2019年5月6日月曜日

【本】驚異の再生医療 上田実 扶桑社新書

今年の1月1日に初版発行になった本です。

副題は ~培養上清とは何か~。

著者は名古屋大学医学部名誉教授の方。


NHKで札幌医科大学でやっている脊髄損傷患者への幹細胞投与(本人の幹細胞を培養して大量に増やして再注入する)によって、身体麻痺した患者さんが従来のリハビリ経験とは全く異なる好成績での回復をしたという番組を見ました。

しかも、この治療が来月から健康保険適用になるとの事で、再生医療がついに身近になって来たという事と、その劇的な効果の可能性に驚きました。

そこで、再生医療の前線を知りたくてこの本を読んでみました。


すると、日本ではIPS細胞を用いた研究には大きな金が出ている事。札幌医大がやっているような幹細胞を用いた再生医療の試み、それに加えて培養上清液という物を用いる試みがある事が分かりました。

上田先生は、培養上清液を用いれば、安全かつ低コストにて実効的な再生が出来るという事を発見したとの事。


IPS細胞や幹細胞での研究は、それらの細胞を(分化)増殖して、それを身体に入れることでそれらの細胞が修復作業をしてくれるハズという考え方。

対して培養上清は、幹細胞培養時にできる培養液の上澄みで、細胞から放出される生理活性物質が沢山入った液体(細胞は入っていない)との事。

それを患者さんに投与すると、患者さんが最初から体内に持っている自分の幹細胞を元気にし、その自分の幹細胞の働きで再生組織が作られているという働きを起こす。

しかも、他の人の物で作られた培養上清でも拒絶反応が出にくいし、大量作成や錠剤化も可能との事。


色々な障害に効果を発揮。
アルツハイマー病の人に投与してみたら、かなり劇的に認知症状も軽減されたらしい。


米軍も再生医療を開発中で、妖精の粉と呼ばれているとの事。

テレビで妖精の粉を使った再生医療の中で、切断された指を元通りに再生する治療が紹介されました。設題した指の断面に妖精の粉を乗せて、包帯で包んでおきます。何かすると、切断してなくなってしまった指が伸びてきます。しかも、爪まで再生されているのです。これには、さすがの私(上田先生)もびっくりしました。 

この妖精の粉は作成方法は異なりますが、培養上清と同じ生理活性物質を含んでいると推察できます。どちらも細胞が含まれていないということが共通点です。


IPS方式が持つ課題(癌化の可能性等)や、札幌医大などの幹細胞増殖方式の欠点(時間や費用が膨大)がクリアされ、非常に現実的かつ有効な手法の様です。

実用化されれば、スゴイ可能性がありそうです。


但し、色々な成分が入っている培養上清が、どういう化学メカニズムで効くのかという詳細メカニズムが解明できていないので、日本の行政では薬事化が難しく、製薬会社も乗って来づらいとの事。動物実験は沢山行われているが、人間での治験は日本の仕組みではハードルが高いとの事。

そこで、ノルウェーの有力大学と名古屋大学での国際連携プロジェクトという枠組みを作り2019年から進めようとしている。


上手くいけば、日本の発明なのにノルウェーの大学から特許申請し、EUの製薬会社が作る事になりそう。


上田先生は、実用化されて再生医療が”身近に使える医療”になる事は喜ばしいが、日本でそれが出来ない事に本当にガッカリされているという気持ちが伝わってきます。


尚、先生の論文を見て、アジアの会社が培養上清液もどきを作って、日本のクリニックなどが輸入して商売しているという現実もあるらしい。(美容とかそういう方面でしょうか) ネットを検索すると、確かにいくつかヒットします。


再生医療、しかも 患者自身の自然再生力を用いた再生医療が低コストで出来れば非常に良い方法だと私も思いました。


しっかりした方法で、素早く 検証と実用化を進め、一方でまがい物は規制するという仕組みを日本国行政が進めて欲しいですね。

2019年5月4日土曜日

【本】ファウンデーション(銀河帝国興亡史)シリーズ アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫

英語のブラッシュアップの為に、図書館でペーパーバックを借りて読もう。その前に、その日本語訳本を読んでおこうと考えました。

最初は、アガサクリスティにしようと思い、オリエント急行殺人事件を久しぶりに読みました。面白いのは面白いですが、突然 読者に与えられていない情報を用いてポアロが推理したりする所ですっかり萎えてしまいアガサを使う事を止めました。

その図書館にあったペーパーバッグで次に目についたのは、トムクランシーとアシモフでした。

そんな訳で、このシリーズ1-3巻を図書館から借りてGWに読みました。


SFは学生の頃から好きなのである程度は色々な作品を読んでおり、アシモフのコレも書店の背表紙でも散々見ていたのですがまだ読んでいませんでした。

古典と言ってよい有名作品なので、内容は書きませんがとても面白く、第1巻だけを読んでみるつもりでしたが一気に3巻まで行ってしまいました。


物語の設定やスタイルが斬新(古典なのにこの表現はおかしいかもしれませんが)です。


物質科学と精神科学の2本柱の世界感は、どことなくEEスミスのレンズマンシリーズを連想させました。書かれた年を見ると、レンズマンシリーズに少し遅れて書かれた様なので、それに影響を受けたのか、又はその時代(第2次世界大戦前後)はこういう世界感がアメリカにはあったのでしょうか。


レンズマンシリーズが、正義の銀河連合対悪のボスコーンという対立構図は、執筆当時の第2次大戦の連合国軍対日独伊という構図をイメージ投影して書かれています。

しかし、ファウンデーションシリーズはそういう現実世界の投影ではなく、純粋SFとして書かれている様に思える所が差異かもしれません。


同時代のSF作家のアーサーCクラークと比べても、クラークが技術者的な書き方なのに比べて、アシモフは文科系的な書き方という見方も出来るかもしれません。


現実世界を見ると、遺伝子操作なども含めて科学技術はどんどん進んでしまうが、人間の精神的な進化は殆ど進んでいないのではないかと感じられます。 

アシモフの言う第2ファウンデーションが人間性進化なのかは分かりませんが、少なくとも科学技術の進化をコントロールできるような人間の知恵や意識の進化という両輪が必要なのだろうと多くの人が感じているのではないでしょうか。

XX工業大学など科学技術の推進体制はありますが、人間性を進化させることを研究し進化させる開発体系(政治・経済学のような技術ではなく)も作る事が必要そうです。

すでに有るのかな?

2019年4月20日土曜日

【家 住み手が書く】庭の雑草対策

庭の雑草対策はいくつかの方法があるようです。

土の部分にグランドカバーになる植物を植える。例えばクローバーなど。

防草シートを敷き、その上に砂利を敷く。

コンクリートでのタタキにする。

ウッドチップを敷き詰める。

タイルやレンガなどを敷き詰める。

インターロッキングブロックを敷き詰める。

などなど。



グランドカバー植物、防草シート+砂利、ウッドチップ、インターロッキング敷、コンクリートのタタキを部分部分で使ってみました。


1年過ぎてその防草効果は、

グランドカバーは白クローバーを生やしたら、全てを覆いつくすぐらいに増殖してしまい、他の雑草は生えてきません。但し、一冬越したクローバーは狂暴化・巨大化します。時々 刈り取ってやる必要が起こっています。

防草シート+砂利はシート脇や隅から雑草が出てきます。但し、本数は少ないので手で取っても大した手間ではありません。

ウッドチップも木のスキマから何本か雑草が伸びました。本数は少ない。

コンクリートのタタキは全く草が生えません。

インターロッキングを敷き詰めた所も雑草は生えてきません。

今回、庭木への事も考えて透水性インターロックを使いました。

透水性だとかなり強い雨が降っても水は染み込んでいくので水たまりはできませんし、雨が上がった後にとてもサッパリした感じです。

コンクリートのタタキはいかにも濡れているという感じになりますが、透水性インターロックはスッキリしている感じですがすがしさが感じられます。


普通のインターロックより少し高めですが、使ってよかったなと思います。

【本】スーパーカブはなぜ売れる 中部博 集英社インターナショナル

私はバイクには乗っていないのですが、昔からスーパーカブは気になっていました。

なにせ、1リッターで100Kmぐらい走れるというコストパフォーマンス(とエコ度)が非常に高い乗り物という点が、ケチな私には大いに関心が湧きます。

ガソリン価格がリッター150円になっても、近くの駅まで行くのにバスだと180円、スーパーカブだと10円以下で行けてしまうのですから。


昔から業務用で使われているし、世界中で1億台も使われている事は、耐久性や実用性も完全に実証されています。


という事で、この本を読んでみました。

すると、スーパーカブという商品が出来上がり、売れて世界でヒットする経緯は技術だけではない、本当に多くの挑戦的な試みを知恵を働かせて仕掛けて来た事を知りました。

良く出来た小説の様に、いや 小説以上にドラマチックな展開で、ものすごくワクワクしながら読んで行きました。

勿論、本田宗一郎さんは凄いですが、それをプロデュースしていった藤澤武夫さんの凄さ。実行していった当時のホンダ社員達。皆の本気や熱い気持ちを感じられるように思いました。


どうして、スーパーカブが企画されたのか、どうやって技術開発されたのか、どうやって商品化し、世界中の人達に愛される様になったのかが、失敗や逆転も含めてつぶさに書かれています。


バイク愛好家でなくとも、池井戸潤さんの小説が好きな人ならきっと大好きになると思います。
娯楽としてもお勧めの一冊です。

尚、ビーチボーイズの little honda という曲がどうして生まれたのかの謎も、初めて知りました。そういう事だったのですね。

【家 住み手が書く】通風雨戸の使用実感

春になって、だんだん日の出が早くなってきました。
毎日1分ぐらいづつ早くなってきます。

私の好きな事の一つに、朝日よって自然に目覚めるという事があります。


マンション住まいの時は、自然とそうなっていたのですが、戸建では防犯の為に雨戸を閉めて寝るという事になると、そのままでは真っ暗な室内で朝を迎える事になってしまいます。


でも、通風雨戸(ブラインドの様な構造になっていて、羽根の角度を色々と変えられる雨戸)にしたので、少し羽根を開けておくと、良い具合に朝日を感じて起きる事ができます。

とっても便利で気持ち良い朝を迎えられます。


勿論、防犯機能は保持したままです。

又、少し羽根を開けると、夜でも家の外で起こっている事を中から視認する事もできます。


今どき、雨戸??という印象はあるかもしれませんが、メリットがかなり多いと思います。

・手動なので、災害停電時などでも素早く開け閉めできる。

・横滑りなので、開け閉めの騒音がシャッターに比べて小さい。

・横滑りなので、屈んだり。背伸びをする必要なく、開け閉めにあまり力もいりません。

・構造がシンプルなので故障しにくく、たとえ滑りが悪くなってもレールを掃除するとか、戸車を買ってきて付け替えるなどでメンテが済んでしまいます。

・ロックをしたまま羽根の角度で開口できるので、防犯状態を保ったままで、
  風を取り入れる事ができる。
  日光を取り入れる事ができる。
  必要以上な日光を遮る事ができる。
  外の様子を見る事ができる。

デメリットとしては、戸袋のスペースが必要になる。電動はない。という事でしょうか。

1年の使用実感としては、通風雨戸は本当に便利と感じています。

2019年3月27日水曜日

【本】気候を人工的に操作する 水谷広 化学同人 2

次に、特定期間・特定場所への影響になるだろう気候制御のアイデアを見ていきます。

気候制御は、ある特定の自然条件が満たされていないと実行できないものが多いです。

又、気候制御は気を付けるべき点が3つあります。
一つは武器になること。もう一つは思わぬ影響(副作用)が起こる事。三つ目は地球では沢山の遠隔相関があるので、遠くの地域に思いもよらない影響がおきて当たり前です。

気候制御を実施するには相当慎重でなければなりません。

★雲を操る

・巻雲を消して放射冷却を利用する。
技術的に不明点が多いのと、副作用が読めません。

・雲をもっと白くする
上空に層積雲のある海域で船で海水を小滴にして噴き上げるというアイデアがあります。雲が白くなり海水温が下がれば台風も抑えられるという話もあります。この増白方法は風で波が砕けるのとあまり変わらないので、安全性は高いと考えられます。又、効果は4日程しか持たないので現状復帰性も高いと言えます。コストも比較的低くできそうです。
但し、実は 海水の吹上で本当に雲が白くなるかは分かっていません。又、増白されたとしても実際に効果が出るかは分かっていません。そして、これをするには積層雲を求めて海をあちこちと動き回って海水を噴き上げる事になります。現状では、「まだ知らない事が多く、夢を語っている」レベルとの事。


★身の回りの反射率を高める

・屋根を白く塗るなど反射率をあげて クールルーフ。
室内の冷房費用が下がるというオマケもつきます。
但し、町全体では温暖化にプラスかマイナスか定かでありません。

・農地を白く
麦畑を耕した場合と耕さない場合とで比較したら、耕さずに切株などを畑に放置しておいた方が反射率が1.5倍になり気温が下がるというシミュレーションは出ています。農地を白くするというアイデアはこれから詰めていくべきものでしょう。

・海の反射率を高める
船でマイクロバブルを作るという案があります。船も水との摩擦が少なくなって省エネになる。しかし、海面の反射率が上がると水中に入る光が減るので、藻類などに始まる海の生態系にどういう影響を与えるのかが皆目わかっていません。

反射率の高い藻類をつかうという案もあります。ケイ藻が増えると大気中のCO2を吸収するし、魚のえさでもあるので海が豊になるという話もあります。但し、繁殖した藻類がウイルスにやられてたちまち消滅してしまう例もあり、ウイルス制御は必須。又、赤潮の様になったら逆に海の生態系に悪影響になる可能性もあります。


捕集貯留アイデア

空気捕集は既に植林や造林で行われているし、地殻とマントルを形成するケイ酸塩鉱物はCO2を捕集します。

生物を使う物としては、
樹木を増やすのが一つ、もう一つは海洋肥沃化をして藻類を育てる(繁殖に足りない鉄や窒素を撒く、火山灰を撒くなど)という考えもあります。海洋肥沃化は他への影響が大きい可能性があるので実験以外は国際的に禁止になっています。
私たちの海の理解度はその程度なのです。、


岩石の風化によるCO2捕集は、貯蔵という意味でも最適なのですが、風化は時間がかかるのが難点。それを加速する可能性で土の微生物や地衣類、カビやアリ、ゴカイなどの活用が考えられていますが、風化の条件の要因解明がまず必要です。分からない事ばかりです。


貯留には、CO2を回収して地下の地層に押し込むなどが言われていますが、本当に長期間保持させておけるのか不明ですし、そもそも地震国の日本では適地が無い事になります。

植林して炭素を1000年ぐらい木として固定する事は出来そうですが、農地から森になると反射率が落ちてしまいます。

あと、現状についての話がいくつか書かれています。


この本では、色々なアイデアが紹介されてますが、話があちこちに飛び、しかもどれも副作用が分からない、、で止まっている印象を受けます。

勿論、難しいし、人類の知識水準がそこまで至っていないのでしょう。
でも読んでいて、CO2同様にフラストレーションが溜まってしまいました。

こういうまとまりの無い議論が温暖化をめぐってはなされているだとしたら大変です。

色々なアイデアを複合したり、大きな副作用が出ないように多様なアイデアを小規模に行うなどのマネジメント面はどれだけ議論されているのでしょう。
全体を俯瞰してまとめ上げていくという機関が必要ですね。

アイデアだけなら、私も一つ。
植物の中には水よりも比重の重い種類もあります。
そういう木(又はゲノム編集などで成長の早い杉などに大比重を発現させて)を植林して、育った木は日本海溝などに沈めていくのはどうでしょう。深海では腐敗は遅いでしょうし、プレート移動で地殻に引き込まれていけば、新たに石炭層という形でCO2が貯留できる様になるのではないでしょうか。つまり、人工的に石油層、石炭層を作っていくというもの。
これなら、副作用の少ない安全策になるのではないでしょうか。


【本】気候を人工的に操作する 水谷広 化学同人 1

副題は、「地球温暖化に挑むジオエンジニアリング」

地球温暖化への対策アイデアをずらりと説明&現状の課題を説明してくれる本です。

対策アイデアには、単なる思い付き的な物や、実際に検証に入っている物。世間で言葉だけが先行して期待されてしまっているものなど多様との事。

地球温暖化が問題だという認識はかなり前から出来ているにも関わらず、世界では温室効果ガスの排出減少はさせる事ができないでいます。

既に、気温は上昇し始めていて、その影響も気候変動や氷山や氷河が減るなど目に見える様になってきています。

地球温暖化対策技術アイデアと一口に言っても、

①温室効果ガスの増大を抑えるアイデア
②既に大気に溜まってしまった温室効果ガスを回収するアイデア
③回収した温室効果ガスを長期貯留するアイデア
④対症療法で温度上昇を抑えるアイデア

という種類があります。

本当は、人間の生活を改めて、消費生活ではなくすという本質的な事があるハズですが、それに対しては殆ど動きがありません。人間は、一度 便利に浸ってしまうとそこから抜け出せないものなのでしょうか。


この本は、①~④についての色々なアイデアを紹介し、又、現時点で分かっている効果や問題点、懸念点を説明してくれています。


副題にある「ジオエンジニアリング」とは、日本語で地球工学や気候工学と呼ばれている様です。「人為的な気候変動の対策として行う意図的な惑星環境の大規模改変」とのこと。


まずは、その中で全球工学(影響が地球全体に及ぶ工学)のアイデア。

日除けになる物体を地球と太陽との間のラグランジュポイントに置いてしまうというもの。例えば小惑星を爆破して破片を散りばめるなど。対症療法の極みですね。 でも、これは「現状復帰性が低い」のでダメです。


もう一つは、成層圏にエアロゾルを散布するアイデア。これは、以前のピナツボ火山の爆発による火山ガスによるエアロゾル散布が起こり、実際に地球の温度が0.5度下がったという実績があります。又、効き目は数年続くというぐらいなので、「現状復帰性」もありそうです。費用も安く行えます。実現可能性はありそうです。


但し、気を付けなければならない点がいくつかあります。

これもあくまで温度だけを見ている対症療法(太陽光を遮る)である事。

たとえこれで温度が下がったとしても、CO2は沢山あるので海の酸性化はどんどん進んでしまいます。生物が住めなくなっていく。

又、これに慣れてしまい、化学燃料をどんどん燃やしても大丈夫という意識になる(モラル ハザードという言う)と、もしエアロゾル散布が止まると非常な温暖化が進んで(ダイエットでのリバウンドですね)しまう事になります。

さらに、冷却効果は地域によって違いが生じます。もともと太陽光があたりにくい極地方や夜間、冬季などは効果があまり出ません。又、散布の仕方によっては、低緯度から高緯度への熱の移動を減少させ、異常気象を呼びます。降雨量も地域によって狂ってきます。

逆に低コストの為、テロリスト等にエアロゾル散布をさる危険もありそうです。

今まで地球に入って来ていた太陽エネルギーの総量が減るわけなので、光合成など太陽エネルギーで回っている仕組みにも影響があるのではないでしょうか。

止めておいた方が良さそうです。