2019年1月1日火曜日

【家 住み手が書く】爽やかで、頼もしい家を創る37  低ランニングコスト

最後に、低ランニングコストを実現する為に考えた事を記します。


*家のメンテナンス費用を抑える

屋根:
耐久性のあるガルバニウム鋼板を使う。
これは、地震対策で屋根重量を軽くし、家の重心を下げるという事と、雨水タンクにコケ等有機物のある水を極力入れないという狙いも兼ねています。
屋根形状も単純で、施工しやすく(施工費安く)、壊れにくく、もし壊れても安く修理できる切妻屋根で考えます。入母屋や天窓は雨漏り等故障を起こしやすいので付けません。


外壁、内壁:
無機質の素材を使う事で、長寿命かつ、メンテフリー、もし傷付けてもあと塗り補修が出来る様に考えます。


水回り:
さや管ヘッダー方式にする事で、将来の配管更新での作業コストを減らせる様にします。


設備:
停電対策という面もありますが、電動や機械式の装置には必ず寿命があり、メンテや修理、交換が必要になります。ですので、低ランニングコストという意味でも極力手動の物を考えます。

例えば電動シャッター等を何か所も付けると、便利ですがモーターには必ず寿命がありますので、いずれ交換や修理が必要になります。
10年毎の修理交換に1台10万円かかるとしたら、家に5台あると、10年毎に50万円かかるという事。80歳や90歳の年金生活でこういうまとまったお金が必要となるのは大変です。

暖房も、最もエネルギー効率が高く、冷暖二役できるのでエアコンだけ(各階に1台のみ)としました。断熱をしっかりしておけば、使用時も軽い省エネ運転で済みます。


建物躯体:
前述している高断熱と透湿工法で柱等へのダメージを最小化します。


*生活費

光熱費:
電気代、ガス代等 マンション時代にくらべて大幅に少なくなりました。


医療費:
室温が安定しており、屋内温度差も少ないので身体への負担は相当減っていると感じます。健康面が向上する事で、医療に係る費用が減ると思います。

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まだまだ家創りには、建築途中の事や、外構の事など検討すべき事がありますが、それらは個別の事情で大きく変わって来ると思いますので、割愛します。


このシリーズはかなり分量の多い記事になってしまいましたが、私の経験が家創りを考えておられる方々の参考になれば幸いです。

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