2016年6月25日土曜日

【本】難病に克つ(温熱治療、奇跡の実録と証言) 三井と女子 山梨ふるさと文庫

著者は教職32年のあと、60歳から鍼灸学校に行き
指圧師のとなった。薬等は使わないで病気を治す方法
を家庭で習っていた温熱療法を主として技術開発した。

この本は、その考え方や治療例、実際に治してもらった
患者さん達の手記(23人)が載っている。

以下 ポイントの抜粋

病気は身体の中のパワー(熱)が不足すると起きる。
自律神経に充熱して、血行の悪い所をほぐし、内外の
血液循環を良くすると、活力がみなぎってくる。

以下が永年にわたって積み重ねてきた治療と研究から
得た、ガンにおける熱治療の基本エッセンス。

・ガンは不治とされているが、こわい病気ではない。
 傷つけず(手術せず)治すこともできる。
・ガンをはじめ病気の成因は生命現象を営んでいる
 自律神経のアンバランスからくる。
・体外からくる発がん物質の作用は微々たるもので、
 殆ど発がんの力はない。
・自分の体の組織の活力を失ったところに生じてくる。
・切る、殺す、焼くは三悪で、飛び込み自殺の背を
 押してやるようなものである。
・発ガンした部分は小さいが根は深いもので切除して
 も、殆ど氷山の一角を切り取るのにすぎない。
・発生した部分は原発部ではないので、深部の根を
 たやさないと切っても発生してくる。
・転移はない。あちこちに出てくるのは同根から出て
 くる芽である。
・人間の活力は熱である。熱を補給してやればガンの
 根は消える。
・42度から45度の熱を皮膚の上から患部に注入す
 るとたちまちガンは消滅する。

以下本文
まずは総元に充熱し、次に患部の治療をする。体内の
病変は必ず体表に現れる。皮膚上の反応点を探して
そこに熱を入れる。

異常点はコリがあったり、硬さや凸凹度合が変になって
いたりする。
異常がなければ、熱器具の熱が当たると快い感じがし、
熱反応で病状を知ることができる。

身体にメスを入れてはいけない。

肺ガンの初期ならば、100%治る。

温熱治療の実際。
胆管がん、糖尿病、神経症、腰痛、リュウマチ、椎間板
ヘルニア、変形性関節症、関節リュウマチ、消化器系(
唾液が出ない、胸やけ、嘔吐、胃潰瘍、腸、肝臓、すい臓、
痔、過敏症大腸炎)、心臓・血管系(不整脈、心筋梗塞、
心臓神経症、閉塞性血栓血管炎・レーノー症候群、白蝋症)、
呼吸器系(咳、アレルギー性鼻炎、上顎ガン)、目(白内障、
眼球乾燥症、涙管狭窄、瞼下垂、アポロ病、目星)、泌尿器系(
血尿、膀胱炎、無尿症、尿たんぱく、萎縮腎、夜尿症)、
皮膚系(水虫・カンジダ、帯状疱疹、その他)、性欲

手記 略

以上

三井さんは、血行の悪くなる事が病気の原因と考えて
おられる様子。治療方法は温熱を使ってツボの判定、
温熱と指圧を使った治療を行われている様子。

特徴的なのは、エネルギーは「熱」がポイントだと
している事。”冷えは万病の元”という言葉もある
ので、それに相応した考え方と思える。

私自身、時々「熱を身体が欲している」と感じるときが
あるので、この考え方はかなり実感に合致する。

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