2017年6月9日金曜日

【音楽】癒す力

この2週間ばかり、プライベートや仕事でストレスの溜まる事が続き、すっかり疲れた倦怠感を感じながら、帰宅の電車に乗っていました。

通常は、本を読んでいるのですが、今日は文字を追うのもシンドイ心境。

ふと、心地良い音楽が聴きたくなりました。

ユーチューブで心が思いつくままに選曲しました。

クリストファー クロスの「ニューヨーク シティセレナーデ」。

聴いているうちに、心身の重しがいつの間にか取れているのに気が付きました。

続いて、イングランド ダンとジョンフォードの「キープ ユア スマイル」。
乾いたサウンドが元気を引き出してくれました。

〆は、八代亜紀の「おんな港町」。
どうしてこの選曲になるのか自分でも分かりませんが、独特の絶妙な八代節に感動。

きっと、過去の自分の楽しい記憶と結びついている曲達だったのでしょう。

人それぞれに、こういう自己回復できる音楽がきっとありますね。

音楽の力。改めて見直しました。

2017年6月6日火曜日

【本】きずなと思いやりが日本をダメにする 長谷川眞理子 山岸俊夫 集英社インターナショナル

社会心理学者と進化生物学者の対談本です。

最初にこの本を読むと、世間知らずの学者が好きな事を言っている と思う人もいるかもしれません。
でも、読み返して見ると 実はそうだったのか と感じさせる内容の本です。

気になった点をいくつか書き出してみます。

・「おばあさん」がいるのは人間だけ。

ヒト以外の動物では、繁殖能力の無くなったメスはその時点で寿命を迎えるのが通例。

ヒトは脳が大きいので、小さい未熟児の内に産む必要がある。(本当なら妊娠期間3年が妥当らしい)

ヒトは未熟児の上に、成長に時間がかかる生き物で、子育てに非常に手間がかかるので、母親一人で育てる様には出来ていない。
「おばあさん」や社会を含めて共同繁殖をしていく生き物。

つまり、”母性が足りない”とか政治家が良く言うお説教は意味を持たない。もともと、ヒトの子育ては「母性だけでは全く足りない」のだから。

政治は説教ではなく、共同繁殖できる仕組みを作るべき。

海外では、妊婦に話しかけ、激励し、安心させる役割の人がいる事があり、その人が付くだけで正常分娩率が一桁良くなる。

・少子化の原因
ヒトの一生のエネルギー分配は「自己投資」「配偶者選択」「子育て」の3つに分けられ、現代は女性の活躍の場が増え、自由恋愛も理想の相手を探したいとなっている。
となると、「自己投資」「配偶者選択」にエネルギー分配が多くなり、「子育て」に振り向けるエネルギーは少なくなる。
又、「子供のペット化」も起こっている。

今の官僚、政府、政治家は「心でっかち」の話ばかりしている。スローガンや説教ばかりを言っていて、それで問題が解決する様な事を言う。

彼らがしなければならないのは、お説教ではなく制度設計。

1950-60年代は、日本人の出生率は4ぐらいあり、人口爆発になりそうだった。それを止めるために当時の官僚達は「移民の奨励」「2DK住宅の普及」を進めた。

団地で家電製品に囲まれて暮らすのが文化的と宣伝し、ブームを作ってあっという間に出生率は2へ下がった。

お説教ではなく、こういう制度設計で現実を変えていく事が必要。

・脳はコンピュータとは異なる。
良く脳をコンピュータに例えて、何にでも対応できる万能の物を様に言う人がいる。

でも、脳はヒトの臓器の一つで、進化の過程で当時のヒトの直面した課題への対応する能力を獲得して来ているだけで、万能ではない。

その脳には、進化の過程で埋め込まれている(プログラミングされている)事がある。

ー「心の理論」
 相手には自分と同じ様な心があると仮定してして
 つい考える。
 人間社会はこれにより”心の読み合い”をお互いに
 する事で一種の安定状態を得ている。

ー「共感する力」
 相手の痛みをついシミュレートしてしまう。
 だから、いくら怒っても相手を思いっきり殴れない。
(このプログラムが壊れている人も世の中にはいて、
 残忍な事を平気でしてしまう)

ー「利他行動」
 集団生活をする事で、ヒトは生き延びてきた動物な
 ので、互恵的な本能がある。
 同時に、裏切り者を探知する高感度の本能もある。
 裏切り者を見つけたら、集団から追い出す。

ー「他人の眼」
 他人が自分をどう思うか考えてしまう。
 他の人と相対的に考えたり、先を考えたりして
 しまうので、絶望したりする。
 チンパンジーは絶望しない。

ー「集団内の空気を悪くしたくないと考える」
 日本の文化は「和」ではなく、ネガティブな協調性
 で事を荒立てない。荒立てると損する環境にある。
 日本の社会は いい子 を強制される。ビクビク系文化。

 でも、文化は環境で変わる。終戦の時は、1日で皆の
 言う事、考え方がひっくり返った。

 それも分からずに、「気配り」は日本の文化伝統など
 と本気で信じている人がいる。

ーヒトが理屈抜きで守ろうとする道徳律 
 <すべし/するべからず>
   ケア/危害
   公正/欺瞞
   忠誠/背信
   権威/転覆
   神聖/堕落
   自由/抑圧
 以上が進化の過程で刷り込まれている道徳律。

 これに、グローバル化の現在は、
   平等/差別
 が必要になっている。
 
数百万年の間で生き延びて、進化してきた脳のままで、この短い期間で何もかも変わってしまった現代の環境を対応しているというのが現実の姿。

そこを、よく認識すべし。

という感じ。

ヒトには刷り込まれている心の動き方があり、それに動かされているという事を知りました。

言われてみれば、凶悪犯なども肉体的には大したことは無くとも、「残忍な事が平気で出来る」という事だけで、周りに恐怖を与えるという事を納得できました。
 

2017年5月27日土曜日

【自ら人体実験】ビタミンCのメガドースその後2

ビタCを飲み続けていて、新たに実感した事があったので、書いておきます。

もう夏?? と思わせる高い気温の日々が始まりつつあります。

そうなると、冷房が至る所で動き出す。

先週、久しぶりに新幹線に片道4時間も乗る出張に出たのですが、そこで自分の身体の変化に気が付きました。

私は寒がりで、今までは夏でも長時間の新幹線に乗る時は上着が手放せませんでした。
いつも、人より1枚多く着込んでいる感じでした。

先週の出張時は、つい上着を忘れて家を出てしまいました。
その前日までは真夏日の様な気温だったのですが、その朝は気温も低く、新幹線の駅まで行く通勤電車に乗っている人はほぼ100%上着を着ていました。

これはヤバイかも、、と思いつつ、家に引き返す時間余裕が無いのでそのまま新幹線に乗ったのですが、意外と大丈夫という自分に気が付きました。

これは、今までの自分ではなくて、温度に対する抵抗力がついているという実感です。

寒暖に対する体温の調整能力が高くなっているという事でしょうか。

面白いものです。

2017年5月23日火曜日

【北朝鮮】原発とミサイル

北朝鮮のミサイル試射が本当に常態化しつつあると思います。

又、確実に制御と命中精度を上げてきているのも確かな様です。

核爆弾や核弾頭という言葉も沢山聞く様になりました。

安倍首相はサリンを弾頭につけて、、などという国民の恐怖心だけを煽り立てる事を言います。(サリン弾頭は軍事的には殆ど効果が無いというのが専門家の話の様です)

トランプ大統領は、核実験とICBMはレッドラインだ と線引きをしています。

一方で、日本では凍結されていた原発を再稼働させ始めました。

北朝鮮から見たら、トランプのレッドラインなど越えなくても、日本の原発を狙ったミサイルを多数打てば、原爆を落としたと同様の効果を日本に及ぼす事が可能になったと考えているのではないでしょうか?

原発再稼働は即止めて、核廃棄物や核燃料はトラブルに巻き込まれない保管に移す事が、国民を守るという行動になると思います。

防衛ミサイルをいくら拡充しても、全てのミサイルは迎撃できないのですから。

2017年5月20日土曜日

【定年再就職】見えてきた事

2月で定年を迎えました。

定年になって初めて実感した事が幾つかありました。

なってみて感じるのは、サラリーマンには転機であり、解放点であり、窮地でもあるという事。

今の世の中、年金が出るのはまだまだ先なのに、会社に再雇用で残ったとしても「ハイ あなたは来月から給料 ○分の1ね」と当たり前の様に言われてしまう。

社外で再就職しようとしても、シニアでは就職先の業種が本当に限られてしまい、どこに行っても再雇用とあまり変わらないか、それ以下の給与水準の提示しかない。

生活はどうする? 残りの人生はどうする?年金だ、税金だ、なんだかんだと一度に厄介な選択を沢山迫られる。

大変です。

私の場合は、基本モットーが「変化はチャンス」と考えているので、定年を機に残りの人生にに寄与して、自分としてもやりがいを感じられる新しい世界を切り開きたいと考えました。

ただ、定年の実感と焦りが出てきたのは、昨年の10月から。
あまりに、ボヤボヤしすぎていたのかもしれません。

自分の会社人生の履歴棚卸をして、書き出してみると、最初の7年ぐらいは品質関係の仕事、残りは商品企画とマーケティング、新規事業開拓などばかり。

リクルートやパソナ、産業雇用安定センターなどの相談員の人にも会いに行ってみると、「商品企画や新規事業の関係は、若い層しか求人ないですよ~」と一刀両断されてしまいます。
自分でも、もし新規事業を起こす時はきっと若者を集めるだろうなと思うので、そうなんだろうな、とある面納得。

私の場合、何十年もメーカーの仕事をしてきて、それなりに面白くはあったのですが、ずっと感じていたのは、もっと、ストレートに社会の為になる事を生きている証としてやってみたい。という気持ち。

そこで、難民や貧困層を支援するジャンルで仕事を探していきました。

国際支援をする国連の関連の仕事、JICA関連の仕事、私企業だけどそういう価値観で仕事をしている会社。などなど。

国際貢献に関しては、国際協力キャリアサイトへの登録やJICAの講演会等にも参加してみました。

国連関連の日本機関や、JICA、食料支援をビジネス化しようとしているベンチャーなどの職員募集に応募しました。

とにかく色々やってみて、就職応募に対する各組織の対応の仕方が本当にバラバラなのが良く分かりました。

キチンとした会社は、応募を受けた連絡と選考の合否の連絡をしてくれます。

この数年急上昇しているベンチャーのユーグレナ。
この会社は、高機能食品などで沢山名前を見る様になりました。
でも、会社の発足の狙いは、栄養満点のユーグレナを用いて、アジアの栄養不足児童を救いたいという事。

コンセプトに共感したので、応募してみました。
結果はNGだったのですが、その対応の良さには本当に感動しました。

応募受付連絡だけでなく、いつ頃選考が行われるのか、結果連絡も非常に丁寧です。
すっかりこの会社のファンになってしまいました。
こういう対応が出来る会社は、仕事の質も良いだろうと思いました。

逆に、ヒドイと思ったのは、国連活動に関連する日本の組織。私の好きな人物がその活動の日本大使をしているし、世界の困窮者に緊急支援をする重要な活動なのですが、その日本NPO法人は応募の受付連絡も結果連絡も何もありません。

JICAなどは募集時に、採用の時だけ結果連絡しますと明記されているので、納得は出来ます。

ですが、そのNPO法人の募集にはそういう前提は何も書いてありません。結果がどうなったのか?を質問メールしても全く返事もありません。

この組織は、国民から善意の募金を募る活動をしていますが、こういう不透明な仕事ぶりの組織には、私は今後はお金を託したくないと思いました。

組織により対応は様々で、その組織の体質がなんとなく分かる気がします。

私の再就職活動は、上記以外にスカウト系での話や、最近増えてきた派遣顧問の世界など色々と平行して展開していきました。

今後の20年ぐらいの間に、自分は何をしていきたいか。その為には、どう準備したら良いか、色々考えさせられます。

そんな事から、65歳以降は海外ボランティアにも行きやすい様に、QC検定の受験をしたりしました。

第2の人生は、自分で仕込んで作っていけばいいんだという当たり前の事が、やっと見えてきた気がします。

2017年4月22日土曜日

【資格】資格の品質が急上昇している QC検定2級

2月に定年となり、自分の経歴(入社後7年間品質管理の仕事をしていた)と関連付けられる資格として、3月にQC検定2級を受験しました。

この資格ならば、定年後に付け焼刃で取ったペーパー資格ではなく、実務経験もあるというスタンスで今後の就活等にアピールできるのではと考えたからです。


お蔭様で、昨日Web発表で合格を頂きました。

でも、あまりにドタバタ受験だったので、今後 受けられる方の為に、どういう事が起こったのかを記しておきます。



35年程前に、一度セミナーで勉強したことがある分野ですので、単語は覚えているのですが、特に統計分布や計算方法などはすっかり忘れていて殆どゼロからの再学習になってしまいました。

「お金をかけない」という基本方針で取り組もうとして、ブックオフにて360円で5年前の”2級直前実力テスト”なる本を買ってきて、休日に半分解いてみました。


何も復習をしていないにも関わらず、多分これで正解だろうという答えを選んでいったら、各章85%ぐらいの正解率でした。

これなら楽勝だろうと、すっかり安心してしまってその後放っておきました。

しかし、受験が近づいてきたので、試験3週間前に、一応 本屋で最新の問題集も買ってみました。(ラッキーにも、会社の補助金が使えました)

それを、解いてみたら、、、、、何と、ブックオフで買った古本とはダンチガイに難しくなっていて、全然解けません(特に統計手法)。


ヤバイと思い、日科技連の2級問題集(新しいもの)をもう1冊入手して、その2冊を平日の夜 少しずつ解いてみて、解けなかった所は、解答を見ながら自分用の参考ノートを作る作業を行っていきました。

ブックオフの中古本も含めて3冊を一通り解き終えたのは試験2日前です。復習する時間はありませんでした。


でも、やれる事はやったし、まあ大丈夫なのでは?という根拠の無い自信を持っていたのですが、試験前日の寝る直前に、問題集の最後の最後の所に実際の過去問が1回分載っている事に気が付きました。

その日はコンディションを整える為に、寝てしまい試験当日の朝、会場へ向かう電車の中でつり輪に掴まりながら、過去問を解いていきました。
駅についても解き終わらなかったのでコーヒーショップで続きを解きました。


感触としては、80%以上は正解できたかな。という事で、それは良かったのですが、問題量がこんなに多いという事をこの過去問で初めて知りました。時間との競争になると気がつきました。


会場に着くと、20-30代の人が多く、私の様な60才というシニアの人は誰もいません。


大学の教室での受験でしたので、入学試験の様に一人おきに座って机の上に時計と電卓、鉛筆を置いて時間を待ちます。

だんだん、緊張が高まってきます。


開始と同時に全問をパラパラと見て、答え易い問題から解く様にしました。


問題集等では、回答を○×で答える2択問題も多かったのですが、実際の試験は大問15-6問の内、2択はたったの1問。他は5択以上の問題ばかり。


周囲の人は一問目から解いている様で、1-2分のズレはありますが、そこここで同じ様な時間にページをめくる音がします。

私は違う問題から解き始めたので、周囲のページめくりの音に焦るという事はしないで済みました。


今回の統計手法は、問題集ではあまり出てこなかったカイ二乗分布を使うものが出て、テコズリました。勉強が手薄な所です。焦って、時間がどんどん無くなります。


あと1分で終了時間という時にも、まだ答えられていない問題があって、5問程は当てずっぽうでマークシートを埋めてしまいました。一応 埋め終わったと思って時計を見たら残り1秒。

でも眼を解答用紙に戻したら、大問1つ(枝問7問)をまるまるをスッポリ回答してしいない事に気が付きました。見落しです。

でもそこで、時間終了。

結局、時間を気にして焦ってしまい見直しも出来ずに、ケアレスミスを色々してしまった様です。やはり試験は怖い。


私の経験から、今後 QC検定を受けられる方へのアドバイスとしては、

①ケチって古い本は使うな。最新の問題集を使え。

②試験の時の時間配分と取り掛かる順番に気を付ける事。
 (事前に時間を測りながら過去問を解く事を5セット
  ぐらいしておけばコツが分かるのではと思います)

となります。


受験してから知ったのですが、QC検定 特に2級はここ数年で合格率が急速に落ちてきています。

2009年は合格率50%だったものが、2013年は40%、
2014年は30%、16年からは20%になっています。


これは、

・試験問題が以前より難しくなって(だから古本はカン
タンだった)いる事。内容は基本問題ではありますが。

・マグレや偶然を排除する問題形式に変えて来ている事。
(2択が殆ど無くなった事)

・合格判定点を本当に70%に上げてきているらしい。

という事の様に思えます。

主催者は、QC検定という資格自体の品質を向上させようとしているのでしょう。


QC検定の難易度についてネットや本屋での記述は以前の状況を前提に書かれているものが多く、簡単な部類として出ていますが、近年のQC検定は合格難易度はかなり高めの資格の一つにになってきているのではないでしょうか?


少なくともマジメに勉強しないと受からないと思います。


今回の受験を通して、QCから離れていた35年の間にISO9001シリーズが制定されていたり、シックスシグマや、品質工学などこの世界にも色々な波(トレンド)が起こったのだなと分かりました。


QCの考え方やアプローチの仕方は、どんな仕事にでも活用できる基礎力になると思います。

昔は日本のお家芸だったのですが、今は下火になってしまっている気がしますが、若い方は一度勉強しておいて損はしないジャンルだと思います。


受験される方は、頑張ってください。


私も、又 時間が出来たら1級にチャレンジするのも良いかと思っています。
実験計画法(直交実験など)もしっかり思い出したいので。

【本】暮らしを支える「熱」の科学 梶川武信 SBクリエイティブ

生活の中で、地味に活躍している熱に関する技術やしくみを分かりやすく解説している本です。

ヒートテックは、日頃 使っているのですがその仕組みを初めて知りました。

吸湿発熱繊維 という言葉で語られている様ですが、「吸湿発熱」という言葉は学校の物理で習った覚えがありません。

熱を出すのは、「断熱圧縮」とか、「凝集熱」という言葉は習った覚えがあります。
私は、ヒートテックは物理現象ではなく、化学的反応で発熱するのかとボンヤリ思っていました。しかし、違った。

ヒートテックは、3層構造(吸湿層、断熱・水の水路層、吸水・通気層)になっていて、皮膚から発散された汗の水蒸気を、生地(吸湿層)の中で凝縮して、そこで発生する凝集潜熱を皮膚のごく近くの断熱層に閉じ込めて、その熱を身体に密着することで熱伝導によって皮膚に暖かさを伝えます。凝集して液体になった水分は、毛細管現象を利用して熱伝導が良く通気性にすぐれた外側の層へ導き、外部の熱で水蒸気に変えて放出するとのこと。

もう一つの暖かい肌着の作り方は、半永久的に4-14μmの遠赤外線を放出する黒鉛ケイ石(グラファイトシリカ)と呼ばれる物質を0.3μ程度の大きさまで細かくして、それをポリエステル繊維に練り込んだ糸を作り生地にしたもので、これが成功したのが「あったか肌着」とのこと。

でした。

それ以外でも、熱にからむ生活を支える技術が一杯かかれています。

読み物としても面白かった。