2015年1月10日土曜日

【TV】マッサンと晩酌と

妻はアルコールを飲むとすぐに気持ち悪くなるとして、殆どお酒を飲みません。

だから晩酌は私が独りで飲んできました。


朝ドラは前から大体見ていたのですが、現在の「マッサン」が始まって妻がめずらしくウイスキーに

興味を持ちました。


私はスーパーニッカは買って少しづつ飲んでいたのですが、妻が「竹鶴」や「余市」というニッカのボ

トルを買ってきたのです。


早速、二人してロックで飲み比べ。


竹鶴や余市は妻もおいしいと飲める事が分かりました。悪酔いもしませんし。


二人しての晩酌をする事が出来、楽しい時間を過ごせました。マッサンに感謝です。



又、今までウイスキーの飲み比べをじっくりとした事が無かったのですが、個性が少しわかり始め

ました。色々なウイスキーを知りたくなりました。楽しみが一つ増えた気がします。

【自ら人体実験】プチ断食(昼食抜)き その後

以前 プチ断食の記事を書きました。その後も、昼食は食べない日を多くしてきました。

体重はほぼ標準体重を維持しています。


自覚症状としては別に何もなかったのですが、12月に久しぶりの1週間海外出張をしてみて自分の

体質が変わっている事に気が付きました。


①風邪を引かない。免疫力が高まっている感じ。

一昨年までは、東京の気温でもとても寒がりだったのですが、冬のドイツは最高気温1度という様な

日々でも寒さへの耐性が違う感覚です。勿論、それなりの暖かい格好をしていますが、それを入れ

ても寒さに強くなっている感覚です。


②持久力がついている

毎日 パソコンや書類などを入れた重いバッグを抱えて5-6Kmも歩くことになりましたが、あまり

ヘタりません。運動不足なので筋力はついていませんが、持久力が高まっているという感覚です。


③多少暴飲暴食しても体調が崩れない

海外出張のホテルは朝はバイキングが多く、日本とは違う珍しさもあって、ついつい2食分ぐらいを

毎朝食べてしまう。夜は、レストランに行ってビールやワイン、キルシュワサーなどかなり飲みなが

ら食べる。毎日 日本の時の3倍ぐらいは食べていたのではないかと思います。


体重は1Kgぐらい増えましたが、出張中 お通じも体調も全く問題ありませんでした。

日本食も恋しくなりませんでした。


そして日本に帰って、また2日程昼食抜きをすると体重もすぐ戻りました。


④睡眠不足でも大丈夫

行きの飛行機では、色々な映画を見る事ができるので12時間で4-5本映画を見続けて、結局一睡

もせずに現地につきました。ホテルに着いたのが現地時間の夕方なので、「ぐっすり眠って時差を

一気に解消!」と思っていたのですが、なかなか寝付けず、翌朝も4時に目が覚めてしまいまし

た。日本では6時間睡眠で生活していますが、出張の1週間は4時間睡眠になってしまいまし

た。 でも、殆ど問題なく行動できました。



という事で、プチ断食で体質改善が知らない間に起こっているなと思います。



最近は、空腹状態が分かってきたので、ああまだ胃になにか入っているなと感じられる様になって

きました。昼食を取った日は午後は思考力が落ちることも感じます。血液が頭ではなく内臓に行く

わけですから当たり前ではありますが。。 


プチ断食の本では朝食抜きを推奨している物が多いですが、通勤時間が長い私には朝食よりも昼

食を抜く2食が体調、ビジネス上も合理的な感じです。


夜は何でも好きなものを好きなだけ食べますし、飲んでいます。


今年も 無理しない範囲で続けて行きたいと思います。

2014年12月31日水曜日

【本 心と身体】透明な力 木村達雄 文春文庫

以前 数年間 心身統一合気道を習っていました。


そこで、心の置き方一つで身体の動きが全く変わる事を知って、それ以降 心を身体の関係にいつ

も興味を持っています。



この本は、合気の本流である大東流合気武術の創始者 武田惣角氏とその技を継ぎ、かつ超え

た、昭和の傑出した武術家 佐川幸義氏の発言録です。 文庫になっています。



「体に触れただけで相手が吹っ飛ぶ」と言うと受け側が自主的に跳ぶというヤラセと通常は思われ

ます(世の中の武術演武と言われているものの中でそういうのが多い)が、この佐川氏の技はその

言葉通りの物だったとのこと。これは、色々な人の証言もあり、確かな様です。



師匠の武田惣角氏も魔法としか思えない技を使った事が、明治の史実として伝えられています。



その佐川氏は、本当にストイックに練習と工夫を重ねてその奥義に至ったし、80歳になってもまだ

進化の途中だったという事。 


スポーツとは違い、生き死にを前提とした武術の追求。



どいういう考えを持って修行に臨まなければならないのか、何十年もかけて培う力の重要さなど、

武術に限らずあらゆる事に通じる人生訓が詰まった話に感じます。

しっかり生きるとはどういう事なのかを知らされる思いです。



こんな魔法の武術が日本には有るのか、という興味本位で読んでも面白いですが、達人の厳しい

生き方を知るという事でも価値ある内容だと思います。  お薦めの1冊です。



佐川氏がもしもまだ生存されていたなら、私はきっと入門を願っていたと思います。

【美術】セザンヌ

2年前に見に行ったセザンヌ展でのメモが出てきたので、その時の感想を書いてみます。


乃木坂の新国立美術館でのセザンヌ展に行きました。


セザンヌの父親はは金持ちだったようで、20-21才で父の放っておかれた別荘の1階のインテ

リアを彼が手を挙げてやらせてもらったらしい。4枚の春夏秋冬の大きな垂れ幕の様なサイズの絵

を描き、飾ったとのこと。



若々しさが出ていてとても気持ちの良い4枚の絵(イラストと言っても良いかもしれません)でした。

どれも、女性が1人立ったり、座ったりしています。春の朝の空の下、夏も陽光の下、秋は夕日の

下、冬は星空の下で。



歳を取るにつれて印象派と呼ばれる画風になって来ます。私は印象派という言葉の意味を今まで

あまり考えていなかったのですが、これらの絵を見ていて分かった気がしました。



昨日見たダ・ビンチ派の絵は細密に描くことで、質感、情感、一瞬の動きを表現しようとしていまし

た。それに比べてセザンヌは対象物を見てセザンヌの持った印象を記録しようとしている様に思え

ます。興味のある所は細かく描くが、そうでない所はボカしたり、省略したりします。


さらに歳を取ると、輪郭から描くのではなく色の印象をならべていくと結果として輪郭が現れてくると

いう描き方になっている様に思えます。



セザンヌ展に来ている観客の一人が連れの人に「セザンヌはあり得ない情景が自然に見える様に

描く画家だ」と説明していました。その一つの例として、静物画で書かれているテーブルの上の皿

の上のリンゴを指して、皿の角度がありえない傾きをしているとのこと。



でも、私はセザンヌはセザンヌとして一番スッキリする構図になる様に皿の下に何か物を挟んでワ

ザと傾けた配置を作って描いたのではないかと思う。練習用に描いているのだからワザと不思議

な形を描こうとしたとは思えません。それよりも、リンゴ、オレンジの造形のどの面を見せたいかと

いう構図を追及していたのでしょう。



セザンヌの絵は写真で言う 望遠ピント、周辺ソフトフォーカスフィルタ、覆い焼き、パンフォーカス、

モザイク などの効果が使われています。色々と工夫したんだという事が良く分かります。



画家の人生を感じられる面白い展覧会でした。

若いセザンヌの春夏秋冬は、又 いつか見てみたいと思いました。



2014年12月28日日曜日

【本】囲碁はボケ予防の妙手  金子満雄 河出書房新社

著者は脳神経外科の医師で、2万人以上の痴呆患者の治療を行ってこられた方。


痴呆の90%以上は脳を使わない事で起こってくる廃用型痴呆とのこと。


囲碁は、脳を活性化する事にとても効果がある。

調べた2つの老人囲碁クラブの人には痴呆の人が全く居なかったとのこと。


又、軽い痴呆の人も、若い時にちょっと囲碁を知っていた人に、囲碁をしてもらうと脳が再活性化し

て痴呆状態が正常に戻ったりする。


診療するときに、過去に囲碁の経験の有無を聞き、少しでも知っていたら囲碁療法を行う事を考え

るとのこと。


囲碁で上達するには、若い時からやっている事が重要ですが、囲碁の石取りゲームをしていくだけ

でも効果があるとのこと。


幾つになっても、始めて遅くないという事ですね。


小中学校などで、囲碁・将棋のやり方を1時間づつでも良いので教えておけば、将来の日本の痴呆

問題はかなり解決できるかもしれませんね。 

【本】ミロのビーナスはなぜ傑作か? 高階秀爾 小学館101ビジュアル新書

パリに行った折、ルーブルを2,3時間ですが見る事ができました。

本当は、1週間ぐらいかけてジックリ見たい芸術の宝庫ですが、駆
け足で歩き廻りました。最初に行ったのはミロのビーナス像。
そして、モナリザやナポレオンの戴冠式やフェルメールの絵画など
有名どころを見ました。


雨の日でしたが、沢山のお客さんが来ていてまるでデパートの売り
場を歩き廻っている様な錯覚を覚えました。

ビックリしたのは、お客さんがフラッシュなど焚きながらカメラ撮
影をどんどんしている事。絵画はバリアの無い生のままの展示なの
で、絶対に短波長の光が悪い影響を与える可能性があると思えます。
作品の前で、カンバスを立てて模写をしている人もいました。学芸
員なのでしょうか?

思いもよらないOpenな展示です。


ミロのビーナスは古代ギリシャ美術というコーナーにありました。
何人もの人が回りを囲んで近距離で見ています。とても魅力的だと
思ったのですが、そのコーナーにある他の展示像もミロのビーナス
に劣らないと感じるものが沢山ありました。

「ミロのビーナス」がなぜ、特別扱いされるのかが正直分からなく
なりました。

そこで、この本を読んでみました。


古代エジプトなど他の像は大抵が直立不動の姿か、わずかに片足が
前に出ている程度の動きの物なのに対して、ミロのビーナスは左足
に重心を乗せて、右足は自由な動きをし、胴体もひねってS字型と
なっているが重心線はしっかり出来ている(コントラポストと呼ぶ
そうです)立ち方になっています。

それにより、とても自然で自由度の高い姿勢が表現できているとの
こと。又、非常に緻密な衣服の表現。 これらが、西洋美術のそれ
からの美の手本になっているとのこと。

「傑作」なのではなく、「基準」なのだという説明です。


成る程と思いました。


その後に描かれたのミケランジェロの作品や、ボッティチェリの絵画
などの人物もコントラポストの立ち方をしています。

この本では、絵画でもギリシャ神話に関連する作品を詳しく説明して
くれます。神話のどういう部分をどう表現しているのか、初めて理解
することができました。


又、それらの絵画はルネッサンス時に沢山書かれている様ですが、面
白い事にそれ以前は同じテーマでは着衣している主人公が、ルネッサン
スでは裸で書かれている物が多いとのこと。

それは、ギリシャ神話で出てくるそのシーンにかこつけて、女体画を
画家が描きたかったから(逆に、女体画を書くために、そのシーンを
持ち出した)とのこと。

これにも、成る程!と膝を打ちました。


今まで、なんとなく好きだったミケランジェロの デルフォイの巫女、
リビアの巫女の絵も背景を知ると違う側面が光りだして見えます。

芸術とは面白いものです。


ギリシャ・ローマを題材にした美術に興味のある方にお薦めの一冊です。

2014年12月20日土曜日

【文房具】システム手帳のダイアリー

毎年、この時期になると翌年のダイアリーシートを買いに行きます。


システム手帳を使い始めて20年以上になるかと思いますが、何時もどの形式のダイアリー

シートにするか、店頭にある全種類を見ては悩みます。


でも、結局この5年 選び続けているのは

Bindexの「 2週間ダイアリー時間メモリ入り横ケイ[031]」です。



見開きで2週間分が一目で見れるのが実に便利。

又、各日毎に朝から夜までの時間メモリが付いているので、会議時間帯に線を入れて、会議名、

会議室を書くのに丁度良いのです。

予定表管理としては、これが一番使いやすい様です。



会議の内容は、ダイアリとは別にメモ用のページを沢山入れていて、そこに書いて行きます。



文房具屋で 「2週間ダイアリー時間メモリ入り横ケイ[031]」を買う度にいつも何でこんな紙が700円

以上もするのか? 自分でプリントすれば簡単に出来そうなのにと思います。知的財産で守られて

いるのですしょうか? 手帳自体もバカに高いですよね。



システム手帳のページは、もっと工夫とデザイン性を入れてバラエティに富んだ物を売り出せば需

要が出来るのではないかと思います。



ちなみにシステム手帳に書き込む筆記具は、これもプラチナ プレスマン シャープペンシル速記

用に決めています。250円ぐらいのシャーペンですが、0.9mmの2B芯を入れて使うと書きやすくて他

のものには切り替えられません。消しゴムが着いているのも助かります。


字は大きくなってしまいますが。。。



システム手帳の悩みは、すぐにパンパンに膨れ上がってしまうこと。


外出中の待ち時間などでは、過去のメモを読み返して、もう不要と思ったページはドンドン破いて

行くことにしています。それでも長期間気になるテーマがあると、ついつい溜めてしまいます。



以前、100円ショップでこの6穴A6シートを入れられるバイブルサイズのリングファイルを買った事が

あり、そこに残しておきたいページを移すという事をしていました。その後、このファイルを追加で買

いたく、探しているのですが、どこにも見当たりません。

ニーズは多いと思うのですが、、、 



システム手帳って他の人ははどう使っているのでしょうか?気になります。