2020年10月9日金曜日

【生活】趣味のボランティア

 新型コロナの関係で、在宅リモートが多くなりました。

運動不足+ちょっと窮屈な感じの生活ですが、オンライン生活ならではの楽しみもだんだん見つけられるようになってきました。


前にも少し書きましたが、その一つがずっとやらなくっちゃと気になっていた「ボランティア」活動。


災害でサッと動いて助けに行くボランティアの人の活躍をニュースなどで見ると、自分もしないといけないのではないか。と焦りに似た思いが起こります。 頭では、行けば良いんだと分かっていても、その一歩がなかなか踏み出せない状態がずっと続いてきました。


でも、たまたま 国立天文台が市民参加のボランティア(ゲーム?)のGalaxy Cruise というのをやっている事を知り、参加を始めました。


すばる望遠鏡で撮った非常に沢山の遠方にある銀河の形を分類するボランティア。


きっと、人間が分類したデータを教師データにして、ディープラーニングにつなげてゆくのでしょう。自宅のパソコンで、参加できるボランティアです。


小学生の時には、アポロの月面着陸をテレビで見て大興奮し、宇宙大好き少年でした。

しかしその後数十年。宇宙とは縁遠い生活をして、その気持ちをすっかり忘れていました。


でも、このボランティアで 又 宇宙に興味がモリモリと湧いてきました。趣味の事をしながら、ボランティアにもなるという一石二鳥です。



分類の為に次から次と出てくる銀河の画像を見ていると、本当に多様な銀河がある事を実感します。


これらが、CGではなく実在の実写という事に深い驚きと感動を感じます。



「天の川が消える日」 (谷口義明著 日本評論社刊) を読むと、銀河も時間共に変化していく様子が良くわかりました。


星を生み出しつつある若々しい渦巻銀河や、もう老成の域にある楕円銀河など。又、銀河と銀河の衝突でにより、ゆがんだ銀河にも沢山 すばる望遠鏡の画像で出会います。


宇宙と言うと、暗く広大な真空空間にポツンポツンと星があるのが当たり前。天の川も空にあるのが当たり前。という様に思って生きてきましたが、それらは たまたま現時点の地球の周りはそういう環境だという事。人間の感覚では悠久ですが、宇宙の感覚からするとどんどん変化が起こりつつある途中らしい事を知りました。


とても具体的でショッキングなのは、40億年後ぐらいにはアンドロメダ銀河が天の川銀河と衝突になっていて、その時代に夜空を見上げると 非常に大きくアンドロメダが迫っていることが肉眼で見えるようになる。その後 衝突が終わると もしかしたら夜空は曇り空の太陽を見るみたいな感じになってしまうかもしれないとの事。


ネットで「アンドロメダ 衝突」と画像検索するとNASA等が作った沢山の予想図が出てくると思います。



今まで、言葉の上では ダークエネルギーや暗黒物質、アインシュタインの宇宙項などの単語は知っていましたが、全然 自分とは関係のない世界と思っていました。

でも、宇宙の実際の銀河の多様な状況を見ると、それらの言葉にも違和感がなくなりました。


ちょっと人生観も変わった気がします。


趣味のボランティアでも。一歩踏み出すと、新しい世界が見えるなあ と思いました。

面白いです。

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