2018年12月26日水曜日

【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る28 太陽熱の取得と遮蔽

断熱をした上で、太陽熱の取得と遮蔽についてヒントを再度整理をしておきます。


冬の太陽熱の取得で気を付けておくべき点は、

・南に大面積の窓を設ける。

・南窓は日射取得型のLowEガラスにしておく。

・南窓の前は日光をなるべく遮るものが無い様にする。例えば、植物の葉やベランダの壁等が意外と光を遮る。

・外からの視線が気になる時は、型ガラスが可能ならば型ガラスを使い昼はレースカーテンをしないでおく。

・東西の窓でも熱取得を狙うならば南と同様に日射取得型のガラスにするが、通常は遮熱型にしておく方が良さそう。

・北面の窓は熱採取目的では考えない。

・曇天や雨の場合は熱の取得は期待できないので、その時は室内の熱を外に逃がしにくい様にカーテンや、カーテンが付けられない窓はガラスの断熱性を上げておく。

・壁や床の熱容量を可能な限り増やしておき、昼の日光の熱をそこに貯める事を考える。


夏の日射遮蔽で気を付けておく点は、

・出来るだけ東西は遮熱型のLowEガラスとし、その上で、窓の外で遮蔽する事を考える。

・夏前後の日射がどういう角度で各窓に入って来るかを調べておく。

・南面は軒や庇を使い、出来るだけ直射日光を窓に入れない様にする。

・南に植栽を植えられるならば、落葉樹にすると夏は遮蔽、冬は光を通すことが自然にできる。

・それに加えて、ヨシズやスダレ、緑のカーテンか、通風雨戸(YKK APではなぜか「かんたんプチリモ雨戸」という名前になっている。スリットシャッターや外付けブラインドでも良い)の様な斜めからの光りを遮る事がのできる遮蔽物を考える。

・スダレやシェードを使う事を考えるならば、最初から軒下にそれらを止めるフックを設置しておくと良い。

・窓内側のカーテンに遮熱効果はあまり期待しない。

・日射遮蔽をしすぎて部屋の中が暗くなる事が心配な場合は、高窓を軒下等の場所に作ると直射日光は入らず明かりは取り入れる事ができる。

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