不耕起栽培を徹底して追及し、米と麦を無肥料、無農薬、不耕起で大量収穫できる手法にたどり着いた方です。
麦わらを地面にバラ撒いておいて稲を栽培し、収穫前に麦の種もバラバラと撒いていく。
刈り取った稲からでた稲わらを今度は地面に撒き、そこで麦を育てる。麦の収穫の前に稲の籾をバラバラ撒き、、 という事を繰り返していくらしい。
クローバーで地面を多い、窒素も根粒菌で土に入れていく。
福岡氏は、農薬や肥料やトラクタなどを使う「科学的農業」は、自然の力を阻害する悪い環境を作り、それへの対症療法ばかり追いかける間違ったやり方だと断じています。
人間が自然をコントロールするのではなく、人間は自然の一部だという事で生きるのが正しいという思想。国民が全員小さな農業をして、自分達の食べる分だけ作るという事を提唱しています。
私には全く違和感のない話でした。
農業というよりも、人類の生き方について真正面から問う本だと思います。
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