この家の場合、湿度は窓を閉め切った場合、殆ど部屋の中で変化しません。
設置している温湿度計で、昼間に風を通すために窓をあけている間は、室内湿度はかなり上下します。しかし、夜窓を閉めるとエアコン暖房を停止しても、値が安定し、そのまま朝までほとんど変化しません。
真冬、暖房機も加湿器も何も置いていない私の寝室は、50~60%に自然に収束します。
外は非常に乾燥しているので、窓を開けると一気に室内湿度は下がりますが、しばらくするといつの間にか湿度が上がり安定ゾーンに収まります。
リビングダイニングは大きな空間で少し様子が変わりますが、ほぼ45~50%で安定しています。加湿器はなく観葉植物が一鉢あるだけの状態でです。
調湿が働いているのだと思います。
冬の過乾燥を避けたいと思っていたのですが、それがほぼ実現できています。
梅雨時も、リビングでの湿度は55-65%で自然に安定しています。
結露も基本無しです。
調湿力が高いので、風呂の戸を開けて出来るだけ水蒸気を室内に出す様にしています。壁に吸い込まれていきますので、それでも室内はいつもカラッとしたままです。
雨の日に、室内干しをしてもいやな匂いがせずに乾きます。
冬の寝室で、湿度が50%あると例え18度ぐらいの室温になった場合でも、あまり寒いとは感じない事を体感しました。ベッドから出るのが億劫という事は一切ありません。
又、夏の寝室では、湿度が60%台ならば28~9度でも眠れます。これはダイキンが最近宣伝している「新28度」というやつですね。
エアコンを切っても自然にこの湿度帯になるというのはありがたい事です。
湿度が快適ゾーンにあると、空気が爽やかに感じます。
2018年12月28日金曜日
【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る29 実際の住み心地 温度
南関東(東京)で北海道仕様断熱+パッシブハウスコンセプト+無垢材の家の実際の住み心地はこんな感じになります。
冬は、
一番初めに実感するのは、夜 雨戸とカーテンを閉めて寝ていると、殆ど温度が下がらない事。外は霜が降りるような1-2度の外気の夜でも1,2度ぐらいしか室内の温度は下がりません。
又、ハダシで暮らしていても大丈夫。床は杉の無垢材で、床暖房等は一切していません。
杉は断熱力が高いので、例えば立っていれば自分の足の裏の熱が逃げないので冷たく感じません。檜床の部分では少しヒヤリとします。
さらに、日光が当たった床部分は真冬でもほかほか暖かい。
窓際が本当に寒くありません。
殆どの窓がYKK APの330という窓にしましたが、窓のすぐそばで何かしていても真冬でも寒いと感じた事がありません。
カーテンが付けられない大窓はは430という製品を使いましたが、狙い通りコールドドラフトは全く起こりません。
330の方は、大きな掃き出し窓では朝カーテンと窓の間の床は少し冷たくなっています。少しは冷気が出来ているのだと思いますが、生活上は全く気になりません。
一か所、台所の通風勝手ドアは310というアルミとプラのハイブリッドサッシで断熱が少し弱い製品を使いましたが、ハニカムスクリーンを内側に設けた事で断熱がしっかり出来ています。
真冬でも、晴天の日は太陽熱が射し込むので、無暖房の部屋でも4-5度室温が上がります。日光がストーブ替わりに十分なります。
そして、日光の当たる場所に居ると、本当に「陽だまりの暖かさ」を室内で楽しむ事ができます。
曇りや雨・雪の日は陽が射さないので昼間は、レースのカーテンしかしていない窓から少しずつは外に熱が出るので、室温が下がります。ただし、下がり方は急激ではなく、徐々にという感じです。
そいう時は、各階にあるエアコン暖房とサーキュレータをかけますが、低い設定温度ですぐに空間は温まります。
エアコン暖房の効きが良く、定常稼働させていても温度変化が少ないので間欠的に動いている感じです。
尚、同じ室温20度でも、エアコン暖房で出来た室温20度と、太陽光を取り込んで出来た室温20度では太陽光によるものの方が心地良い気がします。
太陽光のエネルギーが床や壁に蓄積されてその表面温度が上がる事で体感温度は20度を超えてているのでしょう。
但し、何日か20度をずっとキープする様にエアコン暖房をかけていると、壁も温まりますので太陽光と同様の体感温度になってきます。
又、壁表面の温度が高ければ、窓を開けて冷たい空気が入ってきても体感温度はそれほど寒いと感じません。
夏は、
軒、庇に加えて、南窓は通風雨戸や緑のカーテンで日射遮蔽を行います。
東西の窓も遮熱LowEガラスに加えて、窓の内側にレースカーテンなどを設置します。
昼の日射遮蔽をしっかりすれば、室温は大きく変化しません。夜が25度程度まで外気が冷えれば、それを取り込んで家を冷やすという事ができるのですが、今年は夜も30度近い外気でしたのので7,8月はエアコンを1台 28度の設定でつけました。
冷房も良く効きますので、間欠運転をしていました。夜は冬同様に、冷房を切っても室温はあまり変化しません。
冬は、
一番初めに実感するのは、夜 雨戸とカーテンを閉めて寝ていると、殆ど温度が下がらない事。外は霜が降りるような1-2度の外気の夜でも1,2度ぐらいしか室内の温度は下がりません。
又、ハダシで暮らしていても大丈夫。床は杉の無垢材で、床暖房等は一切していません。
杉は断熱力が高いので、例えば立っていれば自分の足の裏の熱が逃げないので冷たく感じません。檜床の部分では少しヒヤリとします。
さらに、日光が当たった床部分は真冬でもほかほか暖かい。
窓際が本当に寒くありません。
殆どの窓がYKK APの330という窓にしましたが、窓のすぐそばで何かしていても真冬でも寒いと感じた事がありません。
カーテンが付けられない大窓はは430という製品を使いましたが、狙い通りコールドドラフトは全く起こりません。
330の方は、大きな掃き出し窓では朝カーテンと窓の間の床は少し冷たくなっています。少しは冷気が出来ているのだと思いますが、生活上は全く気になりません。
一か所、台所の通風勝手ドアは310というアルミとプラのハイブリッドサッシで断熱が少し弱い製品を使いましたが、ハニカムスクリーンを内側に設けた事で断熱がしっかり出来ています。
真冬でも、晴天の日は太陽熱が射し込むので、無暖房の部屋でも4-5度室温が上がります。日光がストーブ替わりに十分なります。
そして、日光の当たる場所に居ると、本当に「陽だまりの暖かさ」を室内で楽しむ事ができます。
曇りや雨・雪の日は陽が射さないので昼間は、レースのカーテンしかしていない窓から少しずつは外に熱が出るので、室温が下がります。ただし、下がり方は急激ではなく、徐々にという感じです。
そいう時は、各階にあるエアコン暖房とサーキュレータをかけますが、低い設定温度ですぐに空間は温まります。
エアコン暖房の効きが良く、定常稼働させていても温度変化が少ないので間欠的に動いている感じです。
尚、同じ室温20度でも、エアコン暖房で出来た室温20度と、太陽光を取り込んで出来た室温20度では太陽光によるものの方が心地良い気がします。
太陽光のエネルギーが床や壁に蓄積されてその表面温度が上がる事で体感温度は20度を超えてているのでしょう。
但し、何日か20度をずっとキープする様にエアコン暖房をかけていると、壁も温まりますので太陽光と同様の体感温度になってきます。
又、壁表面の温度が高ければ、窓を開けて冷たい空気が入ってきても体感温度はそれほど寒いと感じません。
夏は、
軒、庇に加えて、南窓は通風雨戸や緑のカーテンで日射遮蔽を行います。
東西の窓も遮熱LowEガラスに加えて、窓の内側にレースカーテンなどを設置します。
昼の日射遮蔽をしっかりすれば、室温は大きく変化しません。夜が25度程度まで外気が冷えれば、それを取り込んで家を冷やすという事ができるのですが、今年は夜も30度近い外気でしたのので7,8月はエアコンを1台 28度の設定でつけました。
冷房も良く効きますので、間欠運転をしていました。夜は冬同様に、冷房を切っても室温はあまり変化しません。
2018年12月26日水曜日
【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る28 太陽熱の取得と遮蔽
断熱をした上で、太陽熱の取得と遮蔽についてヒントを再度整理をしておきます。
冬の太陽熱の取得で気を付けておくべき点は、
・南に大面積の窓を設ける。
・南窓は日射取得型のLowEガラスにしておく。
・南窓の前は日光をなるべく遮るものが無い様にする。例えば、植物の葉やベランダの壁等が意外と光を遮る。
・外からの視線が気になる時は、型ガラスが可能ならば型ガラスを使い昼はレースカーテンをしないでおく。
・東西の窓でも熱取得を狙うならば南と同様に日射取得型のガラスにするが、通常は遮熱型にしておく方が良さそう。
・北面の窓は熱採取目的では考えない。
・曇天や雨の場合は熱の取得は期待できないので、その時は室内の熱を外に逃がしにくい様にカーテンや、カーテンが付けられない窓はガラスの断熱性を上げておく。
・壁や床の熱容量を可能な限り増やしておき、昼の日光の熱をそこに貯める事を考える。
夏の日射遮蔽で気を付けておく点は、
・出来るだけ東西は遮熱型のLowEガラスとし、その上で、窓の外で遮蔽する事を考える。
・夏前後の日射がどういう角度で各窓に入って来るかを調べておく。
・南面は軒や庇を使い、出来るだけ直射日光を窓に入れない様にする。
・南に植栽を植えられるならば、落葉樹にすると夏は遮蔽、冬は光を通すことが自然にできる。
・それに加えて、ヨシズやスダレ、緑のカーテンか、通風雨戸(YKK APではなぜか「かんたんプチリモ雨戸」という名前になっている。スリットシャッターや外付けブラインドでも良い)の様な斜めからの光りを遮る事がのできる遮蔽物を考える。
・スダレやシェードを使う事を考えるならば、最初から軒下にそれらを止めるフックを設置しておくと良い。
・窓内側のカーテンに遮熱効果はあまり期待しない。
・日射遮蔽をしすぎて部屋の中が暗くなる事が心配な場合は、高窓を軒下等の場所に作ると直射日光は入らず明かりは取り入れる事ができる。
冬の太陽熱の取得で気を付けておくべき点は、
・南に大面積の窓を設ける。
・南窓は日射取得型のLowEガラスにしておく。
・南窓の前は日光をなるべく遮るものが無い様にする。例えば、植物の葉やベランダの壁等が意外と光を遮る。
・外からの視線が気になる時は、型ガラスが可能ならば型ガラスを使い昼はレースカーテンをしないでおく。
・東西の窓でも熱取得を狙うならば南と同様に日射取得型のガラスにするが、通常は遮熱型にしておく方が良さそう。
・北面の窓は熱採取目的では考えない。
・曇天や雨の場合は熱の取得は期待できないので、その時は室内の熱を外に逃がしにくい様にカーテンや、カーテンが付けられない窓はガラスの断熱性を上げておく。
・壁や床の熱容量を可能な限り増やしておき、昼の日光の熱をそこに貯める事を考える。
夏の日射遮蔽で気を付けておく点は、
・出来るだけ東西は遮熱型のLowEガラスとし、その上で、窓の外で遮蔽する事を考える。
・夏前後の日射がどういう角度で各窓に入って来るかを調べておく。
・南面は軒や庇を使い、出来るだけ直射日光を窓に入れない様にする。
・南に植栽を植えられるならば、落葉樹にすると夏は遮蔽、冬は光を通すことが自然にできる。
・それに加えて、ヨシズやスダレ、緑のカーテンか、通風雨戸(YKK APではなぜか「かんたんプチリモ雨戸」という名前になっている。スリットシャッターや外付けブラインドでも良い)の様な斜めからの光りを遮る事がのできる遮蔽物を考える。
・スダレやシェードを使う事を考えるならば、最初から軒下にそれらを止めるフックを設置しておくと良い。
・窓内側のカーテンに遮熱効果はあまり期待しない。
・日射遮蔽をしすぎて部屋の中が暗くなる事が心配な場合は、高窓を軒下等の場所に作ると直射日光は入らず明かりは取り入れる事ができる。
2018年12月25日火曜日
【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る27 体感温度という観点で
室内環境の作り込みに関しては、室温と体感温度の違いを意識して、抜けが無いかを確認すると良いかもしれません。
体感温度は衣服以外に、室温(気温)、風速、湿度、輻射熱(壁。床、天井、窓ガラスやサッシの表面温度、日光)によって変わると言われています。
ネットでは(室温+壁の温度)/2が体感温度という表現を見ます。これが正確なのかは分かりませんが、壁・床・天井・窓のしっかりした断熱が基本事項になります。その上で、窓から差し込む直射日光を受ける所は、冬は陽だまりの暖かさが感じられます。
湿度は汗の蒸発に対応するので、低温時に乾燥しているとより寒く感じますし、高温時に湿度が高いとより暑く感じます。よって、冬は乾燥しすぎない様に、夏は高湿にならない様にする事が重要です。
風は、窓からの風はどこから入って、どこに抜けて人に当たるかをチェックします。
家の外で吹いている風を取り込む場合と、外は風とは関係なく屋内で温まった空気を2階の北窓から逃がして、それを補う様に1階の窓から外の空気を取り込む(重力換気と呼ぶ人もいる様です)ことで作る風があります。
又、窓を閉め切っていても屋内での対流による風(コールドドラフトや暖房や空調による空気の動きなど)が起こらないか、起こるとしたらどこかをチェックします。
体感温度とイコールではないかもしれませんが、熱中症警告に使われるWBGT(暑さ指数=湿球黒球温度)という指標もあります。温度、湿度、輻射を使った指標なので、温度計値や相対湿度よりも、より体感温度に近い動きをする指標と言えそうです。
生活上は室内でもWBGT値は気にしておくのが良さそうです。
体感温度は衣服以外に、室温(気温)、風速、湿度、輻射熱(壁。床、天井、窓ガラスやサッシの表面温度、日光)によって変わると言われています。
ネットでは(室温+壁の温度)/2が体感温度という表現を見ます。これが正確なのかは分かりませんが、壁・床・天井・窓のしっかりした断熱が基本事項になります。その上で、窓から差し込む直射日光を受ける所は、冬は陽だまりの暖かさが感じられます。
湿度は汗の蒸発に対応するので、低温時に乾燥しているとより寒く感じますし、高温時に湿度が高いとより暑く感じます。よって、冬は乾燥しすぎない様に、夏は高湿にならない様にする事が重要です。
風は、窓からの風はどこから入って、どこに抜けて人に当たるかをチェックします。
家の外で吹いている風を取り込む場合と、外は風とは関係なく屋内で温まった空気を2階の北窓から逃がして、それを補う様に1階の窓から外の空気を取り込む(重力換気と呼ぶ人もいる様です)ことで作る風があります。
又、窓を閉め切っていても屋内での対流による風(コールドドラフトや暖房や空調による空気の動きなど)が起こらないか、起こるとしたらどこかをチェックします。
体感温度とイコールではないかもしれませんが、熱中症警告に使われるWBGT(暑さ指数=湿球黒球温度)という指標もあります。温度、湿度、輻射を使った指標なので、温度計値や相対湿度よりも、より体感温度に近い動きをする指標と言えそうです。
生活上は室内でもWBGT値は気にしておくのが良さそうです。
2018年12月24日月曜日
【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る26 容量(熱、調湿)を上げる
今まで、断熱や通風について書いてきましたが、温湿度を安定化させるためにもう一つ手を加える事ができればもっと良くなります。
それは家の熱容量や調湿容量を増やす事。
容量とは貯蓄しておける量の事。
例えばバケツに開いた穴から水がもれるとバケツの水位はどんどん下がっていきます。でも同じ大きさの穴が風呂桶に開いていて、同じ量の水が漏れて行っても、風呂の水面は非常にゆっくりとしか下がっていきません。
これは、出入りする水量に比べて貯蓄してる総水量が大きいので、全体のレベルは変動を受けにくくなるという事です。
これが、熱に関しても、調湿に関しても起こります。
熱容量というのは蓄熱可能量という言い方でも良いかと思います。石造りや土壁などは温まりにくく冷めにくい熱容量の大きな物質です。物質の種類毎の比熱に質量を掛けたものが熱容量になります。よって、比熱の高い材料を使えば容量を上げる事ができます。
残念ながら、木材はそれほど比熱が高くありません。書籍等では土間を作れとか、家の中に石壁を作れば、、などというものがありますが、皆がそれを作れるわけではありません。
調湿に関しても、調湿できる容量が多ければ湿度が安定します。又は、乾いたり湿った空気が外から入って来ても、窓を閉め切れば自然にマイルドな湿度状態に調整されていきます。これも、調湿力のある建材ができるだけ部屋の空気に近い所に多くあれば良いという事になります。
この二つの容量アップをあまりコストを掛けずに標準的な材料でできないかと考え、(湿気の)吸放出せっこうボードを通常のせっこうボードの上に2重貼りする事にしました。吸放出ボードが室内側にきます。
石膏ボードは安い一般建材ですが、比較的 比熱が大きく質量もある。又、その中で吸放出ボードという種類も標準的に売っています。
石膏ボードの2重貼りは大工さんからみても違和感のない作業ですのでコストパフォーマンスが高いと言えます。
これを付加する事で、単なる北海道仕様より少し快適性を向上させられる事が期待できます。デメリットは壁厚がその分厚くなります。
それは家の熱容量や調湿容量を増やす事。
容量とは貯蓄しておける量の事。
例えばバケツに開いた穴から水がもれるとバケツの水位はどんどん下がっていきます。でも同じ大きさの穴が風呂桶に開いていて、同じ量の水が漏れて行っても、風呂の水面は非常にゆっくりとしか下がっていきません。
これは、出入りする水量に比べて貯蓄してる総水量が大きいので、全体のレベルは変動を受けにくくなるという事です。
これが、熱に関しても、調湿に関しても起こります。
熱容量というのは蓄熱可能量という言い方でも良いかと思います。石造りや土壁などは温まりにくく冷めにくい熱容量の大きな物質です。物質の種類毎の比熱に質量を掛けたものが熱容量になります。よって、比熱の高い材料を使えば容量を上げる事ができます。
残念ながら、木材はそれほど比熱が高くありません。書籍等では土間を作れとか、家の中に石壁を作れば、、などというものがありますが、皆がそれを作れるわけではありません。
調湿に関しても、調湿できる容量が多ければ湿度が安定します。又は、乾いたり湿った空気が外から入って来ても、窓を閉め切れば自然にマイルドな湿度状態に調整されていきます。これも、調湿力のある建材ができるだけ部屋の空気に近い所に多くあれば良いという事になります。
この二つの容量アップをあまりコストを掛けずに標準的な材料でできないかと考え、(湿気の)吸放出せっこうボードを通常のせっこうボードの上に2重貼りする事にしました。吸放出ボードが室内側にきます。
石膏ボードは安い一般建材ですが、比較的 比熱が大きく質量もある。又、その中で吸放出ボードという種類も標準的に売っています。
石膏ボードの2重貼りは大工さんからみても違和感のない作業ですのでコストパフォーマンスが高いと言えます。
これを付加する事で、単なる北海道仕様より少し快適性を向上させられる事が期待できます。デメリットは壁厚がその分厚くなります。
【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る25 高断熱の具体化7 玄関と勝手口
窓と同様に、外と出入りする所として玄関ドアや玄関窓と勝手口ドアがあります。
これらは面積も大きく、断熱を忘れてはいけません。
とかくデザインで選んでしまいがちな玄関ドアですが、玄関ドアにも断熱ドアというグレードがあり、断熱力を見ながら選ぶ必要があります。
ただし玄関室という感じに、内側にもう一つ戸を設ける場合は、それが簡易エアロック的な働きも期待できるので、それも併せての断熱レベルを考えても良いと思います。
勝手口のドアも同様色々な種類がありますが、こちらは通常のドア以外にガラス戸や通風ドアという選択もあります。
台所は窓が少ないので、通風ドアは採光と通風を自在にできるという意味で便利です。
但し、通風ドアは断熱性が少し落ちます。今は 進化しているかもしれませんが、その時はハイブリッドサッシの物しかなく、それでは北海道断熱レベルには届かない可能性があります。
その場合は、そこの内側にハニカムスクリーンという断熱カーテンを付加して総合の断熱性を確保するという事が考えられます。
テラスドアも同じで、断熱性能に注意して選びます。通風でなければ高断熱のドアが用意されています。
これらは面積も大きく、断熱を忘れてはいけません。
とかくデザインで選んでしまいがちな玄関ドアですが、玄関ドアにも断熱ドアというグレードがあり、断熱力を見ながら選ぶ必要があります。
ただし玄関室という感じに、内側にもう一つ戸を設ける場合は、それが簡易エアロック的な働きも期待できるので、それも併せての断熱レベルを考えても良いと思います。
勝手口のドアも同様色々な種類がありますが、こちらは通常のドア以外にガラス戸や通風ドアという選択もあります。
台所は窓が少ないので、通風ドアは採光と通風を自在にできるという意味で便利です。
但し、通風ドアは断熱性が少し落ちます。今は 進化しているかもしれませんが、その時はハイブリッドサッシの物しかなく、それでは北海道断熱レベルには届かない可能性があります。
その場合は、そこの内側にハニカムスクリーンという断熱カーテンを付加して総合の断熱性を確保するという事が考えられます。
テラスドアも同じで、断熱性能に注意して選びます。通風でなければ高断熱のドアが用意されています。
2018年12月22日土曜日
【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る24 高断熱の具体化6 窓
窓カタログを見ると色々な形に目が行きます。
メーカー側は一生懸命断熱性能を説明しようと書いていますが、なかなか分かりずらい。
アルミサッシの引き違い窓しか使った事が無かったのですが、タテすべり出し窓、ヨコすべり出し窓、上下窓など、色々な種類があるという事に驚きました。
ショールームに何回か行く内に、だんだんとそれぞれの特徴が見えてきます。
カタログも、細かい文字で書いてあるガラス性能表などのページも大事だという事が分かりました。
ショールームには冬や夏をシミュレートした各種窓の実演サンプルが並んでいます。
それ以外にも、騒音をどれだけ抑えるのか、網戸はどうやって取り外すのか、オーニングはどんな感じか、勝手口用のドアはどんな具合、玄関ドアはどういう種類があるのか、雨戸やシャッターはどれぐらいの速さや重さで開閉する事になるのか等と見所が満載です。
例えば、冬の寒さをどう遮れるのかを実演している窓を良く見ると、YKK AP型番で言って310と330では断熱性が相当違う事が実感できました。けれども、330でも仔細に見るとサッシの下の方では少し冷たさが伝わっていました。これが430になると冷たさが全く無くて、ナルホド違うと感心しました。
網戸の開け閉めをしなくても良い窓には、オペレータハンドルのすべり出し窓という物があります。
窓カタログには、断熱性以外に遮音性というのが仕様欄に書いてあります。
窓の大きさもタテヨコの組み合わせで出来ないものがあるのは要注意。使えるガラスも真空トリプルが選べるものと選べないものなどの注書きもされています。
ガラスは、可視光透過率というのがどれだけ透明で明るいかという事を示し(数が大きい方が透明)、熱貫流率で断熱性能熱が出ています(数が小さい方が熱を通さない)。
たてすべり出し窓は外の風を取り込むのが得意だが雨が吹き込むかもしれない。よこすべり出し窓は多少の雨が降っても入ってこないが、風は取り込みにくい。
430は断熱性能は良いが、選べる窓のタイプは少ない。
等々。 とても1回では理解できません。
説明員の方に教えていいただくのが良い様です。
窓は本当に重要なので、適材適所を慎重に選ぶ必要があります。
メーカー側は一生懸命断熱性能を説明しようと書いていますが、なかなか分かりずらい。
アルミサッシの引き違い窓しか使った事が無かったのですが、タテすべり出し窓、ヨコすべり出し窓、上下窓など、色々な種類があるという事に驚きました。
ショールームに何回か行く内に、だんだんとそれぞれの特徴が見えてきます。
カタログも、細かい文字で書いてあるガラス性能表などのページも大事だという事が分かりました。
ショールームには冬や夏をシミュレートした各種窓の実演サンプルが並んでいます。
それ以外にも、騒音をどれだけ抑えるのか、網戸はどうやって取り外すのか、オーニングはどんな感じか、勝手口用のドアはどんな具合、玄関ドアはどういう種類があるのか、雨戸やシャッターはどれぐらいの速さや重さで開閉する事になるのか等と見所が満載です。
例えば、冬の寒さをどう遮れるのかを実演している窓を良く見ると、YKK AP型番で言って310と330では断熱性が相当違う事が実感できました。けれども、330でも仔細に見るとサッシの下の方では少し冷たさが伝わっていました。これが430になると冷たさが全く無くて、ナルホド違うと感心しました。
網戸の開け閉めをしなくても良い窓には、オペレータハンドルのすべり出し窓という物があります。
窓カタログには、断熱性以外に遮音性というのが仕様欄に書いてあります。
窓の大きさもタテヨコの組み合わせで出来ないものがあるのは要注意。使えるガラスも真空トリプルが選べるものと選べないものなどの注書きもされています。
ガラスは、可視光透過率というのがどれだけ透明で明るいかという事を示し(数が大きい方が透明)、熱貫流率で断熱性能熱が出ています(数が小さい方が熱を通さない)。
たてすべり出し窓は外の風を取り込むのが得意だが雨が吹き込むかもしれない。よこすべり出し窓は多少の雨が降っても入ってこないが、風は取り込みにくい。
430は断熱性能は良いが、選べる窓のタイプは少ない。
等々。 とても1回では理解できません。
説明員の方に教えていいただくのが良い様です。
窓は本当に重要なので、適材適所を慎重に選ぶ必要があります。
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