2014年11月9日日曜日

【シニアからの囲碁】超初心者の気持ち

囲碁を勉強してみようと思って1ヶ月強。

面白いとは思いますが、本当に難しいとも感じています。


だんだんと、分かってくると感じ方も変わってくると思いますので、時々 どういう所が難しいと感じ

ているのかを、書いてみようかと思います。


最初は、入門書という類の本を図書館で借りて4冊程読みました。

全てが理解できませんが、とにかく読んでみるという戦法です。



仕事で、新しいジャンルの事をしようと思うと、まずは関連しそうな本を4~5冊とにかく目を通しま

す。そのジャンルの言葉や考え方、何を大事にしているのかを把握できればその分野の人と話が

出来る様になるからです。



囲碁はどの本も、囲碁はルールの数が少ないから誰でもすぐに打てる様になる。と書いてありま

す。だけど、4冊とも他の3冊には書いていない事が何かしら書かれています。


普通、入門書といえばどの本も殆ど同じような事が同じような順番で書かれているのが世の常です

が、囲碁に関してはどれか1冊を読めばまずは一通り分かるという事にはならないのに驚きまし

た。



そして、ルールの後はいきなり事例集の解説ばかりになっていく事が多いのです。


一つ一つはこういうロジックになっているのか、、とじっくり考えれば理解できますが、考え方のイロ

ハの様な事があまりなくて、急にシチョウやゲタなどの基本の個別論が出てきます。



説明も普通の日本語とは思えない言い回しが多いし、詰碁などは相手がなぜそこに打ち返してくる

のかが理解できずにいたり、行き着く所まで解説をしないで途中で結論(これで白死にとか)だけ書

いてあるような本も本当に多いと思います。



書いている人は、自明の様に先の展開が読めているので、そこで解説をはしょるという事なのでし

ょうが、こうい読み手を意識しない不親切に満ち溢れている解説本というのは、他の世界の解説本

では今まではあまり見た事がありません。



本当に閉じた世界なのかなという印象です。

色々な本を見て、やっと部分部分が分かってきて、元の本に戻ってみると初めて理解できるという

事が非常に多い感じです。


まず、最初につまずいたのは、「欠け目」という概念。本では例を示して、「この状態は欠け目です」

などと書かれていますが、一体 欠け目ってどういう定義なのかをはっきり表現しきれている本は

少なかった気がします。



プロ棋士は若い人しか成れませんし、若い人は幼児や小学生から初めていて、ロジックよりも絶対

感覚を身に付けて上手くなって行った人が多いのだと思います。そういう人達が、ロジックでしか考

えられない大人達相手の解説書を書くことは、無理があるのかもしれません。



こんな事は言わないでも当然分かるよね。という暗黙の了解が非常に多いのが囲碁の世界という

印象です。


そんな中でも、これでもか、これでもか と基礎の基礎をロジカルに分かれせてくれるなと思ったの

は、次の2冊の詰碁の本でした。囲碁にゼロから挑戦される方は、ぜひこの本を一度読まれると良

いかもしれません。私には分かり易かったです。

・世界一やさしい詰碁 万波佳奈 毎日コミュニケーションズ
・はじめての詰碁 日本棋院

2014年11月4日火曜日

【動物】狸かムジナか

近くに自然遊歩道があります。



昔の里山の木立の道を残しているような場所で、落ちをの引きつめたような土の道が

ずっと続いていくな遊歩道。



笹林や木立の中の峠道。木や土や草の匂いに満ちていて、ここはもしや古代や中世の

日本か? という雰囲気の道。



でも、15分歩くと普通のアスファルトの市街地になってしまい、民家やカフェの店

が隣接している。電車の駅も眼の前。

そういう意味では不思議な空間です。



今日は秋晴れの気持ちの良い日なので、その遊歩道を久しぶりに歩いていました。



木立が風に揺れる音だけが響く静寂の中で、ふと道の先を見ると小さな木橋の向こうの

路から、黒くコロコロした狸が道を歩いている事に気が付きました。



狸の方もこちらに気づいた様で、一瞬 立ち止まってこちらを見て、サッと脇の竹林に

走り去って行きました。



14年前、この土地に引っ越してきた時には、緑が多い地区でバス道の脇には「ムジナ

に注意」という看板が幾つも立っていました。


でもこの5-6年でどんどん開発が進み、林は伐採されてマンションが乱立。「ムジナに

注意」の看板もすっかり見なくなってしまいました。


とても寂しく、可哀想な気持ちでいましたが、今日 ここで姿を見れて、こんな所で生

き伸びていてくれた事にホッとしました。



動物の生活圏を次々に奪っていく人間は、本当に地球上の悪魔的な生物と感じます。


人間は、人間の価値観の世界しか見えなくなっていて、自分達も自然の動物の1種なん

だという意識がなくなっている様に思います。旧約聖書のバビロンの塔作りがまだ続いて

いるという事でしょう。



なんとかしなくちゃという思いだけが空回りする気がします。



人間の本性が変えられないならば、地球を守るためにも、宇宙などの新しいフロンティア

に人類のにエネルギーと覇権の気持ちを誘導していく必要がある様に思えます。



無限地獄の気がして、それが根本解決策とは思えませんが。。。それが現実?


【本】温泉と健康 阿岸祐幸 岩波新書

温泉というと、1泊2日で行く手軽宿。という感覚でずっと生きてきました。


というか、旅行も安くあげようとすると、会社が提携している温泉リゾート

ホテルなどにを使いがちなので、自然とそういう意識になってしまったのです。


広く景色の良い風呂に入り、宴会料理を食べて、カラオケして、、という1パッケージ

のレジャー。家に帰ると、面白かったけど疲れたね。と言い合うような旅。



でも昔から湯治というのは、1週間~3週間もの間 泊まり、じっくりリフレッシュ

するというのがスタイルとのこと。湯治は温泉による温熱効果と泉質成分による効果

に加えて、自然な環境でストレスから解放されるという効果、簡単な運動による効果

が相まってリフレッシュできるという事。



私がやっていたのは温泉ごっこだった、という事が良く分かりました。


温泉を、温泉としてとことん楽しむという事。 そろそろやってみたいです。



日本は温泉地 3157箇所。 世界で日本に次いで温泉地が多いイタリアは約300.

ダントツで日本は温泉天国です。 活かして、楽しまない手は無いですね。



雑学として、

お風呂に関しては、日本人と欧米人では少し意識が違う様です。

幕末に日本を訪れた外国人がもれなく、毎日 お風呂に入る日本人を見て清潔好き

と感嘆していました。

でも、日本人にとっては、それが気持ちが良いからですよね。


日本人が好む温度は40-42度ぐらい。一方 ドイツ人は36-39度ぐらい。

ドイツ人から見ると42度などは高温すぎて身体に悪いはず。とのこと。

43度の温泉に入ったドイツ人は「煮えたぎったスープに飛び込んだようだ」と

感想を述べたとのこと。一方、25度の冷水浴ではドイツ人はそれほど問題ない

と言い、日本人が25度の風呂にじっと入っていたら、一分間もしない内に筋肉

がガタガタ震えてくる。

これが遺伝によるのか、習慣によるのかは分からないとのことでした。

2014年10月25日土曜日

【本 人物】ドクター・中松の発明ノート PHP研究所

TVや都知事選でドクター・中松の名前は知っていましたが、正直 少し変わった面白い目立ちたが

り屋な人? という程度の認識しかありませんでした。



この本では、中松さんの生い立ちから、今まで行ってきた発明がマジメに語られています。


この本を読んで、中松さんは現代の鬼才・天才だという様に私の認識が変わりました。



フロッピーや家庭用液体ポンプなどが有名な発明品だという事は聞いて知ってはいましたが、それ

らだけでなく、三井物産社員ながら数々の業務用の実際にビジネスになる発明や実用新案もされ

ていて、実に地に足がついた実際的発明家である事を知りました。



日本では、下手をすると芸能人のように、バラエティ向きの人という認識になっていますが、海外

(特に欧米)ではその成果を高く評価されていて、尊敬される人物と言われているようです。実用化

された実績を見ると、高く評価されるという方が正当に思えます。



きっと、サービス精神が多すぎるのかと思います。実力よりもバラエティ的にマスコミに扱われてし

まいがちだった岡本太郎さんと共通するような方に思えます。



余命2年と医師から宣告されたと公表されていますが、出来ればぜひ一度お会いして本当の姿に

接してみたいなと思いました。




2014年10月15日水曜日

【食べもの】ウイスキー

下期の朝ドラ「マッサン」を見ています。


ニッカウヰスキーを立ち上げた夫婦のお話ですが、それを見ていて

長年の疑問が解けました。



学生の頃、ウイスキーといえば、サントリーのホワイトとか、レッドなどの

安酒を飲みました。就職して、角瓶とか接待の時はオールド、リザーブなど

を飲むこともありました。



独身寮のビールケースにあったものサントリービールで、若い頃に飲んだ洋酒

は多くがサントリーだった気がします。



でも、いつも思っていました。



ウイスキー(ビールもそうだったかも)を飲む度に、”なんだか変に甘ったるい

なあ。プリンにかかっているカラメルが入っているみたい。”とずっと思って

いました。



当時バーボンやスコッチを飲む機会もありましたが、それらは全然違っていて、

強い!キツイ!でも男性らしい という印象でした。



カラメル味は、なんだか子供扱いされている気がして、それ以来 サントリーは

飲まない様になりました。



でも、周りの人はオイシイとサントリーを飲んでいます。



私にとってはずっと疑問でしたが、「マッサン」を見てトリイ社長は日本人好みに

なる様に、ワザと甘く調合しているとのことを知りました。 それで合点がいきました。



この10年はウイスキーはバランタインしか飲んでいませんでしたが、

ドラマに刺激されて、久しぶりにスーパーニッカを買ってきて飲んでみたら、とても

良い甘い香りがして、丸い味わい。でもカラメルや糖蜜の味ではありませんでした。



今週は、スーパーニッカをゆっくり楽しみたいと思います。

【心と身体】 忘却力はお得

以前に「鈍感力」とか「老人力」という言葉が流行りましたが、

最近 どんどん「忘却力」が成熟してきたのを感じます。



50の手習いで、囲碁を始めました。


と言っても、図書館で囲碁入門の本を何冊か借りて読みだした

というぐらいで、やっと初歩の初歩が少し分かってきた所です。



通勤時には、カバンに基本詰碁の本を持っていくのですが、

一問考え始めるとすぐに30分は経ってしまいます。

あっと言う間に目的地に着いてしまう感じです。面白い。



しかも、「忘却力」が強化されてきたので、先週解いたはずの

前の方のページの問題もすっかり忘れていて、本当に新鮮な

気持ちでくり返し取り組めます。



”困ったもんだ”と思うのではなく、「なんだか得した」と

思ってしまうのは、「あんまり悩まない力」も付いてきたのかも

しれません。



どんどん進化している?、、、それとも、、、、


でも、何となく手筋の感覚がつかめてきているのかもしれません。



どこまで進化するか楽しみな様な、怖いような。

2014年10月5日日曜日

【バレーボール】世界バレー 2次ラウンド

今朝のイタリア戦、残念でした。3次ラウンドへの道は無くなりました。


選手は精神的にも大変な状況で迎えた試合だったと思いますが、頑張っていたと思います。


何で点が取れないのか? 点を取られるのか? とシロウト目で見ていて感じた事を書きます。


①サーブミスやスパイクミスが多いこと。

②ロンドン組では起こっていた、絶対的プレシャー下での神業的ディフェンスが出来なかった事。

③シンクロ攻撃が成り立っていないし、それをカバーするコンビも少なく攻撃が単調すぎる事。

という気がしました。



①は各選手の高プレッシャー下での動作の精度がまだまだ足りないという事なのでしょうか。


②は、より安定した動きができるリベロの筒井選手が出なかった事とディフェンスに対する意気

込みが弱い選手(ポイントゲッターと称されているが)がどうしても多くコートにいる事に思えます。

イタリア戦では、スーパーディグが殆ど見られませんでした。日本の個々人の攻撃力は長身の外

国選手に比べてどうしても低いのですから、スーパーディグで、あなたのスパイクは日本には効か

ないよと示す事が必要です。そこから試合の流れが変わる事が日本戦では多いと思います。

リベロの徹底強化と、ポイントゲッター選手のレシーブ力の向上か、レシーブ力のある人の起用が

必要と思います。


③サーブで崩されて、宮下選手が身体を姿勢を崩しながらトスアップする場面や、中道選手がコー

トサイドから反対側サイドの選手へ大きなトスを上げるシーンが多かった様に見えました。どちらも

シンクロ攻撃が出来ない形です。それならば、コンビやトリック攻撃を増やせば良いのですが、そう

いう練習が全然出来ていないのではと見えます。山口選手はブロードやクイック攻撃も出来ます

が、本来はコンビ攻撃を組み立てるキーパーソンとして召集されたのだと思っています。忍者なの

ですから。全く生かされていません。勿体ないです。

今のハイブリッド6はサーブで崩されたら、殆ど機能できないというパターンになっているようです。

サーブで崩されても単調な攻撃にならない動きをぜひ作ってもらいたいものです。



リオに向けての課題が良く見えてきたのだと思います。


コーチ陣は冷静に分析して、各選手と課題の共通認識化をして欲しいと思います。

各選手は所属チームに戻ってしうのだと思いますが、各々が何を改善し行けば良いのか理解して

次の半年を使えればと願います。



木村選手は心も身体もボロボロなのではと思いますが、よく頑張ってくれました。

ファンとして感謝したいと感じています。


今晩のドミニカ戦で、悔いを残さない闘いをしてくれればと思います。


PS.

今回の世界バレーで、キューバの若いチームが非常に印象的でした。まだ技術レベルは粗すぎる

のだと思いますが、リオまでの2年間でも急成長してくるのではないでしょうか。

そうなると、手が付けられない強さを出すのではという気がしました。 目が離せないです。