2014年8月31日日曜日

【音楽】ボーカルが魅力的な曲 尾崎亜美さん

音楽では、ボーカルやコーラス・ハーモニーがいつも気になります。


学生時代に、ビーチボーイズの曲コピーの練習を少ししていたからかもしれません。

気になる人や曲を書いてみようと思います。




尾崎亜美さんは、ボーカリストというよりも、シンガーソングライター、作曲作詞家です

が、その曲や歌声がとても好きです。



一番 気に入っているのは「初恋の通り雨」という曲。



好きな人と雨宿り というような、青春の甘酸っぱい気持ち。

誰でも心に秘めているシーンを思い出してしまう曲です。

街の雑踏や車、雨の音から始まる 静かに落ち着いているけど、明るく、軽いPOPs。



流れるようなメロディーに、心に染みるような情緒豊かな亜美さんの声が乗る、上質な歌。

少しかすれた声が、この曲に本当にピッタリです。 



一方、面白がって作って、唄っているのが分かるのは、「愛に恋」。


これは題名からして ”会いに来い” のパロディ。(なのだと思います)

亜美さんの、肩から力が抜けたリラックスした姿勢がストレートに出ている曲に思えます。



色っぽかったり、コミカルなバックコーラスも全部 自分でやっていて、まるで声の七色攻撃を仕掛

けている様な、ボーカル曲として目(耳?)を引かれます。


世間では、もしかしたらB級グルメの様に評価されれいるかも知れませんが、本格的な実力者が遊

ぶと、こんなに面白いのだという好例で大好きな歌です。



逆に、「オリビアを聴きながら」は亜美さんの作詞作曲で杏里さんに提供された曲ですが、亜美さん

Ver.では、その歌い方は暗い暗いものです。


尾崎さんの歌やピアノの叩き方を聞くと、この曲はバラードというより演歌という感じがします。


杏里さんの明るく、POPな唄い方とは正反対。

アレンジと歌い方でこんなに感じが変わるんだ、、という事が面白い一曲です。

2014年8月24日日曜日

【バレーボール】WGP2014 ファイナルラウンド ブラジル戦 

残念でした。

さすがに、ロンドン金メダルチームは圧倒的な強さを持っていました。



いつもの サーブサイド毎の得点率を挙げてみます。

第1セット 日本サーブ 得点 日本3、ブラジル12.得点率 日本20%、ブラジル80%
   ブラジルサーブ 得点 日本12、ブラジル13.得点率 日本48%、ブラジル52%

第2セット 日本サーブ 得点 日本5、ブラジル14.得点率 日本26%、ブラジル74%
   ブラジルサーブ 得点 日本13、ブラジル11.得点率 日本54%、ブラジル46%

第3セット 日本サーブ 得点 日本8、ブラジル17.得点率 日本32%、ブラジル68%
   ブラジルサーブ 得点 日本17、ブラジル10.得点率 日本63%、ブラジル37%


私が想定している新戦術での狙い(相手より早く25点に達し、25対20ぐらいで勝つ)は、

相手サーブ時に70%以上の得点率、
日本サーブ時に40%以上の得点率

を安定して得られる様になる事。


今回の火の鳥チームの結果をセット毎に見ると、

      第1セット  第2セット 第3セット    
相手サーブ  48%    54%   63%    
日本サーブ  20%    26%   32%   

となっています。 

得点は 日本ーブラジルで
第1セット 15-25
第2セット 18-25
第3セット 25-27
でした。



昨日までは、新戦術で意表を突いて勝てるのではと思っていましたが、そんな甘いものではなかっ

たですね。


新戦術までたどり着けなかったのだと思いました。



相手のサーブやスパイクをまともにレシーブ出来ない。

それだけの破壊力を持った球が飛んで来ていたのだと思います。スピード感が昨日までの相手と

は、格段に違いました。

精神的に日本選手は固くなってしまっていたのも、あるとは思いますが。。



センターからの攻撃が殆ど怖くて出来ずに、サイドとバックアタックだけの普通の攻撃しかできなか

ったので、シンクロが不十分になっていた様です。

一方、ブラジルはレシーブも素晴らしかった。



世界バレーに向けて、日本の攻撃面、防御面をもっともっと高めていく必要がある事がハッキリし

て、それは大きな収穫だと思いました。



今日の悔しさが、チームの結束力を上げ、各員の意識を上げると思います。


あと 1か月で もう一段 火の鳥チームは生まれ変わって 進化していって欲しいと願います。 


【人物】吉瀬美智子さん

何故だか分かりませんが、CFで吉瀬さんを見る度に、この人はバレーボーラー顔だなと思います。


全日本のプレーヤーの一人として、コート上で汗を流す姿がピッタリなのではと思います。


根拠も理屈も全くありません。  


でも、なぜか、、そう感じてしまうのはなぜでしょうか?


コートで活躍している姿を見たいとも思います。




もしもTVか映画で、木村沙織物語か、「金メダルへの道」 みたいな物を作る時は吉瀬さんに

主演してもらえれば、、、と思ったりします。


2014年8月23日土曜日

【バレーボール】WGP2014 決勝ラウンド ベルギー戦 ハイブリッド6

今日のベルギー戦 ストレート勝ちできました。


でも、なんだか今日の火の鳥チームはハラハラしました。


神がかり的なレシーブが少なかった事と、前半は相手ブロックを1~1.5枚に分散する事が

あまりできなかったからでしょうか。



第1セットの最後あたりから、各選手の集中力がやっと出てきたという印象です。



昨日の若手の多かった中国戦でも、同様な アレ? 新戦術が効いていないぞ?? とい

う場面がありました。


もしかしたら、良く考えた緻密なバレーをしている相手には新戦術は効くのですが、若手が多く緻

密さよりも瞬間的な反応で戦っているようなチームには、なかなか効かないのかもしれないのかも

と感じました。


上位のブラジル、アメリカは緻密なバレーをしてくると思うので効くと思いますが。




いつもの サーブサイド毎の得点率を挙げてみます。


第1セット 日本サーブ 得点 日本7、ベルギー18、得点率 日本28%、ベルギー72%
   ベルギーサーブ 得点 日本19、ベルギー6.得点率 日本76%、ベルギー24%

第2セット 日本サーブ 得点 日本15、ベルギー10、得点率 日本60%、ベルギー40%
   ベルギーサーブ 得点 日本10、ベルギー6.得点率 日本63%、ベルギー38%

第3セット 日本サーブ 得点 日本13、ベルギー12、得点率 日本52%、ベルギー48%
   ベルギーサーブ 得点 日本12、ベルギー3.得点率 日本80%、ベルギー20%


私が想定している新戦術での狙い(相手より早く25点に達し、25対20ぐらいで勝つ)は、

相手サーブ時に70%以上の得点率、
日本サーブ時に40%以上の得点率

を安定して得られる様になる事。



今回の火の鳥チームの結果をセット毎に見ると、

      第1セット  第2セット 第3セット    
相手サーブ  76%    63%   80%    
日本サーブ  28%    60%   52%   

となっています。

得点は 日本ーベルギーで
第1セット 26-24
第2セット 25-16
第3セット 25-15
でした。

勝ってはいますが、第1セットでの防御(とサーブ)はまだエンジンがかかっていなかったという

事ですね。



【バレーボール】WGP2014 決勝ラウンド 中国戦 ハイブリッド6

今日の中国戦 ストレート勝ちできました。


なんだか、今の火の鳥チームは見ていて負ける気がしません。

でも、そういう気持ちになっていしまうのは、気が緩んでしまうので非常に危険な時期に来ている様

に思えます。

第3セットの木村選手のサーブミスなども、そういう面が少し出ていないか気になりました。



いつもの サーブサイド毎の得点率を挙げてみます。

第1セット 日本サーブ 得点 日本8、中国16. 得点率 日本33%、中国66%
     中国サーブ 得点 日本17、中国5. 得点率 日本77%、中国23%

第2セット 日本サーブ 得点 日本11、中国14. 得点率 日本44%、中国56%
     中国サーブ 得点 日本14、中国3. 得点率 日本82%、中国18%

第1セット 日本サーブ 得点 日本9、中国15. 得点率 日本38%、中国63%
     中国サーブ 得点 日本9、中国15. 得点率 日本73%、中国27%


私が想定している新戦術での狙い(相手より早く25点に達し、25対20ぐらいで勝つ)は、

相手サーブ時に70%以上の得点率、
日本サーブ時に40%以上の得点率

を安定して得られる様になる事。



今回の火の鳥チームの結果をセット毎に見ると、

      第1セット  第2セット 第3セット    
相手サーブ  77%    82%   73%    
日本サーブ  33%    44%   38%   

となっています。 

ほぼ狙いのパフォーマンスになっていますが、守備がもう一歩だったのかな。


得点は 日本ー中国で
第1セット 25-21
第2セット 25-17
第3セット 25-21
でした。


明日は、違うスタメンでの活躍を見てみたい気もします。


2014年8月21日木曜日

【バレーボール】WGP2014 決勝ラウンド トルコ戦 ハイブリッド6

今日のトルコ戦 圧勝でした。 火の鳥チーム 今日も進化してくれました。



昨日のロシア戦もそうでしたが、ハイブリッド6と戦う相手チームはi一体 誰をマークしたらい

いか分からない、どう打ってもレシーブされて決まらない。さらに、いやらしいサーブに狙われ

るというパニック状況に陥ってしまったという感じでした。



いつもの サーブサイド毎の得点率を挙げてみます。

第1セット 日本サーブ 得点 日本13、トルコ10. 得点率 日本57%、トルコ43%
    トルコサーブ 得点 日本12、トルコ3. 得点率 日本80%、トルコ20%

第2セット 日本サーブ 得点 日本13、トルコ12. 得点率 日本52%、トルコ48%
    トルコサーブ 得点 日本12、トルコ5. 得点率 日本71%、トルコ29%

第3セット 日本サーブ 得点 日本11、トルコ13. 得点率 日本46%、トルコ54%
    トルコサーブ 得点 日本14、トルコ4. 得点率 日本78%、トルコ22%



私が想定している新戦術での狙い(相手より早く25点に達し、25対20ぐらいで勝つ)は、

相手サーブ時に70%以上の得点率、
日本サーブ時に40%以上の得点率

を安定して得られる様になる事に対して、


今回の火の鳥チームの結果をセット毎に見ると、

      第1セット  第2セット 第3セット    
相手サーブ  80%    71%   78%    
日本サーブ  57%    52%   46%   

となっています。 

こんな数字、新戦術になってから見たことがありません。


結果、得点は 日本ートルコで
第1セット 25-13
第2セット 25-17
第3セット 25-17
でした。


ハイブリッド6では、2方向からのバックアタックや、トリックプレイ、セッターのスパイクなどなど 

まだまだ 出来る事があるのだと思います。


あと3連戦。まだまだ進化しそうで楽しみです。

2014年8月20日水曜日

【バレーボール】WGP2014 決勝ラウンド ロシア戦  (新戦術の弱点?)

今日のロシア戦 勝ちました。


各選手の良い所が色々出て活躍して、なんだか、オールスター戦を楽しませてもらったというような

満足感がありました。面白かったです。


いつもの サーブサイド毎の得点率を挙げてみます。

第1セット 日本サーブ 得点 日本8、ロシア14. 得点率 日本36%、ロシア64%
    ロシアサーブ 得点 日本14、ロシア11. 得点率 日本56%、ロシア44%

第2セット 日本サーブ 得点 日本11、ロシア14. 得点率 日本44%、ロシア56%
    ロシアサーブ 得点 日本14、ロシア6. 得点率 日本70%、ロシア30%

第3セット 日本サーブ 得点 日本14、ロシア11. 得点率 日本56%、ロシア44%
    ロシアサーブ 得点 日本11、ロシア10. 得点率 日本53%、ロシア47%

第4セット 日本サーブ 得点 日本12、ロシア12. 得点率 日本50%、ロシア50%
    ロシアサーブ 得点 日本13、ロシア5. 得点率 日本72%、ロシア28%



私が想定している新戦術での狙い(相手より早く25点に達し、25対20ぐらいで勝つ)は、

相手サーブ時に70%以上の得点率、
日本サーブ時に40%以上の得点率

を安定して得られる様になる事です。



今回の火の鳥チームの結果をセット毎に見ると、

      第1セット  第2セット 第3セット  第4セット   
相手サーブ  56%    70%   53%   72%   
日本サーブ  36%    44%   56%   50%   

となっています。 



第2セットは理想的。第4セットは出来過ぎの結果になりました。

第3セットはサービスエースなどで期待以上に点を稼ぎました。ただ、通常の攻撃力とい

う意味では、あまり決めきれていないようでした。


得点は 日本ーロシアで
第1セット 22-25
第2セット 25-20
第3セット 25-21
第4セット 25-17
でした。


ホームの試合という事もあり、各選手のモチベーションはかなり上がったのではないかと思います

ので、この波にのって連勝を重ねていって欲しいと思います。


あと4連戦。どれだけ進化していくのか楽しみです。



一方、新戦術の弱点も見えてしまった様に思えました。


相手チームから、セッター潰しをされるとガタガタになりそうです。アタッカーは沢山の代替え選手が

いますが、セッターは二人しかいません。しかも、中道選手になるとブロックの穴が出来きてしまい

ます。私が相手チームならば、徹底的に宮下選手を狙った攻撃をするという事になりそうです。 



宮下選手には、ぜひ それに負けないように気力、体力を鍛えていって欲しいと願います。

2014年8月16日土曜日

【バレーボール】WGP2014 予選 韓国戦 新戦術の進化状況

今日の韓国戦 勝てて良かったです。


さて、最近カウントしてみている サーブサイド毎の得点率を挙げてみます。


第1セット 日本サーブ 得点 日本6、韓国17. 得点率 日本26%、韓国74%
       韓国サーブ 得点 日本16、韓国8. 得点率 日本67%、韓国33%

第2セット 日本サーブ 得点 日本9、韓国17. 得点率 日本35%、韓国65%
       韓国サーブ 得点 日本16、韓国4. 得点率 日本80%、韓国20%

第3セット 日本サーブ 得点 日本7、韓国13. 得点率 日本35%、韓国65%
       韓国サーブ 得点 日本13、韓国12. 得点率 日本52%、韓国48%

第4セット 日本サーブ 得点 日本10、韓国17. 得点率 日本37%、韓国63%
       韓国サーブ 得点 日本17、韓国8. 得点率 日本68%、韓国32%

第5セット 日本サーブ 得点 日本5、韓国10. 得点率 日本33%、韓国67%
       韓国サーブ 得点 日本10、韓国3. 得点率 日本77%、韓国23%

(TV放送は最後が尻切れトンボになったので、第5セットは結果から試算しています)



私が勝手に想定している新戦術での狙い(相手より早く25点に達する)は、


相手サーブ時に70%以上の得点率、

日本サーブ時に40%以上の得点率


を安定して得られる様になる事。(これが出来れば25点対20点ぐらいで勝てる)



今回の火の鳥チームの結果をセット毎に見ると、


      第1セット  第2セット 第3セット  第4セット   第5セット

相手サーブ  67%    80%   52%   68%    77%

日本サーブ  26%    35%   35%   37%    33%


となっています。 



日本は第2,4,5セットを取ったのですが、攻撃に関しては第3セット以外はほぼ良い数字になっ

ています。 第2、第5セットでの攻撃は十分に機能していたという様に見えます。



一方、防御の方は全てまだまだです。日本サーブでの得点率があと5~10%(2~4点ぐらい)上が

ると安定して勝てるチームになりそうです。


その為にはサーブミスをゼロにする。戦略的サーブで相手を乱す。のが月並みですが、やはり一

番重要そうに思えます。



相手スパイクに対するブロックに関しては、エリツィン杯の頃に比べると格段に若手の動きが良くな

ってきている様に思います。 今回のキム ヨンギョンの様に、ブロックの上から打ってくるスパイク

は、ディグするしかない。でも、このシチュエーションはロンドン以前からもあった事なので、佐野選

手のノウハウが生かせるものだと思います。



数字概観からは上記ですが、新戦術としての狙いの攻撃行動の出来はどうでしょうか?


・特定の選手が点を取るのではなく、アタッカーを分散して使う。

 ⇒これは、かなり出来ている様に思えました。解説の竹下さんは当たっている長岡をもっと使えと
  
   いう事を言っていましたが、新戦術の習得と言う意味では、特定アタッカーに球を集めるという

   旧来のやり方ではダメという事だと感じました。


   苦しい時の木村選手、江畑選手頼み的な配球もあった様に思いますが、これも止める様にし

   ないといけないのでしょう。(多分 宮下選手に対して、苦しくなったら私に上げてくれたら良い

   よと先輩として声掛けしているのだと思いますが。。)




・4人以上のシンクロ攻撃を行う。

 ⇒これは、まだまだ出来ていないように見えました。前半はそういう感じの時もたまにありました

  が、苦しくなったり、後半では動きが止まりがちだったように思えます。

  竹下さんは、真ん中を多用したからサイドが生きたというコメントをされていましたが、これも旧

  来の考え方ではないでしょうか? 新戦術はあくまで、毎回シンクロ攻撃を狙うという物なのでは

  ないかと思います。その中でのアタッカー分散としての真ん中とサイドの使い方は竹下さんの言

  われるとおりですね。




・相手ブロックを1~1.5枚に分散する。

 ⇒これもまだまだの様に思えます。ただ、相手ブロックが完成する前にスパイクを打てているシー

   ンはかなり多くなってきていると思います。シンクロ攻撃と合わせて、もう一皮むければと思い

   ます。 

   ロンドンを目指していた時のチームでは、山口・井上、新鍋・大友のペアで色々なトリックプレ
  
   イをしかけていました。 今回 山口選手が全日本に入っているのは、そういうプレイも導入し

   て相手ブロックをかく乱したいという狙いのハズです。残念ながら、ペアとなる井上選手に相当

   する動きをする選手がまだ出来ていないので、山口選手の価値が半分以下になってしまって

   いると思えます。木村選手や石井・長岡選手と絡むトリックプレイが出来るようになれば、かな

   り面白いのですが。。



まだまだ色々と向上・成長していける事が多そうです。


この1か月でもかなりの成長が見えてきていると思います。


世界バレーに向けてチームのもう一段の成長が楽しみです。

2014年8月15日金曜日

【本】志 豊臣秀長伝  福永英樹 幻冬舎ルネッサンス

子供の頃から秀吉の話は好きでした。 


知恵と行動力と、無血勝利を目指したり、水攻めなどスケールの大きな発想、竹中半兵衛への三

顧の礼など、こんな物語の様な人が実在したなんて痛快!と思っていました。



まるで日本の三国志ですね。



ただし、素敵だなと思ったのは中国大返しまで。

それ以降については子供心にもなんか暗い話でイヤだなと感じていました。



大人になっても、大河ドラマなど戦国時代に関するものは興味を持ってみていました。


言葉としては、信長の楽市楽座の話や、天下布武、太閤検地、刀狩という言葉は聞いて知っていま

したが、それの目的は表面的な理解しかできていませんでした。



この「志 豊臣秀長伝」は、信長、秀長、家康が戦争の無い世界をどう作りたいと考えていたのか、

その志がどう繋って歴史を動かしていったのかが、とても納得できるストーリーで書かれていま

す。 読んでいて、”そうなんだ”と思わず膝を打つ思いでした。



秀吉は逆に、この志から外れた、コンセプト無き我欲の王との事。

これで、清州会議以降の暗い事などがスッキリ肚におちた気がします。



秀長を中心に描き出されたこの日本を変える思いは、江戸の200年に生きたとのだと思います。



幕末に日本を訪れた欧米人の旅行記を読むと、どの人も日本の自然の美しさに加えて、

「日本人は士農工商の身分制や貧富の差はあるが、各々の庶民の人々は皆 幸せそうに暮らして

いる。」と驚きを持って書かれていました。



江戸の下町の貧乏な家でも、清潔に整理されており、必ず花も育て愛でているという例も書かれて

いました。他のアジアの国や欧米と比べても、すばらしい国という印象です。



秀長の志が成し遂げた結果なのでしょう。



この本は、非常に読みやすく、読み始めると面白くてどんどん引き寄せられてしまいます。

娯楽としてもお薦めの一冊です。


私は三国志も好きなのですが、日本にに 趙雲子龍 にあたる肝っ玉と素晴らしい技、正義心を持

った人物は誰かいるのでしょうか? 三国志では一番好きな人物です。


そういう人の話もぜひ書いてもらいたいです。

2014年8月10日日曜日

【バレーボール】WGP2014 中国戦

まず、第5戦のタイとの試合は日本が勝ったとのこと。良かったですね。


私は第4戦の中国戦を先ほどTVで見ました。


今回も、サーブ毎の得点をカウントして見ていました。


第1セット 日本サーブ時 日本 2点、中国 14点 得点率 日本13%、中国88%
      中国サーブ時 日本 14点、中国 11点 得点率 日本56%、中国44%

第2セット 日本サーブ時 日本 2点、中国 13点 得点率 日本13%、中国87%
           中国サーブ時 日本 12点、中国 12点 得点率 日本50%、中国50%

第3セット 日本サーブ時 日本 7点、中国 16点 得点率 日本30%、中国70%
           中国サーブ時 日本 15点、中国 9点 得点率 日本63%、中国38%



第1、第2セットは全く話になりませんが、第3セットはそこそこの形になってきています。


日本サーブ時にあと2点取れれば良く、中国サーブ時にもあと2点取れれば、日本サーブ時40%、

中国サーブ時70%の得点率が得られます。これでセットを勝てます。


点数的にはもうちょっとの所という感じですね。



3セットを見ると、中道選手の時はまだコンビが合っていない様でした。宮下選手がセッターだと、山

口選手の得点能力がグンと引き出されていますし、長岡選手、石田選手もイキイキしている様に感

じます。サイド攻撃だけでなく、バックアタックやクイックも使おうとしているので、攻撃のバリエーショ

ンは増えています。



山口選手は宮下選手のアンテナまでしっかり伸ばすトスをもらえると、滞空時間を調節する時間差

が使えますし、コミュニケーションが取れているので、走る方向を引っ掻けるトリックプレイも出来ま

した。コンビ、トリックプレイはもっと、日本で出していって欲しいものです。この辺は、東レよりも岡

山シーガルズ的な動きなので、宮下選手の方が慣れているかもしれませんね。



やはり、Vリーグで慣れている山口=宮下、高田=中道 という組合せでの投入が理にかなってい

るようです。



非常に気になったのは、トルコ戦で見せたような相手ブロックを1~1.5枚化するという事は、あまり

成功していなかったように思えた事です。



アタッカー各選手の動きだしが遅くて、宮下選手からのトスを見て、中国ブロッカーが動いてもそこ

そこ間に合ってしまっている様に見えます。



そうなると、4方向からの攻撃パターンはあるにしろ、相手のブロックを割る事になりません。つま

り、新戦術の狙いが出来ていないという事になります。



一方、中国戦で良いなと思ったのは、レシーブの粘りが出てきている事。攻撃力はまだ発展途上で

すので、もっともっと、拾っていってチャンスを作れればと思います。



木村選手や新鍋選手、長岡選手、石井選手、そして忍者の片りんをやっと見せた山口選手、

スーパーレシーブの筒井選手と調子の上がってきている選手が増えてきていますので、これからが

本当に楽しみです。



2014年8月9日土曜日

【音楽・本】オーケストラ楽器別人間学 茂木大輔 新潮文庫

沢山のプレーヤーが楽器を合奏するオーケストラ。

著者はオーボエ奏者で且つ指揮者の方。



これは、外部からはうかがい知れないオーケストラの人々の性格を暴露してしまうと
いう危険(?)な本です。



ある楽器を選んだ人は、その楽器によって人格(性格)が形成されてしまうとのこと。



フルート:冷たさも軽みもそなえた貴族的エリート

オーボエ:ストレスに苦しみ、くよくよと細かい?

クラリネット:複雑さをひめた万能選手

ファゴット:愛すべき正義派

サクソフォン:1点こだわり型ナルシスト

ホルン:忍耐強い寡黙の人

トランペット:単純明快、やる気満々のエース

トロンボーン:あけっぴろげな酒豪、いつも上機嫌

テューバ:底辺を支える内向派

ティンパニ、打楽器:いたずら好きでクールな点的思考者

ヴァイオリン:陰影に富んだユニバーサルの人

ヴィオラ:しぶく、しぶく、「待ち」に強い

チェロ:包容力とバランス感覚にすぐれた、ゆるぎない人間性

コントラバス:泰然自若、唯我独尊

ハープ:夢見がちな深窓の令嬢



楽器の音の出方や、道具としての長所欠点、オケの中での役割などでこれらの性格が出てくる。

なぜ、そんな性格になるのかを一つ一つ詳しく、説明されています。



さらに、各パートの何処に座るか(トップかその横か)、第1ヴァイオリンか第2ヴァイオリンかなど、

で序列というか役割が決まってきて、それも性格に影響を与えるとのこと。



実に多彩な性格の人がいるので、オケの宴会などはきっと面白いんだろうな、、と思いました。



逆に自分の性格から、合う楽器を見つけられる 楽器別適性判別クイズも載っていますので音楽

に興味のある方は読まれると面白いと思います。


読み物としても、とてもユーモア溢れる面白い本でした。


これを読んでからオ―ケストラを見ると、色々な人間性も想像できて楽しいです。

2014年8月5日火曜日

【心と身体・本】指揮者の身のこなし ボクの音楽武者修行 小澤征爾 新潮文庫

テレビで「のだめカンタービレ」の再放送をやっていました。

録画して久しぶりに見たのですが、ギャグ満載で相変わらず楽しませてもらいました。



この「のだめ」に触発されて、小澤征爾さんの青春自叙伝を読んでみました。



小澤さんが24才で初めて海外に貨物船で渡って、コンクールに次々と優勝し、世界

の巨匠とつながって行った夢のような3年間の成功談。



「のだめ」の千秋先輩は小澤さんがモデルなのでしょうか?と思いました。



それはそれとして、この本で私が最も面白いと思ったのは、指揮の達人はスポーツ

や武術と同じで”力を抜く”という事を大事にしていたという事です。



関連する部分を抜書きすると、


「その指揮上のテクニックはまったく尊いもので、一口に言えば、指揮をしながらいつでも自分の力

を自分でコントロールする事ができるという事を教わったわけだ。言い方を変えれば、自分の体

から力を抜くということが、いつでも可能になるということなのだ。これはちょっと考えてみると、妙な

理論かもしれない。しかし実際に皆さんがおやりになるとわかると思うが、力を完全に抜ききるとい

うことが、どのくらいむずかしいことか、それはインドのヨガや、いろいろな健康法でも、ときどきこの

ごろ言われてきていることだ。力を抜くということ、自分の筋肉の力を抜ききる状態を作ることが、

指揮の一つのテクニックだとぼくは思っている。

 それと同じことを、言葉は変わっているが、シャルル・ミュンシュも言っていたし、カラヤンも、ベル

リンで僕に教えてくれた時に言っていた。だからここでもう一回はっきりと、ぼくは斉藤先生、あるい

は桐朋学園の音楽教室というものは、基礎的な面でたいへんすぐれているということを、身に染み

て感じた。


 中略  


 自分のことを言うようでおかしいが、僕はどんなオーケストラへ行っても、そのオーケストラが、あ

るむずかしい曲で合わなくなったり、アンサンブルがわるくなったりしているときに、ぼくの持ってい

るテクニックを使って、必ずみんなのアンサンブルを整えることができるという自信を持っている。そ

れはすなわち斉藤先生のメトーデによるものだ。それがオーケストラの方からみると、セイジの棒

は非常に明瞭だという答えになって現れるので、ぼくとしては、指揮するばあいに非常に有利な立

場に立つことができるのだ。」



なるほどね。

達人技の真理は 普遍性があるのですね。

2014年8月3日日曜日

【心と身体】自ら人体実験 うっかりミスや物忘れなどの防止

だんだん年をとってきて、仕事中でもうっかりミスをしてしまったり

人の名前を思い出せなくなったり、同時に2つ事を進める事ができなく

なったりしてきたなと感じました。



困ったものだ ボケ かな。。。。。と観念し始めたところ、 




「ビタミンで頭が良くなる」とのニュースが、英国の医学専門誌「ランセット」に

紹介されていたという話を聞き、ダメでもともとと毎朝1粒づつマルチビタミン錠

を飲み始めてみました。




すると、その日から仕事中のボンヤリや物忘れが無くなってきた様に感じます。



定量的な効果測定が出来ている訳ではありませんが、感覚的には昔に戻ったという

感じ。マルチビタミンのどの成分が効いているのかは分かりませんが。




元々が薬を飲むと、途端に効いてきたと思ってしまうタチなので、思い込みによる

プラシーボ効果かもしれませんが定性的には効いている気がします。



飲みはじめて半年以上。 



いつか長期休みの時に飲むのを一時止めてみて、本当にマルチビの効果か確認し

てみたいとは思います。

【本】わが身に危険が迫ってもこれだけは伝えたい 日本の真相 船瀬俊介 成甲書房

政府やマスコミが決して伝えない「隠された真実」を書いたという本。



以前からの原発安全神話、非核三原則の嘘、メタボ健診など政府広報・宣伝・マスコミ報

道に操られている事は沢山あると薄々感じている人は多いと思います。




身近な小さな事では、運動は20分以上しないと脂肪は燃えないという話。専門家の間で

は十年以上も前から嘘ということが常識となっていました。



大きな所では、アメリカ9.11のテロ。日本では、アルカイダの仕業という認識が強いと思

いますが、米国では80%以上の人はアルカイダが首謀ではない(軍産共同体やネオコン

が仕掛けた?)という疑念を持っているらしい。。。




世の中の広報や報道は シガラミマミレ なので、そこで隠されている事を生活者の視点

から食料から医療・建築まで100のタブーとしてこの本には書き出してあります。



特にショッキングだったのは、抗がん剤に関して。



厚生労働省の技官が、「抗がん剤が、がんを治せないのは周知の事実です。」「抗がん剤

は大変な猛毒物質です。それで死んでしまう方が、大勢いらっしゃるんですよね。」「抗

がん剤は大変な発がん物質です。それで新しいがんが発生してしまう方が、大勢いらっし

ゃる」と公言されているとこと。なぜ投与するのか?という問いには「抗がん剤を投与す

ると、10人に1人くらいに腫瘍縮小がみられるんです」それを”効いた”と判断して医

薬品[抗がん剤)認可するとのこと。



厚労省保健局の課長は、公のシンポジウムの場で、「抗がん剤は、いくら使っても、使っ

ても効かない。こんな薬に保険適用していいのですか!」と公言している。



医師たちも、抗がん剤の恐怖の真実を知っている。だから、自分や身内には絶対、抗がん

剤は打たせない。内外の271人の医者に「自分自身に抗がん剤を打つか?」と尋ねたら、

270人が「断固ノー」だった。又、抗がん剤を患者さんには打ちまくってきた東大医学

部の教授4人が、自らががんになったら4人とも抗がん剤拒否で、食事療法で治したとい

う、笑えないエピソードもある。


とのこと。



又、住宅建築での高気密高断熱神話の嘘や、ビニールクロスや建材によるシックハウスの

実態などは、私自身も前から興味を持って調べていていたのでかなり共感しました。



この本自体も鵜呑みにしてはいけなく、本当なのかと各自が調べ・検証して判断していく

必要があると思いますが、自ら実感していない「世間の常識」はまずは疑ってみるという

事が重要そうです。



そいういう意味で、色々な視点を与えてくれる一冊です。

2014年8月2日土曜日

【バレーボール】WGP予選 トルコ戦  新戦術(MB1/MB0)の効果

BS放送のWGPの日本初戦を見ました。



新戦術(MB1/MB0)は攻撃力を上げて、相手より早く25点を取るという事ですから、

こちらの攻撃から始められる相手サーブの時と、こちらは守りから始まる日本サーブの時

の得点率に、狙い通りに出来たのかという結果が現れると思います。



そういう目で試合を見ていました。トルコには3-0で負けましたがその中身は、



第1セット トルコサーブでは 日本17点、トルコ10点で日本の得点率63% トルコ 37%
      日本サーブでは 日本10点、トルコ19点で日本の得点率34%  トルコ 66%


第2セット トルコサーブでは 日本15点、トルコ9点で日本の得点率63%  トルコ 37%
      日本サーブでは 日本4点、トルコ16点で日本の得点率20%   トルコ 80%

第3セット トルコサーブでは 日本12点、トルコ12点で日本の得点率50%  トルコ 50
      日本サーブでは 日本9点、トルコ13点で日本の得点率41%  トルコ 59%


でした。 (トルコサーブ時の得点率と日本サーブ時の得点率を足して100%を超えたチー

ムがそのセットを取ります。ゲームに見とれていた部分もあるのでカウントミスあるかも

しれません。)



新戦術(MB1/MB0)の思想でいうと、相手(トルコ)サーブ時に70%以上。日本サーブ時に

40%以上の得点率を得て勝つというのが在るべき姿かと思います。 



 今回の試合を見ていると、



①相手サーブ時での得点率がまだまだ足りません。


解説の吉原さんも言われていましたが、相手のブロックを1~1.5枚に抑えるという狙いは

達成できていたと思いますが、それでも十分に得点力に結びつけられていない様です。



ラリーにしないで1発で決められる攻撃力をアップする必要があります。ブロックアウト

でも良いのです。




②日本サーブ時での得点率 第3セットは40%超えが出来ました。


今回の主因は、サービスエースが何本も出た事によります。攻めのサーブは重要ですね。


本来は、日本のレシーブ力で相手の攻撃に耐えて反撃するはずですが、ブロック力が落ち

ているので、総合的なレシーブ力も落ちています。ワンタッチ又は球筋を狭めるだけでも

良いので ブロック強化はまだまだして欲しいです。




エリツィン杯の時よりは、新戦術(MB1/MB0)は形になりつつある様に感じました。


まずは、サーブと1枚ブロックへの攻撃方法をもう一工夫出来ると得点力短期向上になる

のではと思いました。あとはミスの極小化ですね。



まだまだ改善すべき点がこんなに沢山見えるという事は、強くなれる可能性が沢山ある

という事ですので、チームの成長が楽しみです。