2016年11月15日火曜日

【本】僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。 出雲充 ダイヤモンド社

最近、ネットでニュース等を見ていると
「ユーグレナ」の広告を本当に多く見か
けます。

ユーグレナ 日本名ではミドリムシ。

美容系の雑誌などでも、この数年良く
名前を見ます。

東大発のベンチャーで、ミドリムシの
油を搾ってジェット機の燃料にもして
しまおうという記事を読んだ事もあり
ます。

この本は、ベンチャー企業の株式会社
ユーグレナ社長の出雲さんの想いと
経緯が書かれています。

学生時代に最貧国バングラディッシュ
を訪問して、バングラの「飢餓」問題
は乾パンを送っても解決できない。
バングラは山ほどコメが取れるが、
それ以外の健康に必要な栄養素が不足
している。

国連がやる乾パン支援の飢餓対策で
は解決しない、

「飢餓」にはこういう形もある事を
知ったとの事。

それを解決するには、どうしたら良い
かをずっと悩み、探している中で、
豊富な栄養素を、光合成で作り増殖す
るミドリムシに行きついたとのこと。

ミドリムシの大量培養が出来れば、
食料や燃料、二酸化炭素問題を解決
できるというのは、1989年に既に
大学教授により提唱されていて、
大量培養も何人もの研究者が研究
したが成功せずに、お蔵入りにな
っていたテーマだった事を知った。

そこからは、親友の研究者と2人3脚
で、成功を念じて、信じて、がむしゃら
に突っ走って。 世界発 成功した
とのこと。

その過程では、本当に様々な方々の
応援・支援を受けて何とか危機を切り
抜けて、今があるとのこと。

出雲さんの、純粋な願い=夢が、
非常にポテンシャルの高いミドリムシ
という素材と組み合わさって、周りの
人を巻き込んで行った様子が良く分か
りました。

広告を見ると、美容やサプリメントと
いうイメージが強いですが、株式会社
ユーグレナでは、本気でバングラの
飢餓をミドリムシで対策しようという
行動もされつつあります。

こういう、人類や地球を救う想いと
活動。チャンスがあれば、私もぜひ
参加したいと思いました。

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