朝ドラ「あさが来た」で出てくる五代がとても魅力的な
人物なので、この本を読んでみました。
史実では、五代と広岡浅子(あさの元となった人物)
との関係はあまり強いものではなかった様ですが、
五代という人物像は朝ドラで描かれている者にかな
り近い魅力的な人物の様です。
薩摩藩に生まれて、勝海舟などがやっていた操船訓練
所で操船や、外国人・外国文化・外国語・国際事情を
学び、国際貿易や海外からの有益な技術・機械、先進国
の社会のしくみの導入、経済振興などを、大久保氏や
坂本氏など維新の主要メンバーと連携しながら理想に
燃えて進めて行ったようです。
大阪という地には、格別の思い入れがあって大阪を
日本の大商業都市に育てようと志して、実際に幾つも
の事業を起こしながら、道筋を付けて行ったとのこと。
50才前後で亡くなっているのですが、太く短く生きた
というドラマチックな人。
この本を読んでからは、自分自身の仕事上の課題などを
考える時、もっと大胆な、もっと大きな解決方法は
無いか と自問自答を始めた自分に気が付きました。
生き様が、他の人に影響を与えるという事ですね。
妾も沢山作って、そういう面での弱点もあった様
ですが、優しさも大きかった様子。
海外に強くて、負けない日本を作りたいというのは
後の白洲次郎などにも通じる流れに思えます。
とても面白く魅力的な本です。お薦めの一冊です。
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