2015年10月24日土曜日

【本】ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く 生田哲 講談社+α新書 

以前から実体験的に少しゾクゾクして風邪
を引きそうかなと思った時には、ビタミン
Cの飴を一日に8粒ほども食べると収まる
(気がする)ように感じていました。

ビタミンCが風邪に効くのではという話
は昔に一度 流行って、その後、それは
ウソという実験結果が出たという事にな
っているとのこと。健康関係の本でも、
そういう記載をしている本が今でもあり
ます。。

でも、実体験と違う、、、という疑問が
ありました。


すると、1970年代にノーベル賞も2つ取
ったポーリング博士が実験してビタミン
Cは風邪にも癌にも効くという本を出し
て大評判になったとのこと。

でも、その後アメリカの著名病院の追試
では効果が見れなかったという発表があ
り、それが医学界と世間では信じられて
いるとのこと。


しかし、詳しくその追試を見ると、ポー
リング博士がやったやり方(高濃度ビタ
ミンCを直接静脈に入れる)と追試の
方法(口からある量を飲む)では、違っ
た答えが出て当たり前な事が分かる。

多分、製薬業界や医学界にとって都合
の悪い(実入りが少なくなる)内容なの
でこの話を抹殺しようとしたのではと
カングル事もできる。

2005年にNIH(米国立衛生研究所)より
「ビタミンCは癌細胞を殺す」という
衝撃的な論文が発表され、以降 米国
ではビタミンCが大きく見直されだし
ている。


この論文の主旨は「超高濃度ビタミン
Cの摂取によって体内に過酸化水素と
いう毒(活性酸素:免疫が異物を殺す
為に使う毒もこれ)が発生する。この
毒が血管を経て癌細胞に運ばれる。正
常細胞は過酸化水素を無力化する能力
があるが、癌細胞には無いので、正常
細胞にはダメージを与える事なく、癌
細胞だけを選択的に殺す」というもの。

日本でも癌治療で、超高濃度ビタミン
C点滴療法を始めた医師も増えはじめ
ました。

抗がん剤等と違うのは、副作用が殆ど
無い事。だから、QOLを高く保てる。


ビタミンCは免疫力を上げるので
・癌に効く
・風邪やインフルに効く
・感染症、心筋梗塞、脳梗塞に効く、
・病気になりにくい身体を作る
・しかも、安価で副作用のない安全な
 食品である。
とのこと。


但し、これらの効果を得るには、今
まで我々が常識的に思っていたより
かなり多量の摂取が前提になります。

血中のビタミンC濃度が重要との事
で、癌治療などは点滴で直接高濃度
のものを注入します。


健康の為には、日本でのビタミンC
での所要量は100㎎/日と言われてい
ます。レモン1個分。でも、本書の
お薦めは0.5~1g程度のサプリメン
トを朝晩飲むとの事。

そういう量のタブレットは海外から
の購入がお勧めとのこと。(日本で
売られているのは含有量が少ない)


この本にはかなり詳細な内容が書かれ
ています。ご興味のある方は一度読ま
れるのをお薦めします。

ちなみに、早速我が家ではサプリメ
ントをネットで注文しました。

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