国会議事堂近辺を取り囲む、8月30日の
大集会に参加してきました。
新聞やニュースでは「デモ」と書かれてい
る記事が多いのですが、
実態はデモ行進ではなく、皆が三々五々、
永田町や日比谷公園、国会議事堂前な
どでやっているスピーチを聞いたり、シュ
プレヒコールに唱和したり、歌や踊りを見
たり拍手したり。。。と、
在の安保法案反対と思っているという共
通点だけを持った沢山の人々が、一体感
をもって行っているイベントの様な感じです。
集まった人の主張も色々で、立憲主義を
守れという人、民主主義を守れという人、
そして9条を守れという人が多く、マスコミ
が伝える徴兵制がどうの という末節の
事がポイントではなく、それ以前の基本の
問題指摘をしているのです。
政治デモではなくて、民主主義、立憲主義
を願う人のお祭り。という感じです。
それを知ったら、もっと沢山の人が参加
できるのではないでしょうか?
人出は本当に多くて、休みの日の渋谷や
正月の浅草などと比べられる程。
ニュースの写真は国会議事堂前の写真
が多いですが、日比谷公園の側の歩道
など人が溢れ返っています。
雨なのに、これだけの人が集まったの
かとそれだけでも少し感動しました。
若い人もいますが、最も多いのは65歳
から80歳ぐらいまでの方ではないかと
思います。ご夫婦で来られているペア
も沢山おられます。
身体障害の方も参加されました。
ミュージシャンのコンサートなどに
集まっている人と違うのは、皆が自分の
楽しみの為に来ているのではなく、これ
からの若者や、子供、孫の為と思って
やってきている事です。。
坐る所もないし、娯楽もありません。
組織的な動員でもありません。
殆どの人が自発的にこられている風景。
そして、大なり小なり覚悟を持って参加
しています。
顔や名前が記録されたら、あとで公安
あたりからイヤな事をされるのでは、、
就職にも影響が出るのでは、、などど
不安に感じて、思っている事が言えない、
行動できない人が本当に多いと思います。
少なくとも、この集会に集まった数万人
以上の人は、覚悟をもって参加してい
ると感じました。
たった少しの行動で、自分を開放して
意思を示す事ができます。
怖がらないで、沢山の方が参加される
と良いのですが。疲れましたが、沢山
の元気をもらえました。
こういう空間に皆と居るという事でだけ
でも非常に面白い体験です。
PS.
翌朝の新聞を見比べました。
毎日新聞は1面の半分を割いて集会の
写真を乗せています。読売新聞は
社会面に賛成の集会と反対の集会が
各々開かれた。と書かれているだけ
です。
普通、家庭では1紙しか取っていない
と思いますので、読売新聞の読者は
今回の集会はごく一部の人のパフォー
マンスだと感じるでしょうし、毎日
新聞の読者は、これだけ新聞が大大
的に取り上げているのだから、重大事
として日本の世論は感じていると
誤解しそうです。
マスコミというのは本当に恐ろしい
恣意的な物だと実感しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿