2019年12月21日土曜日

【防災】NHK体感首都直下地震ウィーク パラレル東京 (感震ブレーカー)

12月の第1週。NHKが体感首都直下地震ウィークと名打って、発災から4日間のドラマを4日間かけて放送するという事がされました。

番組自体については色々書きたい事がありますが、かなりリアリティを感じさせるドラマになっていた事と、生きるためのヒントという番組も直ぐその後の時間に放送され、家庭でできる具体的な防災行動や準備についての教育という感じになっていました。

沢山の事をまとまって、各事項のつながりを見せてくれながら説明してくれるので、暮らし方の見直しレビューにはありがたい番組でした。


早速 我が家の防災強化として感震ブレーカーと感震ライトの設置をしました。


感震ブレーカーは市でも住宅過密地域向けには、無償で配布をしている事を知りました。残念ながら我が家は対象外地域。

ただ、無償で配られる物は、簡易型の重り式などの感震ブレーカーのみ。

でも、重り式等の簡易感震ブレーカーは地震が起こると直後にブレーカーを落としてしまうので、真夜中に地震になったら頭を守って地震に耐える最初の数十秒に対して、真っ暗闇で対応しろ。地震が過ぎて、部屋や家から脱出や点検をする時も真っ暗闇からスタートせざるを得ない事になりそうです。

チラシを見ると小さな字で懐中電灯等も用意する事と書いてありますが、大震災で物が吹っ飛びまわっている状態で手探りで懐中電灯を探せるのか?という疑問があります。


配電盤に組み込み、地震発生後3分たってからブレーカーを落とすという良さそうな機能の物も売られていますが、それらは電気工事が必要で資格を持った人につけてもらう必要があり、どうしても高いものになってしまいます。


迷いましたが、空いているエアコン用コンセント(アースがついている)に、後付けで刺せるタイプ(地震が起こったら疑似漏電を起こしてブレーカーを落とす)で発災後3分後に落とせる物をネットで購入しました。これは、自分で取り付けられるし、価格も1万円強ぐらいで買えます。

又、同時に 乾電池式の感震ライト も必要な部屋の数だけ購入しました。こちらは数百円/個。 コンセントに刺しっぱなしの充電式というものが沢山売られていますが、コンセントに刺しっぱなしは内臓されている充電池の寿命で、たぶん数年で装置ごと買い替える必要があると考えました。


又、感震ライトは真夜中に発災+停電(ブレーカーが落ちるのではなくて、外部からの電気が来なくなる停電)で真っ暗になる状況でも、部屋の中の状態や緊急に行動すべき避難ルート等が見える様にしなければなりません。その為には、ライトの位置はなるべく高い位置にあるのがより光が回りやすい事と、転倒物で覆われないという2点で望ましいと思います。コンセントに刺しっぱなしの場合、コンセントはたいてい壁の下のほうに付いていますので、ライトの位置も必然的に低くなり非常時に十分働かないという事も予想できます。

乾電池式ならば、年に1度 点灯テストし、電池がヘタッていれば電池だけ取り換えれば良いので装置の買い替えは不要です。取り付け位置も柱や壁の高い位置につける事ができます。また、ホルダから取り出せば、普通の懐中電灯としても使用できます。

NHKでは感震ブレーカーの話は何度も出てきましたが、感震ライト等の話は殆ど強調されませんでした。(市の無料配布のチラシなどでも同様です)


建物火災の数を減らしたいという行政視点での放送や施策なのだなという感じを強く受けました。被災者視点は弱いかも。


情報の鵜呑みはせずに、自分でイメージしてみるという事が重要ですね。

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