なんで自民党は家父長制の考えに固執するのか?
夫婦別姓やLGBTQ問題、森元首相の発言など、自民党の議員の発言は明治時代か戦前から全く変わっていない様に見える。
しかも、似たような発言が色々な議員から何度も何度も繰り返す。
自民党を見ていると、国会議員は国民の代表 とはとても思えないと感じていましたが、 それが構造的にそう作られているという事を安藤優子さんの本で初めて分かりました。
自民党は、その内部での教科書として、家父長制(妻は家庭長として家の事をやり、夫は外に働きに行く。)が家族のあるべき姿としているとのこと。
そして、議員は 自民党の議員の血族や、息のかかった地元の有力者しか候補者にしない仕組みになっている。
女性候補も、議員の父や夫が亡くなった後に、後援会が妻や娘を担ぎ上げて作っている。
後援会が集票マシンなので、その構図は変わらない。
彼らは、2世、3世となっていき、”職業は政治家です” というバカげた発言を堂々と言いきる。
つまり、自民党内の「常識」の基で、暮らしてきた人しか立候補させない。
当選者は必然的に、その「常識」を世間一般だと思い込んでいる人ばかりになる。
この本で、この国の変な政治のしくみが良く分かりました。
国会は国民の代表などという話は嘘っぱち。
今日現在 衆議院の465人の議員のうち、自民党議員は260人もいる。
そんな2世、3世候補者に投票してしまう事はマズイと言う事に国民は気が付かないと、この社会は変えられないと痛感しました。