2016年2月27日土曜日

【本】脳に効く「睡眠学」 宮崎総一郎 角川SSC新書

私は寝つきはとても良い方なのですが、
寝たつもりでも朝 寝たりない気がす
る時があります。

この本を読んで睡眠に関して、認識を
新たにしました。

ナルホド と思う事が沢山あります。

まず、睡眠とは何のためにあるか?

答えは身体、特に脳のメンテナンスタイム。
昼間、五感で感じたあらゆる情報がそのまま
一時保持されていますが、それを整理・取捨
選択等する事で情報パンクを防ぎます。

連動して、試験などに向けて記憶を高め様
とすれ場合は、学習して即座に30分でも
寝る事らしい。寝るまでに時間があると、
それまでに色々五感に入るノイズ情報に
よって学習内容が妨害される。ノイズが
入る前に睡眠を取り、脳に整理定着させる
のが得策とのこと。

又、運動や徹夜などして、昼間にグッスリ
寝てしまっても、夜もグッスリ眠れる事
があるのは、何故か。

それは、睡眠には2つの起因があるから
とのこと。一つは、肉体や脳などの回復
が必要な時に眠くなる。もう一つは生体
リズ(体内時計)ムで眠くなる。

夜=暗くなると 眠くなるというリズム
が人間には備わっているので、昼寝して
も夜も眠れてしまうとのこと。

寝酒は「寝つき」は良いが「寝覚め」は
悪い。血中アルコール濃度があるレベル
になると眠くなる。=「寝つき」は良い。

でも、寝ている間にアルコールを肝臓が
分解していくと血中アルコール濃度が
下がってくると中途覚醒が増えてしまい
ます。又、利尿作用で起きてしまう事も。

さらに、酔う事で上気道周辺の筋肉が
弛緩するので、睡眠時無呼吸が起こって
激しい低酸素状態になってしまうとのこと。

これによって、睡眠時間は確保できても
朝 スッキリ目覚められなくて、だるい。

良く眠ろうとして、21時以降にトレーニ
ングする事も逆効果。

人間は寝る前に、体内深部の温度を下げ
ようとするのですが、21時などに運動
すると逆に熱を作ってしまい、寝にくく
なってしまう。但し、17時~20時は
OKとのこと。身体が最も活発に活動で
きる時間帯。トップアスリートも、この
時間帯だと最も良い記録を出しやすい。

睡眠時間も、常識とは異なって短時間で
も長時間でも死亡率が高まってしまう。
一番 死亡率が低いのあ6.5~7.4時間
とのこと。グラフを見ると、4.5~
8時間ぐらいは良さそう。9時間を超え
ると急激に死亡危険率が上がる様子。

上記 以外にもカフェインとの付き合い
方とか、肥満との関係、昼寝の仕方等
 色々な事が書かれています。

毎日とっている睡眠ですが、どうした
ら上手く活用できるか、今晩 寝ながら
考えてみたいと思います。

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