西洋医学は、悪い患部に対する治療を行いますが、
東洋医学では患部とは全然異なる所(ツボ)を刺激
する事で治すという話をよく聞きます。
以前から気になっていたので、関連しそうな数冊
の本を読んでみました。これはその中の1冊に
なります。
著者は、気功を学ぶために北京体育学院に留学。
又、老子の元で修行。鍼灸学校を卒業し鍼灸士
の資格を持つ。自ら工夫した気功治療で多くの患者
を治しているとのこと。
以下 ポイント抜粋
気功とは、身体の中を流れている気をスムーズな
流れにする。病気は気の流れが滞る事で起こる。
小周天で気を体の中で回すと間脳に刺激を入れる
事ができる。小周天はかなり難しい技と説明して
いる人もいるが、肛門を後ろ斜めに上げる(絞める)
と簡単にできる。
気功をすると、毛細血管が広がり酸素が抹消まで
行く(不安なく、ゆったりした気持ちになる事で血管
が広がる)。これでガン細胞が増殖しない。
スポーツ選手は意外と短命の人が多い。これは
交感神経を使って集中しているから、内臓の毛細
血管が縮んでしまうから。
実例として、肺ガン、リンパガン、卵巣ガン、ネフローゼ
な治った。
治療は、全身の気を調整した上で、筋肉の緊張を
取り除く。
タンやセキは肺が原因ではなく、心臓が原因の事
が殆ど。 よって、心臓に集中した気を気功鍼で
落とし、心臓のツボを温灸すればよい。
花粉症は、どの経路に気が上がっているかを調べ、
その気を気功鍼で整え、ツボを探して毎日温灸を
すれば殆ど3か月で症状が消える。
偏頭痛は循経指圧で治る。
気の異常は絹のパジャマを着て上からなでると
普通の人でも簡単に見つける事ができる。
(サーモグラフィや手かざしによって感じる
温度差で)
気を吸っている所は、明らかに冷たいし、気が
集まっている所は熱が噴いて湿った熱さを感じ
ます。気の異常の見つかる場所は決まっている
ので、それに従って調べれば良い。(本には
人体図に場所を示した点をつけた図が載っている)
筋ジストロフィは肝経の気の異常。気功鍼をする
事で、ねじれていた腕がその場で治った実例あり。
筋ジストロフィは身体の酷使、酒の飲みすぎ、
セックスの過剰が原因。
肝経の気の異常で、小脳に気がうっ滞した。
様々な病気は、うっ滞した気を誘導する事で簡単
に解決できる。
脳腫瘍を治した事もある。
病院で調べても原因がわからない「本態性xx」という
病気や不定愁訴は 気や血液、水の滞りが原因。
治した事例としては、パーキンソン病、バセドゥ病、
アトピー性皮膚炎などもある。
ツボとは、何か。
経絡は人体を流れる水。この水が滑らかに流れている
時が健康な状態で、ツボは現れない。
川が堰き止められて出来る水たまりにうっ滞する水や
堰き止められて集まりすぎて澱んだ体液は熱を持ち
ます。これが「実のツボ」。堰き止められて細くなった
下流で取り残されたエネルギーの水たまりが冷えるツボ
「虚のツボ」なのです。
「実のツボ」に灸すると、非常に熱く感じ、「虚のツボ」
だと熱さを感じない。
冷え性や下痢症は治るし、高熱も簡単に下げられる(足
の裏の井穴のツボに気功鍼)。
風邪は気の異常なので、これに効く薬はない。
心身症、喘息も治った。
気功治療は施術者の気をかなり奪うので、各人が各々
気功を行い病気にならない様に予防してほしい。
以上
片野さんは、身体の中に循環して流れているものが
ある(気、水、エネルギーなどと呼んでいます)。
それがうっ滞する事が病気の原因なので、循環を
阻害している所に効くツボに温灸や気功鍼を行う
事で、病気が治るといわれています。
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