安心に対して検討した事を挙げてみます。
*地震対策
耐震強度:前述しましたが、その土地のハザードマップで推定されている震度に耐えられる構造(=倒壊しない)にしておきます。
家屋損傷:
それでも、家屋損傷は可能性があります。一番多そうなダメージは外壁へのクラック等になると考えました。クラックが入ると、そこから雨水が侵入して雨漏りになったり、構造体の腐食に繋がったりします。
そこで、外壁は通気構造にします。透湿工法では、そとん壁という外壁材を直接付けてしまうというやり方もあるとの事ですが、通気構造にする事で、たとえクラックが入ったとしても雨水は通気層から排水されるので内部構造に悪さをする可能性はかなり低くなります。
屋根の雨漏りの場合も、グラスウール等の断熱材だと、水が付くと断熱性能が落ちるとの事ですが、セルローズファイバーならば吸水しないので問題ありません。
断水:
断水になると、飲み水は備蓄と市営の共同井戸がありますが、最も困るのはトイレだと考えました。トイレを選定する時には、メーカーに強制的なバケツ放水等でも流せるかを確認しました。
流す為の水は、風呂水を溜めておく事以外に雨水タンクの設置も有用です。これは、庭の水やりや打ち水にも使えます。使っても雨さえ降れば勝手に再充填されるので重宝です。
火事:
火事は内側から起こすものと、外からの類焼の場合が考えられます。
内部からについては、火を使うのは台所のコンロのみ。暖房もエアコン暖房だけにして火を使わない様にします。
外からの類焼対策は、隣家との距離を出来るだけ取る事、雨戸や隣家との間に植栽をして窓からの火の進入を抑えます。外壁は燃えない無機の材料とします。
断熱材のセルローズファイバも自己消火性があります。もしも燃えた時にでも、有毒ガスを発生させない様にウレタン等の石油化学物質は極力持ち込まない様に考えます。
地震時に自動でブレーカーを落としてくれる装置もあるのでそれを使うのも良さそうです。
家具転倒:家具の固定方法を最初から考えておき、転倒止め金具が付けられる様に壁を事前に補強しておきます。
*停電対策
室内環境:
冬は高断熱と太陽熱を活かし、夏は日射遮蔽と排熱、夜の冷気(があれば)を活かす。必要に応じて基礎部分の涼風を取り入れる事も。
装置:
できるだけ電動を避けて、手動の物にする。特に迅速な避難が出来るかのポイントにもなる窓部は電動シャッターではなく、手動の雨戸にしています。
*情報途絶対策
TVはケーブルではなく、アンテナで。電波状態が良ければ、平面アンテナを屋内設置にするととても安心だと思います。
*台風対策
雨戸の設置。軒の長さ等も、強風でめくれない事を考えて決めます。大雨には水勾配をきちんと取るのと、排水側溝などが詰まっていないかの確認をします。
自転車も、なるべく家の壁に沿って駐輪できる様に考えます。
*雷対策
異常気象に伴って、ゲリラ豪雨など雷の発生頻度が高まってきています。雷が半径数キロ以内に落ちると、そこからサージ電流が電線等を伝って入ってきて、電子機器(パソコンなど)が壊れてしまう事が起こります。対策として、分電盤に雷サージ装置を組み込んでもらいます。
又、光通信のケーブルからもサージは入りますので、光ケーブルのONUに雷サージ対応が付いたプランにします。
*非常口
各部屋、最低2方向に逃げられる様に間取りと窓の大きさ等を考えておきます。
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