2021年3月22日月曜日

【縄文・本】いつでも、どこでも 縄文・室内陶芸 吉田明 双葉社

 縄文土器はこうして作ったのでは。陶芸家の吉田氏が色々試して納得の方法が。


日本の各地で発見されている縄文土器。


それらは、どう作られていたのか?


実際に彼らが入手できる材料で作ってみて分かったという画期的技法、その知恵に驚き。沢山の写真を交えて、作り方を示してくれる面白い本です。



・縄文土器は どんな土でも作る事が出来る。


・特別な道具もいらない。


・誰でも作ることができる。


・どこでも焼けて失敗しない。


・どんな大きなものでも焼ける。


そして、

・土器で調理した料理は、味がまろやかで美味しくなる。



縄文土器から、当時の人々の工夫・知恵と暮らし方が伝わってくる様に思いました。



どんな土でも砂を混ぜる事で、割れずに焼ける様になる。

土器は、窯が無くとも、焚火などの擱きを中に入れる内焼で、家の中でも焼ける。

型を使えば、簡単に作れて、一日で作り上げる事も可能。

灰をうまく活用すれば良い加工ができる。乾燥も効果的に出来る。

尖底土器も、灰の上に置いてクルクル回しながら作っていけば ろくろ いらずで作れる。



やっぱり 「縄文時代」は未知の魅力に溢れている気がします。

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