2020年10月17日土曜日

【原発】家庭で簡単に出来る原発反対の意志表示

 福島原発の廃液を海に放出していくという政府の考えのニュースが出ています。


私は原発は止めたほうが良いと思ってきました。福島災害の後は止めていかなければいけないと思う様になりました。 でも、それは頭で考えていただけで、具体的な行動としては選挙時に原発反対の候補者に投票するという事しかしていませんでした。


でも、個人がもう少し積極的に反原発の意志を表示できる方法がある事が分かりました。

それは、電気を原発以外の発電所を使った電力会社から買うように変更するという事。



私は今まで、ずっと東京電力を使ってきていました。

でも、今は再生可能エネルギーを電源とした電力会社が幾つもあって、単に電気の契約をそちらに変えるだけで自宅で使う電気を再生可能エネルギー起源の電力に切り替える事ができます。


ガス会社等が電気も一緒に契約してくれたらお得ですよという宣伝を良くしています。

経済メリットをうたった、売り込みだなと聞き流していました。


でも、電力会社を変えるという事で、脱原発の方向に行けるのならばそれはアリなんじゃない?と妻に言われて目からウロコが落ちました。


そういうやり方があったか!と。


電力会社を変えると言っても、工事などは不要です。

電線は今まで通りの東電系の電線を使いますが、流す電気の源を再生可能エネルギー発電所に切り替えるという事です。これは契約の変更だけでOK.



ネットで「再生可能エネルギー電力会社」等で検索すると、意外と沢山の選択肢がある事が分かりました。

内容もバラエティに富んでいるので、その中で自分に会うものを選んで契約すれば良いという事になります。



私は生協がやっている パルシステムでんき にしました。

別に生協の宅配を使っていた訳ではありませんが、なんとなく企業系よりも親近感を感じる事と料金が現在の東電と変わらないという事で選びました。

ネットを見ると、パルシステムの組合員でないと契約できないという記述があって、入会バリアが高そうに思いましたが電話で聞いてみたら宅配は使わないで電気だけの使用でも組合員になる事が出来る。組合員になるときに1000円の供託金(脱会すると戻ってくる)は出す必要がありますが、それ以外は、料金は電気代のみという事が確認できたので契約しました。東京電力への通知もパルシステム側からやってくれます。


契約を変えても、日常の生活は全く今までどうりです。

損も不便もなく原発反対の意志表示ができるので、もっと早くからやればよかったと思います。


2020年10月9日金曜日

【生活】趣味のボランティア

 新型コロナの関係で、在宅リモートが多くなりました。

運動不足+ちょっと窮屈な感じの生活ですが、オンライン生活ならではの楽しみもだんだん見つけられるようになってきました。


前にも少し書きましたが、その一つがずっとやらなくっちゃと気になっていた「ボランティア」活動。


災害でサッと動いて助けに行くボランティアの人の活躍をニュースなどで見ると、自分もしないといけないのではないか。と焦りに似た思いが起こります。 頭では、行けば良いんだと分かっていても、その一歩がなかなか踏み出せない状態がずっと続いてきました。


でも、たまたま 国立天文台が市民参加のボランティア(ゲーム?)のGalaxy Cruise というのをやっている事を知り、参加を始めました。


すばる望遠鏡で撮った非常に沢山の遠方にある銀河の形を分類するボランティア。


きっと、人間が分類したデータを教師データにして、ディープラーニングにつなげてゆくのでしょう。自宅のパソコンで、参加できるボランティアです。


小学生の時には、アポロの月面着陸をテレビで見て大興奮し、宇宙大好き少年でした。

しかしその後数十年。宇宙とは縁遠い生活をして、その気持ちをすっかり忘れていました。


でも、このボランティアで 又 宇宙に興味がモリモリと湧いてきました。趣味の事をしながら、ボランティアにもなるという一石二鳥です。



分類の為に次から次と出てくる銀河の画像を見ていると、本当に多様な銀河がある事を実感します。


これらが、CGではなく実在の実写という事に深い驚きと感動を感じます。



「天の川が消える日」 (谷口義明著 日本評論社刊) を読むと、銀河も時間共に変化していく様子が良くわかりました。


星を生み出しつつある若々しい渦巻銀河や、もう老成の域にある楕円銀河など。又、銀河と銀河の衝突でにより、ゆがんだ銀河にも沢山 すばる望遠鏡の画像で出会います。


宇宙と言うと、暗く広大な真空空間にポツンポツンと星があるのが当たり前。天の川も空にあるのが当たり前。という様に思って生きてきましたが、それらは たまたま現時点の地球の周りはそういう環境だという事。人間の感覚では悠久ですが、宇宙の感覚からするとどんどん変化が起こりつつある途中らしい事を知りました。


とても具体的でショッキングなのは、40億年後ぐらいにはアンドロメダ銀河が天の川銀河と衝突になっていて、その時代に夜空を見上げると 非常に大きくアンドロメダが迫っていることが肉眼で見えるようになる。その後 衝突が終わると もしかしたら夜空は曇り空の太陽を見るみたいな感じになってしまうかもしれないとの事。


ネットで「アンドロメダ 衝突」と画像検索するとNASA等が作った沢山の予想図が出てくると思います。



今まで、言葉の上では ダークエネルギーや暗黒物質、アインシュタインの宇宙項などの単語は知っていましたが、全然 自分とは関係のない世界と思っていました。

でも、宇宙の実際の銀河の多様な状況を見ると、それらの言葉にも違和感がなくなりました。


ちょっと人生観も変わった気がします。


趣味のボランティアでも。一歩踏み出すと、新しい世界が見えるなあ と思いました。

面白いです。

2020年9月27日日曜日

【本】ピアニストという蛮族がいる 中村紘子 文藝春秋

 ずっと気になっていた本でしたが、やっと読むチャンスがありました。

中村紘子さんは、腕前のすごい美人ピアニストのはしりというイメージを持っていました。


でも、この本を読んで、文才もすごい方だったんだなと感心しました。とても面白く、引き込まれていつの間にかどんどん読み進んでしまいます。


天は彼女に何物も与えているようです。

勿論、ピアノも文章も非常な訓練をされたのかとは思いますが。


大バッハから始まり、ショパン、ラフマニノフ、ホロウィッツ等々有名なピアニスト。ピアノ作曲家の方々のエピソードが面白く書かれています。


そういう時代背景だから、そういう事だったのか。


ピアノという楽器はそういう風に進化してきたのか。


等 興味深い話が山盛りです。


又、毎日10時間も練習を続けて育ってきて、練習し続けるピアニストという種族の性格、習性も言われてみればナルホドと腹落ちする話ばかり。



特に私にとって面白かったのはショパンについて。


ショパンのピアノ曲集は大好きなのですが、そのショパンの手は実は中村紘子さんの手よりも小さかったとの事。原寸大のの手の大きさが付録についています。私の手よりも小さかった!!


こんな小さな手で、あれだけのピアノ曲を作って演奏していたなんて、思ってもみませんでした。


一方、ラフマニノフは190㎝以上の長身に大きな手という事で、それならば弾きやすそうだなとこれも納得。



とても面白い本でした。


現代は、ピアニストといっても色々なジャンルがありますね。


昔からのクラシックピアニストだけでなく、ユーチューブで有名なハラミちゃんなどのPOPsピアニストもいますし、ジャズピアニストもいます。


ピアノを歌わせているピアニストもいれば、打楽器の様に使うピアニストもいる。


素人にも、多種なピアニストの違いを感じさせるピアノという楽器について、ますます親近感がわいてきました。


2020年9月21日月曜日

【生活】オンライン生活での楽しみ

 コロナによって、街に出歩くのも極力控え、

仕事もリモートでという引籠り生活を続け

ています。


コロナの感染者が下火になってきていても、

治療薬もまだハッキリしない中では、なか

なか人混みに出ることはしたくない感じ。



やはり、抑圧された感覚の生活がずっと

続いていますが、皆がオンライン生活だか

ら実現できてきた楽しみも徐々に見つけ

出せ始めました。



一つは、引っ越してから疎遠になってしま

った昔の地元の人たちとの関係再開。


地元の囲碁教室に行っていましたが、引っ

越ししてから通う事もできず、ずっと囲碁

自体からも何年も遠ざかっていました。


囲碁は勿論ネット碁という方法もあるので

すが、純粋に囲碁を打ちたいという事より

も見知った仲間とワイワイ囲碁を打ちたか

った自分を再発見していたこの数年でした。



でも、囲碁教室もズームを使ったオンライン

になったらか、参加しませんか?と声を

かけてもらい、久々に入る事ができました。


数年たっているので、メンバーもかなり変

わっていますが、やはり楽しい。

オンラインで実現できた楽しみです。



二つ目は、子供の頃の興味の復活と、人生

始めてのボランティアをオンラインで始め

られた事。



小学生の時は、ちょうどアポロ計画世代な

ので宇宙大好きでした。

その後、数十年。現実の生活は宇宙とは全

く関係ない世界で生きてきました。

そんな中、国立天文台のプロジェクトの中

に素人参加でできるボランティアがある事

を知りました。



ボランティア活動も、阪神淡路震災や東日本

大震災などで皆さんが活動されているを見て

自分もしたほうが良いのだろうけどとは思い

つつ、ずっとサボっていて気になっていまし

た。



それが、天文台のプロジェクトに参加すれ

ば自宅で好きな時間に、しかも好きだった

宇宙の解明に関係するボランティアを楽し

みながら出来るという、両得を得る事がで

きました。



三つ目は、いつかは行ってみたいなと思っ

ていた、好きなアーティストのライブコン

サートをオンライン視聴できた事。



いきものがかりの20周年ライブフェスを

視聴しました。リアルのコンサートだと

抽選になるし5000円では買えないしという

事になりますが、今回のフェスは、TV局

のスタジオからのライブとの事で、TVの

カメラワークでライブが見られる。


つまり、リアルで言うと最前列よりも

もっとアーティストに近い、まるでステー

ジにまで上がってしまった様な近さ感覚で

見れました。しかも自室で。



勿論リアルライブの肌感覚はありませんが

リアルとTV番組のちょうと真ん中という感

じでしょうか。


デジタル配信なので、翌日も全部見直す事

や好きな曲の所だけ何度もあとで見直す事

も出来るのは、デジタルの良さ。


ただ、デジタルの弱い点も出ました。

視聴に使うパソコンのパワーや回線の状況

によって画像と音声がズレたり、ノイズが

乗ったりという様な事も起こりました。

この辺はまだ発展途上ですね。。。



途中でコマーシャルが入るのはTV的で、そ

れなら、もっと安くして欲しいとは思いま

したが、今回は20周年を祝うというご祝儀

の意味も込めて納得しました。



そんな、こんな、で オンラインならでは

の新しい楽しみも在るんだという事に気が

つきました。


せっかくなので、もっとオンラインだから

出来る事を探して試していきたいと思いま

す。


2020年7月25日土曜日

【ステイホーム】懐かしい映画 ジャングルブック

子供のころ、最も好きだった本のひとつがジャングルブック
でした。


ストーリー詳細は忘れましたが、モーグリ少年とすばらしい
森の仲間達という印象が残っています。


ずっと 存在を忘れていましたが、TV放送で映画を見る事が
できました。



ディズニーが作っているのですね。



見て、素晴らしい。



実写と見まがう映像のすばらしさもありますが、内容による
感動がこの歳になってもあります。


身近に小さい子が出来たら、ジャングルブックの本をプレゼ
ントしたくなりました。




【ステイホーム】懐かしい映画 バックトゥザフューチャー

コロナ禍でステイホームが広がり、TVも過去作品の再放送など
が増えています。


懐かしい作品や、気になっていた作品などを家でゆっくり見る
チャンスですね。


バックトゥザフューチャーの3部作。


もう25年も前の作品でした。 でも、今 見てもぜんぜん色あ
せていないと感じます。


マーティーが行った未来が2015年というのが、ちょっと拍子抜
けはしますが、内容は面白い。


当時 トランプを擬して作られたというビフも、実際にトラン
プが大統領になっている現実と重なって、妙なリアリティがあ
る。



封切りしたときも見て大好きな映画だったのですが、久々に見て
あらためて良く出来てるなあと感心しました。


1作を年単位で撮影しているのだと思いますが、3部作が上手く
つながっていて、最初から3部作の構想で計画的に撮っていた
凄いプロジェクトで、さすがスピルバーグと思っていました。


でも、今回 3本をよーく見たら、アレレ と思う点に気が付
きました。


ジェニファーの役者が変わっている!


そこで初めて、第1部が好評だったために、第2部、第3部が構想
されたという事を知りました。


それを、25年も私は気が付きませんでした。


そいういう意味でも良くできた映画なんだな。



トランプが大統領になってしまっているこの世界は、いくつか
のパラレルワールドの中の悲惨なシナリオの世界なのだろうか。


あのトランプならば、タイムマシンを盗んで、過去の自分に
有利な何かを仕掛けたのかもしれませんね。

2020年7月20日月曜日

【新型コロナ対策】児玉龍彦先生の話

先週の予算委員会に東大 名誉教授の児玉先生が参考人として
呼ばれ、お話をされました。

ネットにて、その日の審議を全部動画で見ました。

政府のコロナ対策の西村担当大臣、専門家分科会の尾身会長も
出席しています。


その夜や翌日のニュースでも報道されましたが、児玉先生の
危機感、その気になれば日本は出来るのにそれをしようと
しない政府や政治家に対するいら立ちがヒシヒシと伝わるお話
しでした。


コロナに関する事に対して、専門家の意見を聞きたいという
事で、予定に入っていないかった色々な議員が、尾身会長では
なく児玉先生を指名していました。


政府 厚労省 べったりの分科会長の意見とは対照的な、児玉
先生のロジカルな話を議員の人も聞きたがっているという事が
良く伝わってきました。


児玉先生の歯に衣着せぬ発言は、政府や分科会のやってきた事
の的外れさもハッキリ指摘しますので、政府やマスコミからは
疎まれる存在なのだろうと思います。


折角の児玉先生の日本でちゃんとしたコロナ対策を行おうという
提言がどれだけ活かされるのかが、大きなポイントですが、
西村大臣や尾身氏の反応を見ていると全く頼りにならないという
印象を受けたのは私だけでしょうか?


私は、人に教わって4月の頭からデモクラシータイムズでの児玉
先生の対談を見てきました。


大体 月に1~2回の対談だと思いますが、情報やデータが揃うに
従い、おっしゃられる中身もどんどん進化していきている様に
思います。


ただ、一貫されているのは、日本を挙げて科学的アプローチが
必要であり、日本はそれが出来る素地が十分ある。


それを政治的にちゃんと動かせば、積極的にコロナを乗り越えら
れるという強い意志と決意だと思います。



素人の知らない科学的な知見が次々出るし、先生が伝えたい事も
沢山あるので、かなりの高密度ハイレベルな話になり、ついてい
くのが大変です。


でも、政府やマスコミが伝えるコロナの話と、現実は大きく異な
る事がハッキリわかるし、現実的にすべき事もハッキリおっしゃ
ってくれる。


しかも、自らしかけて抗体の大がかりな研究も推進されている。



予算委員会でのご提案も、初めて聞くような政治家の人達には
1/10ぐらいしか理解されていないかもしれません。


でも、エビセンターを面で対策しなければならない事や、日本が
総力を挙げた対応が出来ていない事。


無策なままでの自粛等が全く意味を持たず、日本をどんどんダメ
にして行っている事。


思い切った最先端のやり方をすれば、経済とコロナ対策の両立も
方法がある事。(日本としては思い切った方策でも、世界から見
たら当たり前の方策だが)


は、なんとなく伝わったのではないでしょうか?


政府に媚びず、忖度せず、実効的&科学的なすべき事を提言してくれる。
こんな人が日本におられた事に、感動と感謝を覚えます。


国民一律支給の10万円から、私は児玉先生のプロジェクトに寄付を
しました。