイムの作り方を考えないと。

どうしてもプリントやスキャンが必要で、家のプリンタを使うのですが、インク代は自己負担か? A3でプリントしたい時はどうする?等の紙にまつわるハンドリングの不自由さがあります。週に1日 出社して、そこで出来るだけまとめて行う様にしていますが、毎日の仕事がその日のうちに完結できないというのもストレスの一つです。



コロナ後もリモートワークは日常の一部になって行きそうなので、継続して改良を考えていく必要がありそうですね。

2020年6月8日月曜日

【不耕起栽培の家庭菜園】ミニトマト

家庭菜園の定番と言えばトマト。


昨年は、初挑戦で苗を買ってきて植え付けました。


行動を起こすのが遅かったので、ホームセンターで良い苗が残っておらず、近所を探したら農家の直売所で40~50cmぐらいにそだった苗を発見。買って帰りました。


そんなに大きく育っている苗なので、普通とはちょっとちがう横倒し植えというのをやってみました。


まっすぐ垂直に苗を植えるのではなくて、土の中に斜めに植える。茎の部分も10~20cm土に埋めてしまうのですが、その茎部分からも根っこが出てとても元気に育つとの事。

当初はピサの斜塔の様だった苗の上半身も、日が経つにつれて勝手に上に曲がっていって良い感じ。


結果、すくすくと育って実も良く成りました。初めてのミニトマト栽培としては満足な結果でした。



今年はタネを買ってきて自分で苗を作ってしまおうと思いました。

タネは10粒で200~300円ぐらいなので、それで数苗作れたらかなりお得という事になります。

育苗土も畑の土をそのままポットに詰めてタネをまきました。


なんてケチなんだ。


その結果。 大丈夫 苗はちゃんと育ちました。


ただし、畑の土を使っているのでポットの中で雑草も生える生える。


数日おきにポット内の雑草抜きをしました。

又、土がだんだんカチカチになってしまい、成長は非常にゆっくりです。

やっぱり、育苗はそれ用の培養土を買って使うほうが歩留まりが良さそうな感じ。


ついに花芽も出てきたので、畑に植え付けました。


ポットから出してみると根鉢がしっかり出来ていて、厳しい土を使ったことでスパルタ的に強い苗が育った気がします。


結局 苗6本ぐらいを植え付ける事が出来そうです。お得です。


さて、これからどのように育って実をつけてくれるやら、楽しみです。

2020年6月7日日曜日

【不耕起栽培の家庭菜園】ソラマメの花はパンダみたい

今年も、ソラマメを育てました。


去年栽培した野生種のソラマメからとったマメを保存しておいて育てました。

野生種なので、何代でも続けて栽培していけるのです。


不耕起栽培で3年目になるので、土も少しずつ出来てきている様で、耕していない畝でも土は固くありません。

そこに、ポット育苗の後 植え付けました。後は、土寄せ、摘芯ぐらい。


皆 よく育って 今年も豊作と言って良さそうです。



去年 初めてソラマメを育てて、その花を初めて見ました。


ソラマメの花は白い花びらに黒い模様がついていて、まるでパンダの様な印象です。白黒コントラストが清楚でキレイ。


パンダの顔が沢山 咲いている という畑を見ていると なんか楽しい気持ちになります。




そのパンダは、そのうち真っ黒くしおれてしまいますが、その跡に小さなマメの鞘ができます。



ソラマメの鞘は空に向かって伸びていき、 だんだん中のマメが太ってくるに従い水平や下向きに変わっていきます。まるで踏切の遮断機みたい。


その変化もソラマメを育てる日々の楽しみです。



スーパーで売っているソラマメは地味な野菜ですが、その成長はとても派手で変化が楽しい野菜です。

【コロナ】どの報道を信じるか

新型コロナでこの数か月は、テレビのニュース、ワイドショー、新聞、ネットニュース
等も新型コロナ関連の話題や安倍政権に関する話題ばかりになっていました。


一方、リモートワークをする事によって、今まではあまり見ることのなかった平日の昼間
にやっているワイドショーなどもかいま見る機会が出来ました。


それらを見て、感じるのは膨大な情報が溢れている時に、自分から見て何が最も科学や
現実に即した話や実効性のある話なのか、それとも、単なる素人コメンテーターや司会
アナウンサの素人質問、思惑を隠した意図的発言なのかを見分けるのは大変だという事
でした。文字メディアも編集の意図や誘導を沢山感じました。


そういう意味では、この数か月は情報社会のこわさや限界、強さも見えた気がしました。


色々見た上で結局、テレビでのニュースソースとしては、BSーTBSの報道1930という番組
(平日の19:30から1時間半の生放送)をほぼ毎日見る事にしました。


今までBSは、地上波のサブのメディアというイメージを持っていましたが、この番組で、地上波番組とは一味違う放送が行えるのかもと初めて知りました。


この番組の良い点は、生放送で関連政治家(与党自民党や政府から一人、野党から一人)、感染症の医師や学者から一人、そして生中継でその日のテーマでの現場の人一人がリモートで出席して、生で意見を戦わせ合う事も起こる事。

そして、生中継で出ている現場の人に、政治家に対して要望があるかを必ず聞いています。


与党政治家が手前味噌のストーリーでこういう手をちゃんと打っていますとアピールして
も、生中継で現場の人や臨床医師が直面している困難さや現実を生の声で訴えられると永田町で言っている事とのギャップが如実に表れて、問題点や課題が浮き出てきます。
キレイ事を言っている政治家も、現実に直面して、返答を迫られます。


課題に対して、政治家はどう答えていくのか。現場はどうしていく必要があるのか?問題を実際に解決していく為には具体的に何をしなければならないのか?という議論の場の様な生放送です。



もう一つ特徴的なのが、視聴者からコメントや質問を常時積極的に受け付けようとして
いる事。双方向とは言えませんが、視聴者の疑問や問題意識を番組内や番組作りに生か
そうとしているのかもしれません。


又、番組自身が現場に取材に出かけている事と、進行の松原さんが、課題や問題点についてテーマ設定し、それに対して専門的観点からのコメントや、現場の生のコメントを引き出そうとする事。(ワイドショーで見かける専門外の人の感想大会の様にはならない)


大手新聞やNHK、地上波のニュース・ワイドショーなどは、永田町発表情報を元に説明をしていますが、それでは現実の世界との乖離した頭でっかちで一方通行のニュースやコメントばかりになります。


勿論、報道1930も、民間企業の営利番組ですので、踏み込めない・タブーの領域があるのは薄々感じますが、報道キャップ的役割兼司会の松原氏、総合解説の堤氏は出来るだけ事実の本質に迫っていこうという一貫した姿勢があるように思えます。



ただ、あまりにマジメな番組なので、見るだけで疲れます。時々、テーマや出演者によっては今日は見るのを止めようと思う日もあり、その日は少しほっとするのも事実です。



報道1930は主に政治施策とコロナの現場という観点で視聴しますが、科学的に何が起こっているのかを知るには足りません。


科学的な知見については、山中教授のHPも見ますし、出来るだけ原本であるWHOや各種研究所や学会等の報告書そのものを見るようにしていますが、最も合点が行く情報ソースは東大の児玉達彦先生の対談が時々ネットに出るので、それを見ることです。


政府や専門家会議のやってきた事や言ってきた事がどれほど的外れかを、データをもとに
率直に言われるので、テレビや新聞に呼ばれることは殆どないようです。でも、言われるいる事(どんどん科学的データが集まるにつれ内容も進化されていますが)は、目からウロコのような内容で、又納得性の高いお話が多いと感じます。


こういう方に、専門家会議をやっていただけたら日本もどんなに合理的に対応が進むのかと思います。


報道1930の話も、児玉先生の話も 地上波TVや新聞などに比べたらマイナーな媒体での
情報です。 知らない人が大多数だと思います。


今回のコロナではこれらの情報ソースが良かったと思っていますが、別のテーマではきっと違う情報ソースを探さなければならないのでしょう。


情報化社会というのは、かなり難しい社会になったなとつくづく思います。