昔の里山の木立の道を残しているような場所で、落ちをの引きつめたような土の道が
ずっと続いていくな遊歩道。
笹林や木立の中の峠道。木や土や草の匂いに満ちていて、ここはもしや古代や中世の
日本か? という雰囲気の道。
でも、15分歩くと普通のアスファルトの市街地になってしまい、民家やカフェの店
が隣接している。電車の駅も眼の前。
そういう意味では不思議な空間です。
今日は秋晴れの気持ちの良い日なので、その遊歩道を久しぶりに歩いていました。
木立が風に揺れる音だけが響く静寂の中で、ふと道の先を見ると小さな木橋の向こうの
路から、黒くコロコロした狸が道を歩いている事に気が付きました。
狸の方もこちらに気づいた様で、一瞬 立ち止まってこちらを見て、サッと脇の竹林に
走り去って行きました。
14年前、この土地に引っ越してきた時には、緑が多い地区でバス道の脇には「ムジナ
に注意」という看板が幾つも立っていました。
でもこの5-6年でどんどん開発が進み、林は伐採されてマンションが乱立。「ムジナに
注意」の看板もすっかり見なくなってしまいました。
とても寂しく、可哀想な気持ちでいましたが、今日 ここで姿を見れて、こんな所で生
き伸びていてくれた事にホッとしました。
動物の生活圏を次々に奪っていく人間は、本当に地球上の悪魔的な生物と感じます。
人間は、人間の価値観の世界しか見えなくなっていて、自分達も自然の動物の1種なん
だという意識がなくなっている様に思います。旧約聖書のバビロンの塔作りがまだ続いて
いるという事でしょう。
なんとかしなくちゃという思いだけが空回りする気がします。
人間の本性が変えられないならば、地球を守るためにも、宇宙などの新しいフロンティア
に人類のにエネルギーと覇権の気持ちを誘導していく必要がある様に思えます。
無限地獄の気がして、それが根本解決策とは思えませんが。。。それが現実?
0 件のコメント:
コメントを投稿