安田さんは、テレビのコメンテーターに出ておられるのを見ていて、しっかりされている人だなと思っていますた。
たまたま、この本を見つけて 読んでみました。
戦争や紛争によって実家を破壊され、国を脱出して、身寄りもなく日本に来ている難民の人がかなりおられる様子。
それらの方々が、慣れない日本で苦労しながら生きている状況を、安田さんが訪ねて、各々の故郷の家庭料理を作ってもらい、それを一緒に食べながら、日本に来ざるを得なかった経緯や、来てからの日本での状況を聞くというルポになっています。
とても、悲惨な人生を歩まれてきている方ばかりですが、安田さんの寄り添う姿勢が引き出したのだと思う素晴らしい笑顔の写真の方々です。
人間、どんな苦しい事、悲しいん事がある状況でも、生きる強さを感じられるお話と写真です。
日本の入管が大変に酷い対応をしていることは、昨年の事件でも公になってきていますが、この本を読むと世界的に見ても、異常な対応を日本はしている事が良く分かりました。
政府にも官僚にも、「人権」という意識が本当に低い国だという事に、怒りと悲しみを感じます。
世論と選挙で変えていかなければなりません。
難民の何名かの方は、日本で祖国の料理や飲み物のお店を小さく開いている方々もおられることを知りました。
今まで私は、街でアジアや中東のXX料理 というお店を見ても、単なるレストランのバリエーション程度にしか思っていませんでしたが、もしかしたら難民の人が必死に開いている店の可能性もあると思うようになりました。
私にできる小さな事として、今後 そういう各国料理で「外国人」の方がやっている店を見たら、そこへ食べに行ってみようと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿