2016年7月18日月曜日

【海外出張 ドイツ】 夏のドイツ

約1年ぶりにドイツ出張をしてきました。

今まで、冬から春には何回か行っていますが、夏の南ドイツは
初めてで、新しい発見がいくつかありました。

①雑草などの植物が半端なく繁茂している
 フランクフルトの石畳の都市部にいるとわかりませんが、
 ちょっと郊外に出ると、雑草や蔦植物などがすごく繁茂
 しています。
 ドイツでこんなに植物の元気が良いのは初めてです。

 鉄道の駅なども、雑草に浸蝕されてホームが狭くなって
 いる田舎駅など沢山。

 飛行機からみると、ドイツは本当に森の多い国で、その
 切れ間切れ間に村や町がある感じ。
 夏のドイツは本当に緑の多い国です。

②昼が長い
 夜の10時ぐらいでもまだ明るい。
 いつまでたっても明るい。
 フランクフルトは怪しく見える男たちが多い。
 冬は室内にいたのだろう。夏のフランクフルト中央駅
 近辺は、冬の3倍ぐらい怪しげな男たちがたむろして
 いる。(あっちから見ると、こっちが怪しいかもしれ
 ませんが。。)

 一方、観光客は少ない。シュツットガルトなども、
 町を歩いているのは、地元の人が多い感じ。
 シニア層が多い。
 有名レストランも比較的入りやすい。

 帰りの飛行機は11:30パリ発でしたが、その時間
 でも空港が人であふれています。
 明るい昼間をいっぱいに楽しんで、深夜便を選んで
 いるのでしょう。でも、明るいので深夜便という感じ
 がまるでありません。

③ビールがあまり旨くない
 気のせいか、慣れてしまったからかもしれませんが、
 イメージしていたよりもあまり旨い!と思えません。
 湿度が高いからか、周りが明るすぎるからかは分かり
 ませんが、どうもスッキリしません。ただし、シュナ
 プスは相変わらず旨い。これは、どんな環境にも負け
 ない酒なのかもしれませんね。

少しだけ、新しい一面を見ることができた気がします。

蛇足
 帰りは羽田に帰ってきましたが、以前よく立ち寄っ
 ていたソバ屋さんが無くなってしまって、本当に
 残念です。

 バスターミナルに行く通路横の駅ソバのような店
 があり、 空港バスを待つ30分ぐらいの時間に立ち
 寄って、コロッケと、日本のビールを買って一杯飲
 むのが、日本に帰ってきた時のルーチンでした。
 その店が無くなってしまいました。

 国際線ターミナルは、やたら高い店ばかりで気楽
 にホッとできる店が殆どありません。
 
 あの店に戻ってきて欲しいものです。

2016年7月3日日曜日

【本 バレーボール】伸びる人のデータの読み方、強い組織のデータの使い方 渡辺啓太 日本文芸社

言わずと知れた、火の鳥ニッポンのアナリストの渡辺さんが
書いた、眞鍋Japanがデータ活用によってどう戦術立案をして
いたのかの説明本です。

とにかく、緻密な生データ(インドメーション)の収集蓄積と、
それを使った分析・立案(インテリジェンス)がどの様に行わ
れているのかを詳しく知ることができます。

ここまでやっていたのか、、、 これならば選手もスタッフ
も本当に一丸になって目標に進んでいたんだ という事が
具体的に良くわかりました。

スタッフの皆さんも、寝食を忘れて、身銭も切ってロンドン
でのメダル獲得に向けて進めた3年間。

根性ではなく、データに基づいた分析を使って、戦術を決めて
いくだけではなく、選手育成のツールにも大いに活用している
姿がわかります。

バレーの世界で、「データバレー」という言葉は80年代から
使われていました。実は、イタリアで「データバレー」という
データ蓄積・分析用のアプリソフトが開発された事がきっかけ
だったそう。

渡辺さんは大学生の時から全日本女子チームに専任のアナリスト
として雇われ、データ活用を突き詰めていった様子。
「アタック決定率」などという指標は世界中で使われていますが、
70個もの日本独自のもっと具体性をもった指標を案出して敵味方
の分析に活用していれるとのこと。たとえば「アタック効果率」
など。

ちなみに
アタック決定率=「アタック決定本数」÷「アタック総打数
(アタッカーが打った総数」

アタック効果率=(「アタック決定本数」-「被ブロック数
(ブロックされてしまった数)」-「アタックミス本数」)
÷「アタック総打数」

トランジション成功率=相手のアタックをブロック、もしく
はディフェンスしたあとのアタックで相手コートに返した数
÷(相手のアタック数ー相手のアタックミス数)

※トランジションとはラリー中に攻守が入れ替わる場面の事
で、具体的には、相手チームのアタックをレシーブし、自チーム
のアタックへと展開し、守りから攻めへ転じる状況を指す。

それ以外に、「おとり」で飛ぶ事による効果率なども作って
アタックしていない他の選手の動きをキチンと評価してあげら
れる様にした。

ロンドンの韓国と戦った銅メダル決定戦。WSを江畑選手で
行くか迫田選手で行くかが前日のスタッフミーティングの
議題だった。韓国はキム・ヨンギョンのレフトからの攻撃
力を少しでも低下させる戦術を考えるべきで、その為に日本
のライト側に少しでも強いブロッカーをぶつけなければなら
なかった。ライトの攻撃力を上げるには、江畑選手、新鍋
選手、迫田選手という選択肢があったが、アナリストして
迫田選手を推した。スタッフで議論を重ねて、最終的に
眞鍋監督は迫田選手を先発に起用する決断をした。

そして監督は、迫田選手に「韓国戦では、石田のユニフォーム
を下に着て、戦おうじゃないか」と提案した。
「親友の分もお前ががんばれ!」と眞鍋監督は選手の力
を大舞台で引き出そうとした。

その前の中国戦でも、戦略的にスタメンに新鍋選手を起用
した。これまではオポジット(セッターの対角位置に入る
ポジション)には、ネット際の的確な判断力などが評価さ
れ、山口選手が起用されることが多かったのだが、新鍋選手
を起用することで、木村選手のレセプションの負担を軽減
する効果を狙った。木村選手が攻撃に専念しやすい状況を
作り出す事を狙い、それが発揮された。

戦術立案は4つの視点から考えている。
①相手の弱いところをいかにつけ込むか
②相手の強いところをいかに防ぐか
③自分たちの強みをいかに生かすか
④自分たちの弱いところをいかに隠すか

そして、「相手の視点に立って戦術を練る」。

練習等では、”どれだけ足りないかを具体化する事で目標
を達成する”ことを目指す。 曖昧な点を数値化して具体
目標と進捗を明確にする。

加えて、相手チームの弱点や、自分チームの上手に
出来た記録の映像などを集めて見せて、大試合前に
選手のモチベーションアップを行った。

この本を読むと、よくぞここまでやってくれたと感心
しました。昔の「ミュンヘンへの道」で松平チームが
やっていた様な熱意と工夫と努力でチームを作って
いった事がよくわかります。

今度のリオオリンピックでは、さらにこれらを進化さ
せて行ってくれていると信じます。

どんな、火の鳥になって生まれ変わって来るのか楽しみ
です。

2016年6月27日月曜日

【バレーボール】2016オリンピック代表選手発表

リオ五輪の火の鳥ニッポン 代表選手12人が
発表されました。

ぜひ皆 活躍してきて欲しいと思います。

このメンバーは万能選手のような方が何
人もいるので、色々な可能性を感じます。

アタック・レシーブ・ブロック・トスが
出来る木村選手、鍋谷選手、石井選手。
山口選手はMBに加えて、ロンドンの時はWS
でした。

多彩な選手揃いですので、MB1も、複雑な
コンビネーションも組むことができると
思います。

特に、山口選手はMBよりも「コンビをしかけ
るWS」として動き回ってくれると面白いの
ですが。

あと40日。一体 どういう戦術を練習し
てリオに臨むのか。

新しい鳥に生まれ変わって出てくる事を
楽しみにしたいと思います。

2016年6月25日土曜日

【本】難病に克つ(温熱治療、奇跡の実録と証言) 三井と女子 山梨ふるさと文庫

著者は教職32年のあと、60歳から鍼灸学校に行き
指圧師のとなった。薬等は使わないで病気を治す方法
を家庭で習っていた温熱療法を主として技術開発した。

この本は、その考え方や治療例、実際に治してもらった
患者さん達の手記(23人)が載っている。

以下 ポイントの抜粋

病気は身体の中のパワー(熱)が不足すると起きる。
自律神経に充熱して、血行の悪い所をほぐし、内外の
血液循環を良くすると、活力がみなぎってくる。

以下が永年にわたって積み重ねてきた治療と研究から
得た、ガンにおける熱治療の基本エッセンス。

・ガンは不治とされているが、こわい病気ではない。
 傷つけず(手術せず)治すこともできる。
・ガンをはじめ病気の成因は生命現象を営んでいる
 自律神経のアンバランスからくる。
・体外からくる発がん物質の作用は微々たるもので、
 殆ど発がんの力はない。
・自分の体の組織の活力を失ったところに生じてくる。
・切る、殺す、焼くは三悪で、飛び込み自殺の背を
 押してやるようなものである。
・発ガンした部分は小さいが根は深いもので切除して
 も、殆ど氷山の一角を切り取るのにすぎない。
・発生した部分は原発部ではないので、深部の根を
 たやさないと切っても発生してくる。
・転移はない。あちこちに出てくるのは同根から出て
 くる芽である。
・人間の活力は熱である。熱を補給してやればガンの
 根は消える。
・42度から45度の熱を皮膚の上から患部に注入す
 るとたちまちガンは消滅する。

以下本文
まずは総元に充熱し、次に患部の治療をする。体内の
病変は必ず体表に現れる。皮膚上の反応点を探して
そこに熱を入れる。

異常点はコリがあったり、硬さや凸凹度合が変になって
いたりする。
異常がなければ、熱器具の熱が当たると快い感じがし、
熱反応で病状を知ることができる。

身体にメスを入れてはいけない。

肺ガンの初期ならば、100%治る。

温熱治療の実際。
胆管がん、糖尿病、神経症、腰痛、リュウマチ、椎間板
ヘルニア、変形性関節症、関節リュウマチ、消化器系(
唾液が出ない、胸やけ、嘔吐、胃潰瘍、腸、肝臓、すい臓、
痔、過敏症大腸炎)、心臓・血管系(不整脈、心筋梗塞、
心臓神経症、閉塞性血栓血管炎・レーノー症候群、白蝋症)、
呼吸器系(咳、アレルギー性鼻炎、上顎ガン)、目(白内障、
眼球乾燥症、涙管狭窄、瞼下垂、アポロ病、目星)、泌尿器系(
血尿、膀胱炎、無尿症、尿たんぱく、萎縮腎、夜尿症)、
皮膚系(水虫・カンジダ、帯状疱疹、その他)、性欲

手記 略

以上

三井さんは、血行の悪くなる事が病気の原因と考えて
おられる様子。治療方法は温熱を使ってツボの判定、
温熱と指圧を使った治療を行われている様子。

特徴的なのは、エネルギーは「熱」がポイントだと
している事。”冷えは万病の元”という言葉もある
ので、それに相応した考え方と思える。

私自身、時々「熱を身体が欲している」と感じるときが
あるので、この考え方はかなり実感に合致する。

【本】「3つの体液」を流せば健康になる 片平悦子 自由国民社

著者は、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師。整体師。
25年で5万人を超える治療経験。

以下はポイント抜粋

身体の70%は「水」
血液、リンパ液、脳脊髄液 の3つが重要。

リンパ液は有害物質(老廃物)用の通り道。血管に
入らない大型ゴミを運ぶ。リンパ節でフィルタに
かけたり、破壊したり、中和する。

人間は体液循環を良くする事が大事。

肩こり 腕の力こぶの反対側の筋肉(上腕三頭筋)
をもみほぐすと良い。

腰痛やギックリ腰 足の付け根のリンパの流れが
悪くなっているので、内腿をゆっくりほぐす。

体液循環を良くするには、ストレッチや正しい姿勢
などが重要。

足モゾモゾ運動(本に詳細)、足裏マッサージ、
ふくらはぎマッサージ、深呼吸などが有効。

以上

片平さんは、体液の循環が滞る事が病気や不具合の
原因なので、滞る場所をほぐすことをを推奨して
いる。

【本】気功治療の実践(奇跡の生還) 片野貴夫 朝文社

西洋医学は、悪い患部に対する治療を行いますが、
東洋医学では患部とは全然異なる所(ツボ)を刺激
する事で治すという話をよく聞きます。

以前から気になっていたので、関連しそうな数冊
の本を読んでみました。これはその中の1冊に
なります。

著者は、気功を学ぶために北京体育学院に留学。
又、老子の元で修行。鍼灸学校を卒業し鍼灸士
の資格を持つ。自ら工夫した気功治療で多くの患者
を治しているとのこと。

以下 ポイント抜粋

気功とは、身体の中を流れている気をスムーズな
流れにする。病気は気の流れが滞る事で起こる。

小周天で気を体の中で回すと間脳に刺激を入れる
事ができる。小周天はかなり難しい技と説明して
いる人もいるが、肛門を後ろ斜めに上げる(絞める)
と簡単にできる。

気功をすると、毛細血管が広がり酸素が抹消まで
行く(不安なく、ゆったりした気持ちになる事で血管
が広がる)。これでガン細胞が増殖しない。

スポーツ選手は意外と短命の人が多い。これは
交感神経を使って集中しているから、内臓の毛細
血管が縮んでしまうから。

実例として、肺ガン、リンパガン、卵巣ガン、ネフローゼ
な治った。

治療は、全身の気を調整した上で、筋肉の緊張を
取り除く。

タンやセキは肺が原因ではなく、心臓が原因の事
が殆ど。 よって、心臓に集中した気を気功鍼で
落とし、心臓のツボを温灸すればよい。

花粉症は、どの経路に気が上がっているかを調べ、
その気を気功鍼で整え、ツボを探して毎日温灸を
すれば殆ど3か月で症状が消える。

偏頭痛は循経指圧で治る。

気の異常は絹のパジャマを着て上からなでると
普通の人でも簡単に見つける事ができる。
(サーモグラフィや手かざしによって感じる
温度差で)

気を吸っている所は、明らかに冷たいし、気が
集まっている所は熱が噴いて湿った熱さを感じ
ます。気の異常の見つかる場所は決まっている
ので、それに従って調べれば良い。(本には
人体図に場所を示した点をつけた図が載っている)

筋ジストロフィは肝経の気の異常。気功鍼をする
事で、ねじれていた腕がその場で治った実例あり。

筋ジストロフィは身体の酷使、酒の飲みすぎ、
セックスの過剰が原因。
肝経の気の異常で、小脳に気がうっ滞した。

様々な病気は、うっ滞した気を誘導する事で簡単
に解決できる。

脳腫瘍を治した事もある。

病院で調べても原因がわからない「本態性xx」という
病気や不定愁訴は 気や血液、水の滞りが原因。

治した事例としては、パーキンソン病、バセドゥ病、
アトピー性皮膚炎などもある。

ツボとは、何か。
経絡は人体を流れる水。この水が滑らかに流れている
時が健康な状態で、ツボは現れない。
川が堰き止められて出来る水たまりにうっ滞する水や
堰き止められて集まりすぎて澱んだ体液は熱を持ち
ます。これが「実のツボ」。堰き止められて細くなった
下流で取り残されたエネルギーの水たまりが冷えるツボ
「虚のツボ」なのです。
「実のツボ」に灸すると、非常に熱く感じ、「虚のツボ」
だと熱さを感じない。

冷え性や下痢症は治るし、高熱も簡単に下げられる(足
の裏の井穴のツボに気功鍼)。

風邪は気の異常なので、これに効く薬はない。

心身症、喘息も治った。

気功治療は施術者の気をかなり奪うので、各人が各々
気功を行い病気にならない様に予防してほしい。

以上

片野さんは、身体の中に循環して流れているものが
ある(気、水、エネルギーなどと呼んでいます)。
それがうっ滞する事が病気の原因なので、循環を
阻害している所に効くツボに温灸や気功鍼を行う
事で、病気が治るといわれています。

2016年6月19日日曜日

【バレーボール】 リベロの身体の使い方

だんだんオリンピックが近くなってきました。

火の鳥ニッポンチームが勝ち上がって行く為
には守備力をどう上げられるがポイントであ
る事は間違いありません。

今年のOQTではリベロに加えてレシーブ専用
選手も投入して、補強しようとしました。

ロンドン時は佐野選手、新鍋選手、竹下選手
というレシーブ上手な選手により守備力の基
礎がありました。

今年はその穴をどう埋められるのかが重要
です。鍋谷選手のようにレシーブが安定し
ている新しい選手も加わりましたが、やはり
キーとなるのはリベロだと思います。

色々なリベロの選手がおられますが、見て
いると、どうしても佐野選手の動きとの
違いを感じてしまいます。

それだけ、佐野選手の動きが特殊だったの
かもしれません。

特に感じるのは、外人選手に高速スパイク
をリベロの真ん前に鋭角的に撃ち込まれた
時の対応のスピードです。

床ぎりぎりの低さで腕でボールを受けない
といけないのですが、その低いポジション
になるまでの時間が、佐野選手は他の人よ
り1テンポ早かったと思います。

コンマ何秒というぐらいの差なのでしょう
が、それによってスーパーレシーブができ
ていた様に感じます。

ユーチューブで、往年の佐野選手のレシーブ
動画が沢山見れますので、久しぶりに見て
みたら、今までボンヤリ見逃していた佐野
選手の動きのポイントが分かった気がしま
した。

2つあります。

一つは、筋肉の力でかがんで姿勢を落とし
ていない事。驚いた事に、佐野選手は足を
後ろに滑らせて支えを無くし、自身の身体
を自由落下させて姿勢を下げています。

体術でいう「抜き」を、もっと極端にして
本当の自由落下速度を使っています。
だから、通常の「運動神経の良い」スポー
ツ選手の動きよりも早い動きを作る事が出
来たのです。

彼女がレシーブしたときに、カエルが車に
轢かれた様な形になっていた(例えが悪く
てすみません)事を覚えておられる方も
多いと思います。それは、垂直落下のスカ
イダイビンングの様な形でレシーブをして
いたから、そうなっていたという事なの
ですね。

普通のスパイクやサーブレシーブの時は
そんな速度はいらないので、通常の筋肉
動作で取られていますが、世界の強打者
のスパイクを、スーパーレシーブをする
時のモードでは、こういう動きを瞬時に
行っていたのでしょう。

2つ目は、1つ目とも関連もしますが、
出来る限りレシーブ後の球の動きを眼で
追うようにしている事。

回転レシーブや、身体を投げ出しす大き
な動作でのレシーブでは、どうしても
レシーブ後の球を見られなくなりがちで
す。佐野選手は、殆どの場合、レシー
ブ後も球筋を見られる形を追及して工夫
しておられたのでしょう。

他のリベロ選手に比べて、佐野選手の
取り方は地味に見えても、こういう
達人技が隠れていいたのですね。