20年前に山形県の酒田で しそ巻き を知りました。
お味噌をしその葉で巻いて、3本ぐらいを目刺しのように爪楊枝に刺して
油で揚げた物でした。
これがあれば、ご飯がいくらでも食べられそうになるオイシさです。
お酒のつまみにも良いですね。
最近は、東京のスーパーでも買えるようです。食べた事が無い人は
ぜひ一度 お試しを。 ハマりますよ。
2014年5月18日日曜日
【憲法】日本人の不信感
この数日は、集団的自衛権に関してTVや新聞の報道が沢山なされて
います。
推進側は、「法整備をしたからといっても、実際に海外に出て行って戦争
をしようなんて考えていません。何かあった時に、判断する縛りを無くし
ておきたいのだ。」という主張の人と、「世界で集団的自衛権が行使でき
ないと言っているのは、日本だけ。使えるのが当たり前の常識だ。」という
主張の人がいる様に感じます。
後半の「日本だけ」というのは元外務省で大使をしていたりする人が多く
言っている様に思います。「日本だけ」は当たり前で、平和憲法=9条
を持っているのは日本だけなのですから、そう言っておきながら9条変更は
手続が大変だから、解釈で行こうと言っているようです。
大使で世界と交渉する立場だった人は、世界の常識に立ち向かわなければ
ならないのですから、本当に大変だったとは思いますし、そういう人達が
もっと他国と交渉しやすい様にしたいと感じるのは自然の様に思えます。
物議をかもした、小松氏も元フランス大使でしたね。
前半の、「有事の時の取りうるカードを増やすべき、世界との交渉力は武力
と経済の2本で行う必要がある。相手に対する武力の脅威感を持たせなけれ
ばならない。」という考えは、人間の歴史の中では普通の感覚かもしれません。
しかし、日本人がこれだけ9条を守りたいと言う人が多いのには、私自身も
含めて日本人の別な理由がある様に思えます。
正直、一般市民は真実の戦争歴史などは良く分かっていないと思います。
「大平洋戦争は当時の欧米列強が、アジアを牛耳ろうとしている中で、日本
を戦争せざるを得ない状況に追い込んだんだ」という主張と、「でも、だか
らと言って日本が植民地政策をとった侵略をした事も事実だ。」という様な
TV討論会で良くやられている議論は、平行線の言い合いに見えます。
でも、一つだけ、大平洋戦争で国民が肌感覚としてハッキリ認識したこと
があったと思います。
それは、我々日本人は、基本的にまじめ、勤勉、世間に迷惑をかけない、
世間の為にやって行こうとする国民性の人間という事。(9.11等の大災害時での
日本人の行動パターンにも出ていると思います。)
だから、皆の為や家族の為であるならば、自己犠牲を払っても貢献しようとする。
又、世間のムードやお上からのお達し等に結局はまじめに従ってしまう性質。
そして、その性質は指導層に利用されやすいものであること。国益の為と
誘導されると、どうしても真面目に尽くそうとする民族であること。
どんどん、エスカレートしうる民族であること。
だから、歯止めの装置として(その成立経緯はどうであれ)、平和憲法は
日本国民の多大な支持を得てきているのではないかと感じます。
基本的に、昭和の時代に指導者の誘導によって結局は国や国民はひどい
状態にさせられました。指導層は国民に嘘を平気でついて、騙してきました。
日本の軍隊は国民の生命を守る事を第1には考えない物だ。という事も
良く分かったので、誰が指導層になっても、暴走できない様にする事が
日本人の知恵として必要だと納得されているのだと思えます。
品川さんが言われていましたが、終戦後に 再軍備を言っていたのは、
①自身は戦場に行かない軍指導者や政治家、②軍に召集されたが、戦闘
部隊ではなく、占領部隊としての経験しかない人とのこと。戦闘部隊に
いた人は、自身が命の危険に直に会っていたので、軍内でのいじめも
ないし、再軍備など言わない。
国民は、評論家や頭でっかちで自身も自身の子供も戦闘にいかせない政治家
が指導層でやっている場合は、基本的に信用できないと感じていると思います。
当時の一般の国民の多くは、肉親の死や生活苦も含めて二度と戦争をし
てはいけない。戦争に近づく様になってはいけないと感じていたと思います。
そういう意味では、憲法は指導層、公務員を縛る法律として平和憲法は高い
支持を得てきているのだと思います。
今回の周辺事態法での、政府・自民党の話の進め方を見ていると、昭和の暴走
指導層の行動と繋がるように感じます。
例えば、「今回の法制定は、日米関係を強固にして、米国に日米関係から離
れないで欲しいという引き止め活動です。」と率直に言えば良いのに、
自立やパワーバランスの為という主張をされます。では、中国やロシア
とパワーバランスを取る為に、日本で核兵器を両国並みにそろえて、中
国各地、ロシア各地、北朝鮮各地へいつでもICBMを飛ばせる(日本を
攻撃しても、報復されると相手に信じ込ませる)仕組みを作り、国内
は6大都市がいつ攻撃されても反撃できるような分散化や要塞化を図る
積りなのか? 本気ですか?と疑問になります。
基本的には、こと国防に関しては指導層の言う理屈は信用できないという
心情が日本人の心の底にしっかり根を張っているいるのだと感じます。
パワーバランスの為という事だとしたら、武力以外でのパワーを日本はどう
付けるべきか? を作る事が重要ではないでしょうか?
います。
推進側は、「法整備をしたからといっても、実際に海外に出て行って戦争
をしようなんて考えていません。何かあった時に、判断する縛りを無くし
ておきたいのだ。」という主張の人と、「世界で集団的自衛権が行使でき
ないと言っているのは、日本だけ。使えるのが当たり前の常識だ。」という
主張の人がいる様に感じます。
後半の「日本だけ」というのは元外務省で大使をしていたりする人が多く
言っている様に思います。「日本だけ」は当たり前で、平和憲法=9条
を持っているのは日本だけなのですから、そう言っておきながら9条変更は
手続が大変だから、解釈で行こうと言っているようです。
大使で世界と交渉する立場だった人は、世界の常識に立ち向かわなければ
ならないのですから、本当に大変だったとは思いますし、そういう人達が
もっと他国と交渉しやすい様にしたいと感じるのは自然の様に思えます。
物議をかもした、小松氏も元フランス大使でしたね。
前半の、「有事の時の取りうるカードを増やすべき、世界との交渉力は武力
と経済の2本で行う必要がある。相手に対する武力の脅威感を持たせなけれ
ばならない。」という考えは、人間の歴史の中では普通の感覚かもしれません。
しかし、日本人がこれだけ9条を守りたいと言う人が多いのには、私自身も
含めて日本人の別な理由がある様に思えます。
正直、一般市民は真実の戦争歴史などは良く分かっていないと思います。
「大平洋戦争は当時の欧米列強が、アジアを牛耳ろうとしている中で、日本
を戦争せざるを得ない状況に追い込んだんだ」という主張と、「でも、だか
らと言って日本が植民地政策をとった侵略をした事も事実だ。」という様な
TV討論会で良くやられている議論は、平行線の言い合いに見えます。
でも、一つだけ、大平洋戦争で国民が肌感覚としてハッキリ認識したこと
があったと思います。
それは、我々日本人は、基本的にまじめ、勤勉、世間に迷惑をかけない、
世間の為にやって行こうとする国民性の人間という事。(9.11等の大災害時での
日本人の行動パターンにも出ていると思います。)
だから、皆の為や家族の為であるならば、自己犠牲を払っても貢献しようとする。
又、世間のムードやお上からのお達し等に結局はまじめに従ってしまう性質。
そして、その性質は指導層に利用されやすいものであること。国益の為と
誘導されると、どうしても真面目に尽くそうとする民族であること。
どんどん、エスカレートしうる民族であること。
だから、歯止めの装置として(その成立経緯はどうであれ)、平和憲法は
日本国民の多大な支持を得てきているのではないかと感じます。
基本的に、昭和の時代に指導者の誘導によって結局は国や国民はひどい
状態にさせられました。指導層は国民に嘘を平気でついて、騙してきました。
日本の軍隊は国民の生命を守る事を第1には考えない物だ。という事も
良く分かったので、誰が指導層になっても、暴走できない様にする事が
日本人の知恵として必要だと納得されているのだと思えます。
品川さんが言われていましたが、終戦後に 再軍備を言っていたのは、
①自身は戦場に行かない軍指導者や政治家、②軍に召集されたが、戦闘
部隊ではなく、占領部隊としての経験しかない人とのこと。戦闘部隊に
いた人は、自身が命の危険に直に会っていたので、軍内でのいじめも
ないし、再軍備など言わない。
国民は、評論家や頭でっかちで自身も自身の子供も戦闘にいかせない政治家
が指導層でやっている場合は、基本的に信用できないと感じていると思います。
当時の一般の国民の多くは、肉親の死や生活苦も含めて二度と戦争をし
てはいけない。戦争に近づく様になってはいけないと感じていたと思います。
そういう意味では、憲法は指導層、公務員を縛る法律として平和憲法は高い
支持を得てきているのだと思います。
今回の周辺事態法での、政府・自民党の話の進め方を見ていると、昭和の暴走
指導層の行動と繋がるように感じます。
例えば、「今回の法制定は、日米関係を強固にして、米国に日米関係から離
れないで欲しいという引き止め活動です。」と率直に言えば良いのに、
自立やパワーバランスの為という主張をされます。では、中国やロシア
とパワーバランスを取る為に、日本で核兵器を両国並みにそろえて、中
国各地、ロシア各地、北朝鮮各地へいつでもICBMを飛ばせる(日本を
攻撃しても、報復されると相手に信じ込ませる)仕組みを作り、国内
は6大都市がいつ攻撃されても反撃できるような分散化や要塞化を図る
積りなのか? 本気ですか?と疑問になります。
基本的には、こと国防に関しては指導層の言う理屈は信用できないという
心情が日本人の心の底にしっかり根を張っているいるのだと感じます。
パワーバランスの為という事だとしたら、武力以外でのパワーを日本はどう
付けるべきか? を作る事が重要ではないでしょうか?
2014年5月16日金曜日
【本】日米同盟の正体 孫崎亨 講談社現代新書
日米安保条約のその後を知りたくて、この本を読みました。
ニュースでうっすら聞いた覚えがありますが、2005年に日本の外務大臣、
防衛庁長官と米国の国務長官、国防長官で「日米同盟:未来のための変革と再編」
という文書が署名されました。
実は、これが日米安保条約にとって代わった物。
変わった点は、従来は日米安保は極東の安全保障の確保を目的としていたのが、
この文書では、日米の安全保障協力の対象が世界に拡大されたとのこと。
そして、米国の国益の為に日本が動く。という考えが更に強力に進められている。
日本の政治家も、以前は米国の国益と日本の国益は必ずしも一致しないというスタンス
でいたが、現在はすっかり米国の国益を高める事=日本の国益 という完全追従型の
人ばかりに変質してしまった。
著者は、外交官(イラン大使等)や国際情報局長、防衛大学教授を勤めた経歴の持ち主
だが、この米国の国益に合わせるという思想に警告をしている。
ソ連との冷戦下の米国は、日本をソ連のオホーツク海潜水艦に対する軍力とする為に
対潜哨戒機を自衛隊に沢山導入させた。日本政府は石油の輸入を守るシーレーンの為
と言って導入した。
冷戦後は、米国は世界で唯一の軍事大国になったが、イラン・イラク・北朝鮮を敵と
見立てて、軍備を縮小ではなく維持するべく動いた。日本には更なる軍事参加を求める
事になった。全ては米国の1強体制を維持する為。米国の国益の為とのこと。
又、政府や自民党などから、日本国内に向かって『米国は日本を守る、しかし日本は
米国本土を守らない。これでは不公平だ、これを補うため、日本は他の分野で、でき
るだけ米国に貢献しなければならない』という論があるが、一見もっともらしい。
この論は勢いを増し、今日日本の安全保障論議の主流を占めている。
しかし、この論は正しくない。
日米安全保障関係の取引は、米国が日本国内に基地を持つ、日本が米国側の陣営につく、
日本に攻撃兵器を持たせないこととの引き替えに米国は日本を守る、という取引である。
この取引の提唱者は、米国である。米国は現在もこの取引は十分意義があると見ている。
米国は日米同盟を解消して、基地を返す事になる方が非常に困る。
日本が米国ベッタリでいる事は、日本の国益に合わない事も多い。米国は1強主義になって、
法律や国連よりも米国の単独行動を優先する考えになっている。欧州は法と国際協調
を重視する考え。
日本は、欧州NATOなどとの連携もしっかり取って米国とのバランスを取っていくべきだ。
とのこと。
2009年の本なので少し古いが、現在の安倍政権の 集団的自衛権 の容認の動きなどは
米国の国益=日本の為 という意識そのものの様に思える。
これこそ、国の自立、独立性を失わせていく、思考停止の行動だと思う。
自民党の政治家は、米国ににらまれると下ろされると信じているので、こういう行動に
なってしまうらしい。
日米同盟の実態と、問題点を 実例豊富に 分かり易くかかれた1冊です。
この時期だからこそ、読む価値があると思います。
ニュースでうっすら聞いた覚えがありますが、2005年に日本の外務大臣、
防衛庁長官と米国の国務長官、国防長官で「日米同盟:未来のための変革と再編」
という文書が署名されました。
実は、これが日米安保条約にとって代わった物。
変わった点は、従来は日米安保は極東の安全保障の確保を目的としていたのが、
この文書では、日米の安全保障協力の対象が世界に拡大されたとのこと。
そして、米国の国益の為に日本が動く。という考えが更に強力に進められている。
日本の政治家も、以前は米国の国益と日本の国益は必ずしも一致しないというスタンス
でいたが、現在はすっかり米国の国益を高める事=日本の国益 という完全追従型の
人ばかりに変質してしまった。
著者は、外交官(イラン大使等)や国際情報局長、防衛大学教授を勤めた経歴の持ち主
だが、この米国の国益に合わせるという思想に警告をしている。
ソ連との冷戦下の米国は、日本をソ連のオホーツク海潜水艦に対する軍力とする為に
対潜哨戒機を自衛隊に沢山導入させた。日本政府は石油の輸入を守るシーレーンの為
と言って導入した。
冷戦後は、米国は世界で唯一の軍事大国になったが、イラン・イラク・北朝鮮を敵と
見立てて、軍備を縮小ではなく維持するべく動いた。日本には更なる軍事参加を求める
事になった。全ては米国の1強体制を維持する為。米国の国益の為とのこと。
又、政府や自民党などから、日本国内に向かって『米国は日本を守る、しかし日本は
米国本土を守らない。これでは不公平だ、これを補うため、日本は他の分野で、でき
るだけ米国に貢献しなければならない』という論があるが、一見もっともらしい。
この論は勢いを増し、今日日本の安全保障論議の主流を占めている。
しかし、この論は正しくない。
日米安全保障関係の取引は、米国が日本国内に基地を持つ、日本が米国側の陣営につく、
日本に攻撃兵器を持たせないこととの引き替えに米国は日本を守る、という取引である。
この取引の提唱者は、米国である。米国は現在もこの取引は十分意義があると見ている。
米国は日米同盟を解消して、基地を返す事になる方が非常に困る。
日本が米国ベッタリでいる事は、日本の国益に合わない事も多い。米国は1強主義になって、
法律や国連よりも米国の単独行動を優先する考えになっている。欧州は法と国際協調
を重視する考え。
日本は、欧州NATOなどとの連携もしっかり取って米国とのバランスを取っていくべきだ。
とのこと。
2009年の本なので少し古いが、現在の安倍政権の 集団的自衛権 の容認の動きなどは
米国の国益=日本の為 という意識そのものの様に思える。
これこそ、国の自立、独立性を失わせていく、思考停止の行動だと思う。
自民党の政治家は、米国ににらまれると下ろされると信じているので、こういう行動に
なってしまうらしい。
日米同盟の実態と、問題点を 実例豊富に 分かり易くかかれた1冊です。
この時期だからこそ、読む価値があると思います。
2014年5月12日月曜日
【本】新しい国へ 安倍晋三 文芸春秋
この本は、第1回目に首相になった時に出した「美しい国 日本」を、今回 改定したもの。基本的に安倍首相の考え方をPRした本です。
読んでみて、日頃 ニュースで接する政府の一連の動きは、ここに書かれてある事をそのままにやっているという事に素朴な驚きがありました。成る程。そういう考え方かと合点の行くことも多いです。この本と日米安全保障条約、日本国憲法、自民党による改憲案の4つを併せて読むのが良さそうです。
気になった内容のポイントと、⇒以下で私なりの印象を記してみます。
前文
・私は「闘う政治家」でありたい。(私の考える)日本のためになる事をしていく。
第1章 安倍首相の原点
・祖父(岸信介)の行った日米安保改定は、日本にとって死活的な条約。当時反対論が国民運動やマスコミ含めて大規模にあったが、それらは間違った胡散臭いもの。祖父は世間のごうごうたる非難を向こうに回して、その泰然たる態度には、身内ながら誇らしく思った。
・太平洋戦争も、軍部・指導者の責任はあるが、当時の新聞にも「断固戦うべし」と活字が躍っていて、民意の多くは軍部を支持していたと思う。
・日本が独立を取り戻す為の目標が憲法改定。連合軍にしばられた手足(武力の行使)を解き放つ「自主憲法の制定」が自民党の結党の精神のひとつ。 自民党で新宣言を検討した時に、党内で改憲をいう意見は少なかったが、私(安倍首相)が声を大にして新宣言の一つに入れこんだ。
・父の安倍外相の秘書官をして諸外国との交渉の場にも接したが、外交は信頼関係であるという事を強く思った。
・政治家は実現したいと思う政策と実行力が全て。
自分なりに熟慮した結果、自分が間違っていないという信念を抱いたら、断固として前進すべし、たじろがず、批判を覚悟して臨む。
⇒戦争当時の新聞の見出しを持ち出して、国民からの支持があったとしているのは、あまりに違和感があります。そういう表現や行動をせざるを得ないような状況に追い込まれているという事や、マスコミは民意とは全く異なる次元の話である事を無視していて、いわゆる権力者側の論理に見えます。
又、選挙で選ばれたのだから、白紙委任されたように自分の考えを押し通す。他人の意見を聞かない。国民から何を言われても気にしない。という態度は、国民主権や議会性民主主義という根本を全く無視しているのではないでしょうか。実際に、自分と同じ考えの人間を任命しての検討会開催と答申を行わせて、民主的に表面を取り繕って自分の意のままに進めるという悪しき手法ばかりが見える気がします。
第2章 自立する国家
・国家安全保障の視点で物事を考える事を基本とする。
・例えば「海外にいる日本人に手を掛けると、日本国家は黙っていない」ことを見せる事が重要。アメリカも同じ考え方。
・ナチなど独裁国家では自由と民主主義が否定され、報道の自由も認められていない。存在するのは、一部の権力者が支配している閉ざされた政府だ。問題なのはその統治の形である。
⇒十分 自覚しておられる様ですが、実際には安倍首相の進めようとしている事は、外交ではなく武力にたよる抑止と言論無視による国民から遊離した政府に見えます。
・靖国参拝に関して、政府としては1985年以降 参拝は違憲ではないという見解。
・参拝をしていても、小泉元首相や自分が 核武装をしようとしているか? 人権抑圧しているか? 自由を制限したか? していない。
・A級戦犯うんぬんも、国内法では犯罪者ではない。
・何人も国家の為に死んだ人に対して、敬意を払う権利と義務がある。
⇒国民を戦争に巻き込んでいった事に対する反省や得た知恵が全く見えません。
第3章 ナショナリズムとはなにか
・「君が世」を私は好きだ。「君」は日本国の象徴としての天皇。日本は天皇をタテ糸に歴史という長いタペストリーが織られてきた。
・国へのナショナリズム、母国愛は素晴らしいものだ。日本人のアイデンティティである。
・「地球市民」という言葉を言う人もいるが、「地球市民」ではどう人なのか、アイデンティティが分からないじゃないか。郷土愛がまず重要で、その先に母国愛がある。国は市民の安全・財産・人権を担保する基礎単位。
⇒ふるさと愛と「国家」を連動させる事が強引に感じます。江戸時代の日本では、各藩が今でいう国にあたっていた様に思います。日本というもう一つ大きなくくりがある現在、県単位でのナショナリズム意識が強く必要になっている訳でもありません。現在の国という単位も、地球というくくりでの意識が出来れば、相対的に意味が減じるものと思います。
・戦後の日本社会が基本的に安定性を失わなかったのは、短期で変わる行政府の長とは違う「天皇」という微動だにしない存在があって初めて可能になったと思う。
・日本政府は終戦後 GHQに天皇が統治権を総攬行使するという明治憲法の基本を引き継ごうと提案したが、GHQはそれを許さなかった。
・特攻隊の人たちは、「愛しい人の為に」だけで散ったのではなく、日本という国が悠久に長く続く事を願ったのである。国家の為に進んで身を投じた人達だ。
⇒安倍首相の基本は国民は国の為の奉仕者の様な形にしたいように思えます。自民党の改憲案も国民の為の憲法ではなく、国の為の憲法となっています。
具体的には憲法を守るべき者も、現在の「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」から「全て国民は、憲法を尊重しなければならない。国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う」という様に国民が守るという様に大きく変えようとしています。
特攻隊に関しても、本心から進んでではなく、そう考えないと出来ない状況に追い込まれたという視点が欠けていると思います。
第4章 日米同盟
・米国はパクス・アメリカーナ(アメリカによる平和)を信じ、主張している。平和を守るには強大な絶対権力者が必要で、アメリカがそれになる。
・レーガン時代にSDI(スターウォーズ)構想があった。ソ連はそれに対抗できずに崩壊した。
・憲法第9条は、「日本国民の安全と生存は、諸外国を信用してすべてを委ねよ」と言っている。
・ドイツは「国防の義務は民主主義の正統である」と言う。一方、日本は安全保障について考えることは、すなわち軍国主義であるととらえられたのでは、日本人の行動や心理は屈折して狭くなっている。
・日本は米国に守ってもらわなければならない。守るべきなのは国家の主権であり、国家の誇りである。
・米国とは信頼関係を高めたい。もっと仲良くして一緒に行動できる様にしたい。(そうしたら日本は見捨てられないはず。)又、対中国へのパワーバランスになる(トラの威を借る)。それが平和の道。アジアの安定につながり、結果 銃声は一つ起きないだろう。
⇒日米同盟が重要という事を言いたいし、米国は強大だと言いたいのだろうと思う。
SDI自体は米国内でも崩壊していた計画であり、認識が違っていると思います。
日本は絶対権力者の庇護下になるのが最重要というのならば、本当は米国の州にするクリミアの様に合併したいのでは?
日米安保条約は、「各行動は各国の憲法の下で判断する事」と明記されている。安倍首相が憲法を変えたいのは、この日米安保条約で日本が出来る事を増やしたいという事に尽きるのではないかと推測します。安保条約も戦後レジームの非常に大きな点だが、それを変える事は全く考えていないようです。
一番驚くのは、守るべきものは国民ではなく、国の主権だという考え。そこに国民の視点はありません。
安倍首相の目指しているのは。昔の冷戦のパワーバランス。つまり、軍拡競争の世界に戻る事。その愚に戻る事を止めてきたのが平和憲法と思います。
第5章 日本とアジア、中国
・日中は政経分離でいきたい。
⇒経済的な欲の為に、派兵や植民地化などをしてきたのが人類の歴史。政治は好き勝手にやるから、商売は独立してやって という分離は不可能だと思います。
第6章 少子国家の未来
・尊敬するチャーチル元首相は、貧しい労働者が増えると、怨嗟の声が日増しに大きくなり、国家に向かう。社会が不安定化してしまうので、社会保証に力をいれた。
・少子化対策は、家族を持つ事は素晴らしいと思う気持ちをはぐぐむ。家族の価値の大切さを訴える。
・労働生産力の減少は、女性・高齢者の生産人員化でカバーする。
・健康寿命と平均寿命の差を近づける事で、費用を削減する。
⇒結婚したい、子供を育てたいという気持ちが重要というのは分かりますが、なぜ結婚しないの、か、晩婚化しているのか、子供を作りたくないのか、に向き合う必要あり。ベキ論で解決する話ではないと思います。
第7章 教育の再生
・国に対して誇りを持つようにしないといけない。
・教育の目的は 志ある国民を育て、品格ある国家を作る事。
・学力の低下が著しい。向上心が無くなっている。 強制的な改善措置が必要。ダメな教師には辞めていただく。
・モラルの回復:自分が他人の役に立てる存在だったと発見させるためにボランティアの強制をしたい。大学も秋入学として、その半年をボランティアさせる。
・子供達に、典型的な家族のモデルを示す。子供を持つ良さ、家族の素晴らしさを教える。
・格差の再生産は、教育バウチャーで対応する。
⇒安倍首相の考えるのは、エリート教育&画一化教育に思えます。教育の目的は、社会に役立つ人間形成だと私は思います。現代はスマホなど含めて、個人が個人の殻に入っている時代だと思いますが、そこを、社会、集団という観点を持てるようにすることは重要と思う。
⇒全体を通して感じる事は、米国から見て価値の高い=使いやすい国を作ろうとしているのだろうという事。それしか日本には生きる道はないと信じている。それを自立・母国愛という一面で正当化しようとしているのではないでしょうか。
日本が武力を平然と使える様になると、折角 世界でも例を見ない 軍産複合体の無い日本に、それが生まれます。
軍産複合体は一度出来てしまうと、それの存在意義や成長を追求する事になります。それが経済成長になり国民の為という大義を掲げて。戦争・紛争を求める様に必ず成ってしまいます。
どうしても改憲をしたいと考えるならば、もしかしたら故意に有事を演出して。。という歴史によくあるシーンも連想してしまいます。
冷静さを失わない様にして、行かなければと思いました。
読んでみて、日頃 ニュースで接する政府の一連の動きは、ここに書かれてある事をそのままにやっているという事に素朴な驚きがありました。成る程。そういう考え方かと合点の行くことも多いです。この本と日米安全保障条約、日本国憲法、自民党による改憲案の4つを併せて読むのが良さそうです。
気になった内容のポイントと、⇒以下で私なりの印象を記してみます。
前文
・私は「闘う政治家」でありたい。(私の考える)日本のためになる事をしていく。
第1章 安倍首相の原点
・祖父(岸信介)の行った日米安保改定は、日本にとって死活的な条約。当時反対論が国民運動やマスコミ含めて大規模にあったが、それらは間違った胡散臭いもの。祖父は世間のごうごうたる非難を向こうに回して、その泰然たる態度には、身内ながら誇らしく思った。
・太平洋戦争も、軍部・指導者の責任はあるが、当時の新聞にも「断固戦うべし」と活字が躍っていて、民意の多くは軍部を支持していたと思う。
・日本が独立を取り戻す為の目標が憲法改定。連合軍にしばられた手足(武力の行使)を解き放つ「自主憲法の制定」が自民党の結党の精神のひとつ。 自民党で新宣言を検討した時に、党内で改憲をいう意見は少なかったが、私(安倍首相)が声を大にして新宣言の一つに入れこんだ。
・父の安倍外相の秘書官をして諸外国との交渉の場にも接したが、外交は信頼関係であるという事を強く思った。
・政治家は実現したいと思う政策と実行力が全て。
自分なりに熟慮した結果、自分が間違っていないという信念を抱いたら、断固として前進すべし、たじろがず、批判を覚悟して臨む。
⇒戦争当時の新聞の見出しを持ち出して、国民からの支持があったとしているのは、あまりに違和感があります。そういう表現や行動をせざるを得ないような状況に追い込まれているという事や、マスコミは民意とは全く異なる次元の話である事を無視していて、いわゆる権力者側の論理に見えます。
又、選挙で選ばれたのだから、白紙委任されたように自分の考えを押し通す。他人の意見を聞かない。国民から何を言われても気にしない。という態度は、国民主権や議会性民主主義という根本を全く無視しているのではないでしょうか。実際に、自分と同じ考えの人間を任命しての検討会開催と答申を行わせて、民主的に表面を取り繕って自分の意のままに進めるという悪しき手法ばかりが見える気がします。
第2章 自立する国家
・国家安全保障の視点で物事を考える事を基本とする。
・例えば「海外にいる日本人に手を掛けると、日本国家は黙っていない」ことを見せる事が重要。アメリカも同じ考え方。
・ナチなど独裁国家では自由と民主主義が否定され、報道の自由も認められていない。存在するのは、一部の権力者が支配している閉ざされた政府だ。問題なのはその統治の形である。
⇒十分 自覚しておられる様ですが、実際には安倍首相の進めようとしている事は、外交ではなく武力にたよる抑止と言論無視による国民から遊離した政府に見えます。
・靖国参拝に関して、政府としては1985年以降 参拝は違憲ではないという見解。
・参拝をしていても、小泉元首相や自分が 核武装をしようとしているか? 人権抑圧しているか? 自由を制限したか? していない。
・A級戦犯うんぬんも、国内法では犯罪者ではない。
・何人も国家の為に死んだ人に対して、敬意を払う権利と義務がある。
⇒国民を戦争に巻き込んでいった事に対する反省や得た知恵が全く見えません。
第3章 ナショナリズムとはなにか
・「君が世」を私は好きだ。「君」は日本国の象徴としての天皇。日本は天皇をタテ糸に歴史という長いタペストリーが織られてきた。
・国へのナショナリズム、母国愛は素晴らしいものだ。日本人のアイデンティティである。
・「地球市民」という言葉を言う人もいるが、「地球市民」ではどう人なのか、アイデンティティが分からないじゃないか。郷土愛がまず重要で、その先に母国愛がある。国は市民の安全・財産・人権を担保する基礎単位。
⇒ふるさと愛と「国家」を連動させる事が強引に感じます。江戸時代の日本では、各藩が今でいう国にあたっていた様に思います。日本というもう一つ大きなくくりがある現在、県単位でのナショナリズム意識が強く必要になっている訳でもありません。現在の国という単位も、地球というくくりでの意識が出来れば、相対的に意味が減じるものと思います。
・戦後の日本社会が基本的に安定性を失わなかったのは、短期で変わる行政府の長とは違う「天皇」という微動だにしない存在があって初めて可能になったと思う。
・日本政府は終戦後 GHQに天皇が統治権を総攬行使するという明治憲法の基本を引き継ごうと提案したが、GHQはそれを許さなかった。
・特攻隊の人たちは、「愛しい人の為に」だけで散ったのではなく、日本という国が悠久に長く続く事を願ったのである。国家の為に進んで身を投じた人達だ。
⇒安倍首相の基本は国民は国の為の奉仕者の様な形にしたいように思えます。自民党の改憲案も国民の為の憲法ではなく、国の為の憲法となっています。
具体的には憲法を守るべき者も、現在の「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」から「全て国民は、憲法を尊重しなければならない。国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う」という様に国民が守るという様に大きく変えようとしています。
特攻隊に関しても、本心から進んでではなく、そう考えないと出来ない状況に追い込まれたという視点が欠けていると思います。
第4章 日米同盟
・米国はパクス・アメリカーナ(アメリカによる平和)を信じ、主張している。平和を守るには強大な絶対権力者が必要で、アメリカがそれになる。
・レーガン時代にSDI(スターウォーズ)構想があった。ソ連はそれに対抗できずに崩壊した。
・憲法第9条は、「日本国民の安全と生存は、諸外国を信用してすべてを委ねよ」と言っている。
・ドイツは「国防の義務は民主主義の正統である」と言う。一方、日本は安全保障について考えることは、すなわち軍国主義であるととらえられたのでは、日本人の行動や心理は屈折して狭くなっている。
・日本は米国に守ってもらわなければならない。守るべきなのは国家の主権であり、国家の誇りである。
・米国とは信頼関係を高めたい。もっと仲良くして一緒に行動できる様にしたい。(そうしたら日本は見捨てられないはず。)又、対中国へのパワーバランスになる(トラの威を借る)。それが平和の道。アジアの安定につながり、結果 銃声は一つ起きないだろう。
⇒日米同盟が重要という事を言いたいし、米国は強大だと言いたいのだろうと思う。
SDI自体は米国内でも崩壊していた計画であり、認識が違っていると思います。
日本は絶対権力者の庇護下になるのが最重要というのならば、本当は米国の州にするクリミアの様に合併したいのでは?
日米安保条約は、「各行動は各国の憲法の下で判断する事」と明記されている。安倍首相が憲法を変えたいのは、この日米安保条約で日本が出来る事を増やしたいという事に尽きるのではないかと推測します。安保条約も戦後レジームの非常に大きな点だが、それを変える事は全く考えていないようです。
一番驚くのは、守るべきものは国民ではなく、国の主権だという考え。そこに国民の視点はありません。
安倍首相の目指しているのは。昔の冷戦のパワーバランス。つまり、軍拡競争の世界に戻る事。その愚に戻る事を止めてきたのが平和憲法と思います。
第5章 日本とアジア、中国
・日中は政経分離でいきたい。
⇒経済的な欲の為に、派兵や植民地化などをしてきたのが人類の歴史。政治は好き勝手にやるから、商売は独立してやって という分離は不可能だと思います。
第6章 少子国家の未来
・尊敬するチャーチル元首相は、貧しい労働者が増えると、怨嗟の声が日増しに大きくなり、国家に向かう。社会が不安定化してしまうので、社会保証に力をいれた。
・少子化対策は、家族を持つ事は素晴らしいと思う気持ちをはぐぐむ。家族の価値の大切さを訴える。
・労働生産力の減少は、女性・高齢者の生産人員化でカバーする。
・健康寿命と平均寿命の差を近づける事で、費用を削減する。
⇒結婚したい、子供を育てたいという気持ちが重要というのは分かりますが、なぜ結婚しないの、か、晩婚化しているのか、子供を作りたくないのか、に向き合う必要あり。ベキ論で解決する話ではないと思います。
第7章 教育の再生
・国に対して誇りを持つようにしないといけない。
・教育の目的は 志ある国民を育て、品格ある国家を作る事。
・学力の低下が著しい。向上心が無くなっている。 強制的な改善措置が必要。ダメな教師には辞めていただく。
・モラルの回復:自分が他人の役に立てる存在だったと発見させるためにボランティアの強制をしたい。大学も秋入学として、その半年をボランティアさせる。
・子供達に、典型的な家族のモデルを示す。子供を持つ良さ、家族の素晴らしさを教える。
・格差の再生産は、教育バウチャーで対応する。
⇒安倍首相の考えるのは、エリート教育&画一化教育に思えます。教育の目的は、社会に役立つ人間形成だと私は思います。現代はスマホなど含めて、個人が個人の殻に入っている時代だと思いますが、そこを、社会、集団という観点を持てるようにすることは重要と思う。
⇒全体を通して感じる事は、米国から見て価値の高い=使いやすい国を作ろうとしているのだろうという事。それしか日本には生きる道はないと信じている。それを自立・母国愛という一面で正当化しようとしているのではないでしょうか。
日本が武力を平然と使える様になると、折角 世界でも例を見ない 軍産複合体の無い日本に、それが生まれます。
軍産複合体は一度出来てしまうと、それの存在意義や成長を追求する事になります。それが経済成長になり国民の為という大義を掲げて。戦争・紛争を求める様に必ず成ってしまいます。
どうしても改憲をしたいと考えるならば、もしかしたら故意に有事を演出して。。という歴史によくあるシーンも連想してしまいます。
冷静さを失わない様にして、行かなければと思いました。
2014年5月9日金曜日
【科学技術】STAP細胞
今日のニュースで、理化学研究所が小保方さん問題の再調査は
しないという話が流れています。
あんまり早い結論や、「悪意なき」と「故意」は同じ意味とい
う解釈や、裁判沙汰になるか、、などの報道です。
STAPの話では、ニュースを見ていていつも違和感を感じます。
突然、大騒ぎして発表して、国を挙げて大はしゃぎしたと思っ
たら、問題指摘があったら途端に、個人攻撃の様子になって、
あるべき姿論や論文重視価値観ばかりが出てきています。
マスコミが意図的な意見誘導をしようとしているのか? 外国
やどこかから圧力がかかっているのか?
あまりにヒステリックかつ、ワイドショー的な報道と思います。
本来は、STAP現象が本当かどうかを 明確化する事が最も
大事であり、理化学研究所が透明性を持たせながら、小保方さん
も使って再現実験をするのが一番必要な事のハズです。
国も、マスコミもそういう方向に議論を持っていこうとせず、
スキャンダルにしようとしている様にしか見えません。
ちゃんとして欲しいと思うのは私だけでしょうか?
しないという話が流れています。
あんまり早い結論や、「悪意なき」と「故意」は同じ意味とい
う解釈や、裁判沙汰になるか、、などの報道です。
STAPの話では、ニュースを見ていていつも違和感を感じます。
突然、大騒ぎして発表して、国を挙げて大はしゃぎしたと思っ
たら、問題指摘があったら途端に、個人攻撃の様子になって、
あるべき姿論や論文重視価値観ばかりが出てきています。
マスコミが意図的な意見誘導をしようとしているのか? 外国
やどこかから圧力がかかっているのか?
あまりにヒステリックかつ、ワイドショー的な報道と思います。
本来は、STAP現象が本当かどうかを 明確化する事が最も
大事であり、理化学研究所が透明性を持たせながら、小保方さん
も使って再現実験をするのが一番必要な事のハズです。
国も、マスコミもそういう方向に議論を持っていこうとせず、
スキャンダルにしようとしている様にしか見えません。
ちゃんとして欲しいと思うのは私だけでしょうか?
【日常】癒されるポスター
毎朝JRの満員電車に乗っています。
押し合いやスマホをいじって傍若無人な人を睨んだりして
殺伐たる気持ちになってしまいがち。
そんな中、チョーヤの梅酒の中つりポスターに癒されます。
女優の夏菜さんが、デニムのオーバーオールを着て、梅林で
収穫した梅を運んでいる写真です。
ぜんぜんかざらない雰囲気、田舎の健康的な生活感が出ていて
とてもホっとします。
背景の山森の緑も良いですね。
ドギツさよりも、当たり前の自然が求められる時代になっている
んだなあ と感じます。
ちなみに、夏菜さんは、朝ドラの「純と愛」で知りました。
とっても重い気持ちにさせられるドラマでしたので、演じた夏奈さんと
風間さんは大変だったと思います。
ドラマが終わった後も、二人の活動には注目しています。
押し合いやスマホをいじって傍若無人な人を睨んだりして
殺伐たる気持ちになってしまいがち。
そんな中、チョーヤの梅酒の中つりポスターに癒されます。
女優の夏菜さんが、デニムのオーバーオールを着て、梅林で
収穫した梅を運んでいる写真です。
ぜんぜんかざらない雰囲気、田舎の健康的な生活感が出ていて
とてもホっとします。
背景の山森の緑も良いですね。
ドギツさよりも、当たり前の自然が求められる時代になっている
んだなあ と感じます。
ちなみに、夏菜さんは、朝ドラの「純と愛」で知りました。
とっても重い気持ちにさせられるドラマでしたので、演じた夏奈さんと
風間さんは大変だったと思います。
ドラマが終わった後も、二人の活動には注目しています。
2014年5月8日木曜日
【本】戦争のほんとうの恐ろしさを知る 財界人の直言
新日本出版社 品川正治さん著
平和憲法に立脚した経済とはどうしたら良いのか、をずっと追求されていた品川さんの本です。
今 読んでも そうだよな。と思う点が沢山あります。
一番は、「国家主権」ではなく、「国民主権」という事を、皆がしっかり自覚しようという事。
先日の憲法記念日の新聞の意見広告に、伊藤真さんらが、今の政治は「国会議員主権」になっていて「国民主権」になっていない。しかも、衆議院議員は違憲選挙による偽議員というのがありました。
自民党の憲法改正案を読んでも、どうみても、国民の為、国民主権のものではなく、国家が主体で、国の為の憲法に変えようとしています。
そんなに、「国民主権」を皆が嫌っているのでしょうか?
私には、「国民主権」は人類がやっと作ってきた知恵だと思うのですが。
品川さんは、経済も「国家経済」と「国民経済」は違うと言われています。
「国家経済」の視点では、長寿は ”高齢化・少子化”という働き手が減るという問題になります。「国民経済」から考えると、より良い長寿を生きられるにはどういう経済にしたら良いか という視点になるとのこと。長寿が国民にとっての悪ではないはずとのこと。なるほどな、と思います。
又、現在の政治家は「、企業経済が良くなれば国民経済が良くなるはず」という古い考えから抜け出していない様に見えます。
すっかり多国籍化している企業は、資本は海外に投資して、国内経済のアップには向かいません。企業経済を良くするには固定費(高い給料の日本人)を切って、海外の人材の雇用を増やす方が得なのです。国への法人税は確かに増えるかもしれませんが、国民経済が潤うという時代ではとっくに無くなっているのです。
それを変えて行くには、日本の高賃金でも通用する、さらなる先進的な高付加価値をどんどん生み出せる社会を作るか、高い賃金が必要なくなっている年金世代を、労働力化する新しい産業構造に変革していく事が必要です。
企業の現経営者の声や外国の声ばかり聞いていたら、国民経済とのしての政治は大間違いになっていくように思います。
色々考える機会を与えてくれる 一冊です。
平和憲法に立脚した経済とはどうしたら良いのか、をずっと追求されていた品川さんの本です。
今 読んでも そうだよな。と思う点が沢山あります。
一番は、「国家主権」ではなく、「国民主権」という事を、皆がしっかり自覚しようという事。
先日の憲法記念日の新聞の意見広告に、伊藤真さんらが、今の政治は「国会議員主権」になっていて「国民主権」になっていない。しかも、衆議院議員は違憲選挙による偽議員というのがありました。
自民党の憲法改正案を読んでも、どうみても、国民の為、国民主権のものではなく、国家が主体で、国の為の憲法に変えようとしています。
そんなに、「国民主権」を皆が嫌っているのでしょうか?
私には、「国民主権」は人類がやっと作ってきた知恵だと思うのですが。
品川さんは、経済も「国家経済」と「国民経済」は違うと言われています。
「国家経済」の視点では、長寿は ”高齢化・少子化”という働き手が減るという問題になります。「国民経済」から考えると、より良い長寿を生きられるにはどういう経済にしたら良いか という視点になるとのこと。長寿が国民にとっての悪ではないはずとのこと。なるほどな、と思います。
又、現在の政治家は「、企業経済が良くなれば国民経済が良くなるはず」という古い考えから抜け出していない様に見えます。
すっかり多国籍化している企業は、資本は海外に投資して、国内経済のアップには向かいません。企業経済を良くするには固定費(高い給料の日本人)を切って、海外の人材の雇用を増やす方が得なのです。国への法人税は確かに増えるかもしれませんが、国民経済が潤うという時代ではとっくに無くなっているのです。
それを変えて行くには、日本の高賃金でも通用する、さらなる先進的な高付加価値をどんどん生み出せる社会を作るか、高い賃金が必要なくなっている年金世代を、労働力化する新しい産業構造に変革していく事が必要です。
企業の現経営者の声や外国の声ばかり聞いていたら、国民経済とのしての政治は大間違いになっていくように思います。
色々考える機会を与えてくれる 一冊です。
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