2020年6月7日日曜日

【不耕起栽培の家庭菜園】ソラマメの花はパンダみたい

今年も、ソラマメを育てました。


去年栽培した野生種のソラマメからとったマメを保存しておいて育てました。

野生種なので、何代でも続けて栽培していけるのです。


不耕起栽培で3年目になるので、土も少しずつ出来てきている様で、耕していない畝でも土は固くありません。

そこに、ポット育苗の後 植え付けました。後は、土寄せ、摘芯ぐらい。


皆 よく育って 今年も豊作と言って良さそうです。



去年 初めてソラマメを育てて、その花を初めて見ました。


ソラマメの花は白い花びらに黒い模様がついていて、まるでパンダの様な印象です。白黒コントラストが清楚でキレイ。


パンダの顔が沢山 咲いている という畑を見ていると なんか楽しい気持ちになります。




そのパンダは、そのうち真っ黒くしおれてしまいますが、その跡に小さなマメの鞘ができます。



ソラマメの鞘は空に向かって伸びていき、 だんだん中のマメが太ってくるに従い水平や下向きに変わっていきます。まるで踏切の遮断機みたい。


その変化もソラマメを育てる日々の楽しみです。



スーパーで売っているソラマメは地味な野菜ですが、その成長はとても派手で変化が楽しい野菜です。

【コロナ】どの報道を信じるか

新型コロナでこの数か月は、テレビのニュース、ワイドショー、新聞、ネットニュース
等も新型コロナ関連の話題や安倍政権に関する話題ばかりになっていました。


一方、リモートワークをする事によって、今まではあまり見ることのなかった平日の昼間
にやっているワイドショーなどもかいま見る機会が出来ました。


それらを見て、感じるのは膨大な情報が溢れている時に、自分から見て何が最も科学や
現実に即した話や実効性のある話なのか、それとも、単なる素人コメンテーターや司会
アナウンサの素人質問、思惑を隠した意図的発言なのかを見分けるのは大変だという事
でした。文字メディアも編集の意図や誘導を沢山感じました。


そういう意味では、この数か月は情報社会のこわさや限界、強さも見えた気がしました。


色々見た上で結局、テレビでのニュースソースとしては、BSーTBSの報道1930という番組
(平日の19:30から1時間半の生放送)をほぼ毎日見る事にしました。


今までBSは、地上波のサブのメディアというイメージを持っていましたが、この番組で、地上波番組とは一味違う放送が行えるのかもと初めて知りました。


この番組の良い点は、生放送で関連政治家(与党自民党や政府から一人、野党から一人)、感染症の医師や学者から一人、そして生中継でその日のテーマでの現場の人一人がリモートで出席して、生で意見を戦わせ合う事も起こる事。

そして、生中継で出ている現場の人に、政治家に対して要望があるかを必ず聞いています。


与党政治家が手前味噌のストーリーでこういう手をちゃんと打っていますとアピールして
も、生中継で現場の人や臨床医師が直面している困難さや現実を生の声で訴えられると永田町で言っている事とのギャップが如実に表れて、問題点や課題が浮き出てきます。
キレイ事を言っている政治家も、現実に直面して、返答を迫られます。


課題に対して、政治家はどう答えていくのか。現場はどうしていく必要があるのか?問題を実際に解決していく為には具体的に何をしなければならないのか?という議論の場の様な生放送です。



もう一つ特徴的なのが、視聴者からコメントや質問を常時積極的に受け付けようとして
いる事。双方向とは言えませんが、視聴者の疑問や問題意識を番組内や番組作りに生か
そうとしているのかもしれません。


又、番組自身が現場に取材に出かけている事と、進行の松原さんが、課題や問題点についてテーマ設定し、それに対して専門的観点からのコメントや、現場の生のコメントを引き出そうとする事。(ワイドショーで見かける専門外の人の感想大会の様にはならない)


大手新聞やNHK、地上波のニュース・ワイドショーなどは、永田町発表情報を元に説明をしていますが、それでは現実の世界との乖離した頭でっかちで一方通行のニュースやコメントばかりになります。


勿論、報道1930も、民間企業の営利番組ですので、踏み込めない・タブーの領域があるのは薄々感じますが、報道キャップ的役割兼司会の松原氏、総合解説の堤氏は出来るだけ事実の本質に迫っていこうという一貫した姿勢があるように思えます。



ただ、あまりにマジメな番組なので、見るだけで疲れます。時々、テーマや出演者によっては今日は見るのを止めようと思う日もあり、その日は少しほっとするのも事実です。



報道1930は主に政治施策とコロナの現場という観点で視聴しますが、科学的に何が起こっているのかを知るには足りません。


科学的な知見については、山中教授のHPも見ますし、出来るだけ原本であるWHOや各種研究所や学会等の報告書そのものを見るようにしていますが、最も合点が行く情報ソースは東大の児玉達彦先生の対談が時々ネットに出るので、それを見ることです。


政府や専門家会議のやってきた事や言ってきた事がどれほど的外れかを、データをもとに
率直に言われるので、テレビや新聞に呼ばれることは殆どないようです。でも、言われるいる事(どんどん科学的データが集まるにつれ内容も進化されていますが)は、目からウロコのような内容で、又納得性の高いお話が多いと感じます。


こういう方に、専門家会議をやっていただけたら日本もどんなに合理的に対応が進むのかと思います。


報道1930の話も、児玉先生の話も 地上波TVや新聞などに比べたらマイナーな媒体での
情報です。 知らない人が大多数だと思います。


今回のコロナではこれらの情報ソースが良かったと思っていますが、別のテーマではきっと違う情報ソースを探さなければならないのでしょう。


情報化社会というのは、かなり難しい社会になったなとつくづく思います。

2020年4月5日日曜日

【非常時の対応】証言 細野豪志 講談社、国会事故調査報告書

福島原発時の対応を振り返る為に、表記の2つを読みました。


細野氏の本は、当時 首相補佐官で、東電との統合対策本部を作った時の事務局長として最前線にいた細野氏が鳥越俊太郎氏とのインタビューという形で事故1年後に当時を語った物。


当然、身贔屓な視点になっていると思いますが、この前に読んだ菅直人氏の回想本と照合しながら読むと、成程 当時の官邸の判断基準などが浮き彫りになってきているように思えました。


その中で、2つの事に成程と思いました。


一つは、菅首相が発災翌日に現地視察に飛んだことに関連して、

細野「視察について話を戻すと、私は、あの行動は、菅総理の個性が強く出たものだと思っています。視察をした後の菅総理の当事者意識って、すさまじいものがあったんです。自分が総理のときに起こった事故だ、自分で何とかしなければならないと。深刻な影響が東日本に広がるような事態は絶対に阻止すると、必死でしたから。

 もうちょと丁寧に決めたほうがいいのにとか、別の言い方があるのにという局面は、それはもちろんあったんです。あったんですが、一つ一つの、節目節目の判断に関しては、総理は間違っていなかったと私は思っているんです。

 その背景には、あの現場に行ったことで、総理のなかに強烈な当事者意識が芽生えたことが大きかったはずです。」

との事。

シビアアクシデントの時は、総理は判断・決断が必要になりますが、どれだけ当事者意識を持っているかでその判断の速さや質は変わると思います。

現在の新型コロナでのトランプ氏の発言と、NYクオモ氏の発言の違いなどは、その差が如実に出ている気がします。

日本の安倍首相は、コロナの現場や、中小商店主、弱者の状況などをどれだけ当事者意識を持てているのでしょうか?


二つ目は、情報の伝え方について

鳥越「その話(メルトダウン)は、政府の情報公開にかかわる重要なポイントだと思います。」

細野「「メルトダウンはしていない」とは私は、一回も言っていないはずです。どういうふうに言っていたかというと、「メルトダウンという言葉の定義が不明確だ」ということ。それから「核燃料棒が溶けているこてゃ間違いないけれど、溶融をしている程度はわからない」と言い続けてたんです。だから、「燃料溶融」とか「燃料損傷」とかいろんな言い方をしましたけれど、いずれにしても燃料が溶けていることは認めていた。kれども、どれぐらい溶けているかは分からない」というのが適切な表現でした。メルトダウンの可能性があると、全体像としてはいったん認めた上で、程度は正確にはわからないと細部についての見解を言えば、おそらく受け入れられたでしょう。よりシビアな予測ができなかったという意味では、メルトダウンに関する政府の発言は不正確だったと思ってます。

中略

鳥越「定義論争をしてもしょうがないんですけどね。本当はね。メルトダウンという言葉に踊らされるだけですから。」

細野「そうですね。ですから結局、考えるべきだったのは、「伝えるべき情報とは何か」ということだったんです。

 事故後、私たち政府は、わかったことがイコール正確な事実だと捉えていた。そして、その正確な事実を伝えようとしていた。われわれは、どちらかと言えばミクロの、一つずつの情報の正確さについて必死に吟味していたんですが、ここに失敗の本質がありました。国民は、ある程度漠然としていても、およそこういう事態が起きているのではないかという全体像の正確さを求めていたんですね。

 ですから、メルトダウンについては、言葉の定義も多義的だからわかりませんというのではなく、そういう可能性はあると認め、その上で、溶融の程度はこのぐらいだと予想されるという表現をすれば、受け止められ方はまったく違ったはずです。」


これは、政府発表だけでなく、私たちの日常でも気を付けなければならない事の様に思いました。

現在のコロナ関係での、政府発言は あいまい、漠然 の連発なので、菅政権の時とは真逆ですが。。。



国会事故調査報告書

これを読むと、歴代の東電経営陣の出鱈目さと、東電と政治・政府の癒着構造が良く分かりました。
又、東電・政府含めたコミュニケーションの齟齬も。

ただ、とても評論家的な書き方で、法律とは動き方が違う点等が挙げられていたり、問題点を列挙して提言風に書いている様にも感じました。非常時対応として良かった面、悪かった面という観点がありません。


事実検証と問題点の修正提案というスタンスでのみ書かれたのでしょう。

まとめられた黒川氏は 腹の据わっている人だと思っていましたが、その人がこういうまとめ方で出されたというのは、かなり恣意的な圧力がかかっていたのではと邪推したくなりました。


事実関係は、菅氏、細野氏の本と変わりありませんのでした。

2020年3月29日日曜日

【非常時の対応】東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 菅直人 幻冬舎

2011年3月 東日本大震災とそれによって引き起こされた東京電力・福島原発事故。初めて聞いた時に、学生時代に少し物理を齧った身として、これは本当に日本全滅まで行くかもしれない危機だと感じました。


大学の物理学科にいた時、当時の物理学生の間では核分裂方式の原発は核廃棄物の最終処理ができないのだし何かあったら取返しが付かないのだから行ってはいけない物だという認識で一致していました。なんで、日本は原発を推進するのか意味が分からない。大人の社会は納得できない事が沢山ありすぎだと思っていた事を思い出します。


ちなみに、当時は核融合方式ならまだクリーンに出来るかもしれない(本当はトリチウムが出るので無害ではない)けど、何十年も先だよね。という意識でした。



前置きはこれぐらいにして、

本書は首相の目から見た事故発生からの7日間と、その後の政局等が書かれています。


原発事故後も数年、後処理に関する報道が何度もあり、その中で東京電力という会社の閉鎖的な体質、原子力安全保安院の無能さなどがかなり分かりました。そういう後追い知識も踏まえたうえで、この本を読んでみました。


読んでみて感じたいのを、→で書いてみます。

・当時 首相にまともに情報が上がってこない。また、上がってきた情報が信用できない。ものすごく時間がかかり、タイミングを失する。との事。
→東電と原子力安全保安院ならば、多分 そんな事になっていたのではと感じていたとうりの事態になっていたらしい。


・そうなると、実際には何が起こっているのか事実に早く直面する必要があるので現地に飛んだとの事。又、独自のセカンドピニオンを出してくれるメンバーを組織した。
→本気で対応しようとしたら、当たり前の行動に思う。


・現場の吉田所長という、頼りに出来る現場指揮官がいてくれた事に本当に感謝し、全面的に信用し支援したいと感じた。 だが、中間に入る東電本社や原子力保安院の風通しの悪さ、気概の無さで現場要望と支援が寸断される。 東電は東電で出来る範囲の努力をするが、政府を動かせばもっと良い結果が出る事案でも、そういう提案をしようとしない。東電は私企業として現場からの撤退を考え、国としてはそれは許さなかった。政府と東電の統合本部を作った。


・本当に偶然にも助けられて、最悪状態は避けられた。それでも、原発ので事故の被害は非常に大きく規模になる。日本は、危機一髪を生き延びることができた。ただ、どれだけギリギリだったのかを、一般国民も永田町の政治家たちも実感しなかった。現場と対策前線だけが理解できていた。吉田所長や対策メンバーは、何度も死地に立ち向かっていってくれた。それでも、それだけでは回避できなかった。偶然に建物の一部が崩壊して自然ベントができた事に助けられた。
民間人に死地に行くように命令した初めての総理大臣だった。総理大臣にしか出来ない事だった。


・当時の政権や各省庁は、7日間 不眠不休に近い働きをした。


・理科系の菅首相も、事故前までは原発安全神話を信じていた。


・しかし、現実を知るに従い、原発はしてはいけない技術だと実感した。そして、脱原発を決心した。でも、原発推進は長年の日本政府の方針だったし、利権関係、政治関係も官庁も原発推進の構造が出来上がっていた。脱原発を掲げたとたん、菅降ろしの大合唱が 永田町、経産省、マスコミ、経済界、身内のはずの小沢一郎等から始まった。


・菅首相は、再生可能エネルギー法案成立と引き換えに、退陣した。


以上ですが、勿論 筆者視点で、しかも筆者にとって都合の良い様に編集された本だとは思いますが、そこに書かれた具体的な内容と時系列は事実なのだと思いました。

今後、関連する他の書籍も読んで整合性も含めて見ていきたいと思いますが、こういう状況だったら、私自身も菅氏と同じような動きをしただろうなと思いました。


危機対応を進める緊急コミニュケーションにおいて、言葉足らずや言い方の問題、受けとり側の思い違いなどが沢山起こったという話も、ありがちな事だと思います。


それでも、その時点が菅ー枝野チームの政府であったのは幸いだったと私は思いました。

【非常時の対応】大地震と原発事故の時の経験から

現在の新型コロナでの政府の後手後手対応を見ていると、
非常時の危機対応の仕方でその時のリーダーの考え方や
実務能力が露わになってしまっている様に思えます。

現在の与党は、国会でも過半数を持っていますので、色々な
緊急施策を果敢に実施しやすい状況にありますし、野党も
協力の姿勢を示しているので、足を引っ張っているのは、
単純に政権自身の対処能力だと思えます。


危機時にリーダーは、先の展開可能性(最悪時、成り行き時など)
を推測して、最悪にならない様にするにはどういうアクションを
先々に取っていかなければいけないかを考えて、臨機対応や、
事故処理、先手の仕込みをしていく事になります。


今回のコロナ禍では、日本全滅になる様な話ではありませんが、
危機対応が必要な事は確かです。


一方、9年間前の大地震・大津波とそれに伴う原発事故発生時は
まさに日本半滅が現実に起こっておかしくない事態でした。


その時の菅直人内閣で、官房長官をしていた枝野氏は、連日連夜
記者会見を行い、当時のtwitterで「枝野寝ろ」(非難ではなく、
そんなにガンバリすぎずに少しはお前も睡眠取れ という応援)
メッセージが沢山出ていたことを思い出します。


その枝野氏が何週間か前の国会で、安倍内閣のコロナ対応に対
して、政府として本気で対応しているのか? 


本気でしていれば各省庁から、自分分野ではこういう先手対応を
して行くという提案や、官邸から各省庁に施策だしを迫る事をし
なくてはならないが両方とも全く出来ていないのはどういう事か?

と追及をしていました。


本当の危機の経験者としての、指摘だと思いました。


菅直人政権は、原発対応で現場視察を無理やりして現場の足を引っ
張ったとの非難や、マスコミやは自民党だけでなく当時の民進党内
の小沢一郎一派による強烈な足のぴっぱり等でもボロボロになりま
した。


当時、日本の最大のピンチで、日本が一致して立ち向かって
いかなければならない時なのに、永田町の政治家やマスコミは
ああいう政局闘争などをするのか、とても不信と異様さを感じて
いました。


前回の究極に近い危機時に何が起こっていたのか、どういう動きが
起こったのかを改めて学ぶ必要があるなと感じます。


という事で、いくつか関連本を読んでみようと思います。

2020年3月22日日曜日

【物理屋の養生訓】医学常識はウソだらけ 三石巌 祥伝社

物理学者の三石氏が「自分の健康は、自分自身で管理しよう」と考え、独自の研究の結果を自身で実践していってたどり着いた話。 

食生活で病気を予防、治す。

「医学常識」は「科学の非常識」と断言。


例えば、

①「食塩を摂り過ぎると高血圧になる」のウソ

健康診断で高血圧ぎみの数値が出ると、塩分を控えてくださいと大抵指導されます。

又、長野や東北地方で塩分を摂り過ぎていたから高血圧が多かったという説明も良く聞きます。


でも、冷静に 食塩摂取の多い県 1、岩手、2、長野、3、山形 と10万人あたりの高血圧患者数が多い県は1、山梨、2、島根、3、青森 となっていて、整合しないとの事。



三石氏の考えでは、体内でのナトリウムとカリウムのミネラル比率 6対10 になるように摂取するのが健康に良いとの事。

東北でもリンゴの生産地では高血圧が少ないのは、リンゴを食べてカリウムをしっかり取っているから。


やみくもに食塩制限をすると、重要なナトリウムが減ってしまい良くない。

同様に、カルシウム対マグネシウムも2対1の比率で摂るのが良い。


ナトリウムがとれるのは、ハム、ミソ、パン、塩
カリウムは リンゴ、ソラマメ、ホウレンソウ、バナナ
カルシウムは牛乳、海藻(ひじき)、マメ類、小魚
マグネシウムは海藻(こんぶ)、小魚、ココア・抹茶、ゴマ、ナッツ、果物

血圧降下剤は血栓の原因にもなってしまう。


②コレステロールは悪玉

コレステロール自体は身体に非常に重要なもの。

悪玉と言われるのは、LDLが活性酸素等に遭遇すると酸化されてしまうから。


よって、コレステロールを摂らないのではなく、活性酸素等を退治する物質(スカベンジャー)を摂る事が重要。


スカベンジャーとなるのは、沢山の種類がある

ビタミンC(水溶性) レモン、イチゴ、ミカン、トマト、ブロッコリー、ピーマン、、、

ビタミンE(脂溶性) アーモンド、大豆、落花生、ウナギ、シジミ、カツオ、アユ、、

カロチノイド(脂溶性) ベータカロテンやキサントフィルなど。緑黄色野菜(ニンジン、カボチャ、トマト、、)、かんきつ類、赤身の魚、海藻、卵黄、魚卵

ポリフェノール(脂溶性) 煎りゴマ、低温で入れた緑茶、赤ワイン、コーヒー、ショウガ、、


③動脈硬化は治らない

弾力を与えるのはエラスチンというタンパク質。体内合成するには、ビタミンB群が必要。

イワシ、豚肉、バナナ、大豆を食べよう。


④痛風

痛風と言えば尿酸値。 でも尿酸自体は身体に有益。

ただし、尿酸がナトリウムとくっつくと針状の結晶になって悪さをする。

尿酸がナトリウムとくっつかないで、糖タンパクとくっつく様にすれば良い。

そこで必要なのはタンパク質とビタミンA.

ビタミンAは 肝油、レバー、バター、チーズ、牛乳、卵黄、、



全てにおいて、最も重要なのは、良質のタンパク質。 これをしっかり摂るべし。卵がベスト。


これ以外にも、三石理論が満載です。


食生活で予防や治療をする。という考え方はとても共感しますし、そうなのか と思わせる内容です。


ただし、裏付けとなる証拠はお医者さんではないので、ご自身での人体実験結果しかありません。


三石さんは95歳でもスキーを毎年され、50代の筋肉レベルを保ち、白内障の進行も止めたとの事。


江戸時代に、本人と奥さん自身で色々試してみて健康法を詰めていった「養生訓」がありますが、三石さんのこの本も 平成の養生訓 なのでしょう。


読者も、自身の人体実験で効果を確かめていくのがよさそうです。

この本の中で、私の人体実験と合致していたのは、ビタミンCの大量摂取。

ビタミンCを沢山飲み始めてからは、身体の抵抗力がかなり高まった実感があります。

折角なので、しばらく毎日1個は卵を食べてタンパク質追加実験をしてみようと思います。

【暗闇と希望の絵本】レッドツリー ショーン・タン 今人舎

絵本で、こんなに暗く、つらい物は見たことがありません。


子供だけではなく大人でも、理不尽につらい目にあって生きざるを得ない人が沢山います。


落ち込んで、落ち込んで、どう生きたら良いのか分からない。


辛い気持ちを絵と文で表しています。


そして、最後にどうしたら希望に会えるのかも。


人は 生きていく上に、誰でも落ち込んでしまう時があります。


小さな出来事で起こる事もありますし、自然災害や事故などで突然 そういう状況に放り出されてしまう事も。


この絵本は、そういう状況への共感と、希望 を伝えるために書かれている物だと感じます。


副題が「希望までの360秒」。


翻訳は早見優さん。


なんで、早見さんがこの本の翻訳をされたのか知りませんが、とても心に響く言葉になっている。


辛い時を迎えている人(大人でも若者でも、子供でも)への応援となる本だと思いました。