2014年7月28日月曜日

【心と身体】自分を生かす古武術の心得 多田容子 集英社新書

いわゆる武術的動きに関する書物は多いですが、当たり前ですが

大抵は武術家が書いています。



武術でもスポーツでも,、身体を使う時には身体意識が非常に主要な

ファクターになりますが、物理的な量とは違う内面の意識は人に

なかなか伝えにくい物の様です。




色々な人が色々な表現をしていますが、特殊な感覚なので一般の他人

が文字だけでは理解しがたい物があります。そこが、神秘的で面白い

という面もありますが、、、




著者の多田さんは、居合や手裏剣術などを修行・研究している

女性ですが、本職は時代小説家の方。



だから、内面の意識をちゃんと表現できるプロなのです。




修行の中で、色々気づかれた事を 本当に分かり易く、そして

誤解無く書いておられます。この本で、改めて ああそういう事

だよねと思う事が幾つもありました。



こういう方が、居られる事は非常に貴重だと思います。



小説も早速読んでみたいと思いました。


0 件のコメント:

コメントを投稿