私は2010年の世界バレーから女子バレーを見だしました。
近くにVリーグの試合があると体育館に見に行くこともあります。
先日の、久光と岡山シーガルズのファイナル戦も見てきました。
そして、山口選手を見ると いっつも感心します。
ボールの動きに合わせて、コートの中を本当にクルクルと動き回るのです。
セッターの宮下選手の周りをグルリと270度 回りこむなど、柔軟かつ
瞬間切り替えスイッチの様な動きです。
こんな動きのできる選手を私は見たことがありません。
相手チームから見ると、何がなんだか分からないと思います。
ロンドンオリンピックの色々な試合での、井上香織選手とつるんだトリック(コンビ)攻撃
なども、芸術的だと思いました。
コートにいるメンバーが各々役割分担を持っているというオーソドックスなバレーではなく、
6人の選手が各々 何をしでかすか分からないという動きができれば、日本は武器を持て
ると思います。
海外のチームから山口選手は「忍者」と呼ばれていましたが、本当にそういう感じです。
現在コンビバレーは大抵2~3名の選手で動きの技が多いと思いますが、もっと複雑な
動きを突き詰めていく解があるのではないでしょうか?
日本人の気質にもあっているような気がします。
普通のパワーバレーの戦いでアメリカ、ブラジルに勝てると思えません。
松平監督がミュンヘンに向けて当時 色々な新技を開発したように、眞鍋監督もきっと何か
考えているのかと推察します。
だから、2014年 全日本に山口舞選手が復帰したのだと思います。
山口選手はそういう新戦術を生み出すベースになってくれるのではないかと、期待しています。
尚、ファイナル戦では、マスコミは栗原選手の活躍を報道していますが、現実のポイント源は
山口舞選手でした。
久光は、サーブやスパイクの狙いを栗原選手に集中する事で、岡山がAパス(セッターへ良い
ボールが返る事)が出来ない様に翻弄していました。
スタメンに栗原選手が出たらそこを狙え、という中田監督の作戦だったのだと思います。
それが、効を奏した という様に見えました。
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