私が定年を迎える前、なんで定年の日の夜で突然 自分の商品価値(サラリーマン収入など)が落ちるという社会システムになっているのだろう。と向け場の無い怒りを感じでいました。心が荒れるという状態。
転職を狙った活動を色々行い、履歴書を作って自分の社会人人生を振り返る時期でもありますが、その経験を否定されている気がしたのかもしれません。
そんな時に、とても嬉しく感じた時間、そこから心が軽くなった時間がありました。
それは、ある人が 履歴を見ながら私のやってきた事の話を熱心に聞いてくれたこと。わずか30分間ぐらいだと思いますが。
自分の人生を(ある瞬間でも)興味を示してくれて、理解してくれた。という事が、本当にカタルシス効果を生みました。
それが、ずっと記憶にあったので、「傾聴」という事に興味があり、この本を読んでみました。
色々な事が書かれていますが、気になったポイントは話を聞く時に、
「さえぎらない」
「否定しない」
「アドバイスしない」
という3つの”ない”を大切にして、最後まで相手の話を聴くという事。
又、話の最後には「話してくれて、ありがとう」と、ひと声添える事。
今度は、誰かに同じ体験を提供してあげられれば良いなと思います。
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