昨夜の対イタリア戦で火の鳥ジャパンも
リオオリンピック行き切符を獲得しました。
選手の皆さん、本当に頑張りました。
久々に、手に汗握る試合でした。
この結果を引き寄せたのは、間違いなく
木村沙織選手。
本当にすごい集中力で爆発してくれました。
いつもなら、ブロックされたり、アウトに
なっているだろうなというシチュエーション
でも、奇跡の様に点を決めています。
TV解説でも言っていましたが、全く笑顔
を出さずに、真剣勝負の意識をずっと保っ
ている様に見えました。
この状態(ゾーンに入る?)の木村選手
には、きっと周りがスローに見えていた
のではないでしょうか。
神業と思えるスパイクを次々と打ってく
れました。
ロンドンオリンピックとその前のOQTで
も非常に苦しい状況があり、その時の
火の鳥メンバーの方々も、一様にシン
と静まりかえり、無言で超集中状態に
入ってどんなスパイクが来ても必ず
拾って拾って落とさないという神がかり
状態を見せてくれた事を覚えています。
その時の木村選手も、もちろん極限
集中状態で何があってもへこたれず
に決める。という事をしてくれていま
した。
解説の川合さんが、昨日の試合では
4-5年前の木村が戻ってきた。という
表現をしていましたが、私には それ
を超えた状態に感じられました。
今回の木村選手からは、4-5年前の
エースとしての集中状態に加えて、
当時の竹下選手の持っていたチーム
全体を引っ張る、何が何でもチーム
をオリンピックに連れて行くという
覚悟の集中状態が加算されて、一回り
凄み、深みが増した気魄を感じました。
ロンドン時は木村選手、竹下選手だけ
ではなく、佐野選手や新鍋選手など
ゾーンの力を出してくれる方が何人
もおられました。今回のチームは、
未経験メンバーが多いのですが、こう
いう経験を踏まえて、徐々にそういう
力を発揮してくれる選手が増えてく
るのだと思います。
技術を超えた世界かもしれませんが、
これを超えた所にしかメダルは無い
のだと思います。
木村選手には、ファンと後輩にすご
い物を見せてくれたという感謝の
気持ちが湧いてきます。これが、
必ず、火の鳥の地力アップにつながる
と信じます。
タイ戦は非常にまれな逆転劇だった
かもしれませんが、本当の真剣勝負
を見せてもらったという意味で、
昨夜のイタリア戦は記憶に残る1戦
です。
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