そよ風は、本当に気持ちのよいものです。
今回の家は、春から秋にかけて南風が吹きます。よって、南の窓から入った風を上手く北の窓から出すことができれば、良い風を室内に吹かす事ができます。
とても役に立ったのは、台所に設けた勝手口用の通風ドア。風の通る面積を自由に変えられるし、ドアの下部と上部が開くので幅広い感じの流れになります。朝起きて、最初に南窓と北の通風ドアを少し開けると一日とても気持ちの良い風が通ります。
東西には、南風をキャッチすべく南向きに開く縦すべり出し窓を地窓として設置しました。狙いどおり、ここからも良く風が入ります。
地窓というと雨に強く、地面近くに開口面積を大きく取れる横すべり出し窓を用いるのが常識です。しかし、横すべり出し窓は風をキャッチする力は非常に弱いので、風の方向を良く見て使う必要があります。
1階の窓から2階の北窓に風を流すという事も、間取りで空間連結をしておけば可能です。
兎に角、対面の壁に窓を用意する。という事が最も効果的です。
夏は日射遮蔽をしなければなりませんが、通風雨戸が大活躍してくれます。日射遮蔽しながらある程度明かりも取り込め、風も取り込めます。一人3役を果たしてくれます。
窓について、一つ気を付けなければならない事があります。それは窓を開ける方向。
例えば、縦すべり出し窓だと、右開きにするか左開きにするかという点。
隣家との関係をも良くみておく必要があります。折角 窓を設けても、隣家の目を気にして開けられないという事にならない様に、窓の形式や開ける方向等に気をつける必要があります。
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