2018年12月20日木曜日

【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る22 高断熱の具体化4 窓

窓メーカーもこの数年でかなり断熱化に舵を切ってきた様で、だんだん世界並みの高性能窓の方向の商品が出始めてきているとの事。


断熱に関連する事としては、LowEガラス、ペアガラス、トリプルガラス、真空ガラス、封止ガスもアルゴンだクリプトンだと色々なワードが出てきます。
従来からある、二重窓(内窓)という物もあります。


最初はペアガラスと二重窓の区別が良く分かりませんでした。複層ガラスという言葉も出てきます。ややっこしいです。


サッシにもアルミ、ハイブリッド、プラ、木製と種類があります。サッシとガラス種(含むLowEコート)とガラス間のスキマ間隔、封止ガスの種類などの組み合わせで性能が変わります。

サッシの断熱性は、熱伝導率の順番で木、プラがハイブリッドやアルミよりかなり良くなります。


ガラスは間に空気層をどれだけ作れるかという事がキーで、シングル、ペア、トリプルガラスの順で断熱が良くなります。
トリプルやペアガラスは同じガラス厚でも空気層の厚みが厚い方が断熱が良く、空気層よりもアルゴンガス層、クリプトンガス層、真空の順で断熱が良くなります。


二重窓はガラス間の空気層の厚みが大きくとれるので有利。でも、開け閉めは面倒。
又、トリプルガラスなどになるとガラスの総重量が重くなり、窓の開け閉めが重い。


LowEガラスは熱の放射を通したり反射させたりして、外からの熱を取り入れるタイプと、できるだけ取り入れたくないタイプの2種類があります。


断熱という見地で最も有利なのは木製サッシ+トリプルガラス(LowE)+真空+二重窓化となります。


日本の窓の標準品としてはYKK APとLIXILの売っている物が流通量が多いと思いますので、この2社の窓を見に行きました。


カタログ上の性能は、両社ともかなり高性能の窓を用意しており、あまり優劣がつきません。でも、実物を見ると網戸に関する考え方がかなり両社で異なっており、私にはYKK APの方がメンテ性も良いと感じられたので、YKK APの窓で検討を進める事にしました。


YKKには430シリーズという超高性能を謳っている物と、330シリーズというプラサッシの普及高性能窓、ハイブリッドサッシの310シリーズなどがあります。性能が上がるに従い値段も上がります。特に430はまだ流通量も少ない様でした。


北海道仕様の断熱レベルを持たせるのに、必要な最低レベルはどこか?という観点で調べて行き、330シリーズのペアガラス、中空層16㎜、アルゴンガス封入、LowEというものをベースに考えて行く事にしました。
場所によっては、他のグレードも組み合わせます。

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