2014年8月2日土曜日

【バレーボール】WGP予選 トルコ戦  新戦術(MB1/MB0)の効果

BS放送のWGPの日本初戦を見ました。



新戦術(MB1/MB0)は攻撃力を上げて、相手より早く25点を取るという事ですから、

こちらの攻撃から始められる相手サーブの時と、こちらは守りから始まる日本サーブの時

の得点率に、狙い通りに出来たのかという結果が現れると思います。



そういう目で試合を見ていました。トルコには3-0で負けましたがその中身は、



第1セット トルコサーブでは 日本17点、トルコ10点で日本の得点率63% トルコ 37%
      日本サーブでは 日本10点、トルコ19点で日本の得点率34%  トルコ 66%


第2セット トルコサーブでは 日本15点、トルコ9点で日本の得点率63%  トルコ 37%
      日本サーブでは 日本4点、トルコ16点で日本の得点率20%   トルコ 80%

第3セット トルコサーブでは 日本12点、トルコ12点で日本の得点率50%  トルコ 50
      日本サーブでは 日本9点、トルコ13点で日本の得点率41%  トルコ 59%


でした。 (トルコサーブ時の得点率と日本サーブ時の得点率を足して100%を超えたチー

ムがそのセットを取ります。ゲームに見とれていた部分もあるのでカウントミスあるかも

しれません。)



新戦術(MB1/MB0)の思想でいうと、相手(トルコ)サーブ時に70%以上。日本サーブ時に

40%以上の得点率を得て勝つというのが在るべき姿かと思います。 



 今回の試合を見ていると、



①相手サーブ時での得点率がまだまだ足りません。


解説の吉原さんも言われていましたが、相手のブロックを1~1.5枚に抑えるという狙いは

達成できていたと思いますが、それでも十分に得点力に結びつけられていない様です。



ラリーにしないで1発で決められる攻撃力をアップする必要があります。ブロックアウト

でも良いのです。




②日本サーブ時での得点率 第3セットは40%超えが出来ました。


今回の主因は、サービスエースが何本も出た事によります。攻めのサーブは重要ですね。


本来は、日本のレシーブ力で相手の攻撃に耐えて反撃するはずですが、ブロック力が落ち

ているので、総合的なレシーブ力も落ちています。ワンタッチ又は球筋を狭めるだけでも

良いので ブロック強化はまだまだして欲しいです。




エリツィン杯の時よりは、新戦術(MB1/MB0)は形になりつつある様に感じました。


まずは、サーブと1枚ブロックへの攻撃方法をもう一工夫出来ると得点力短期向上になる

のではと思いました。あとはミスの極小化ですね。



まだまだ改善すべき点がこんなに沢山見えるという事は、強くなれる可能性が沢山ある

という事ですので、チームの成長が楽しみです。


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