2014年11月4日火曜日

【動物】狸かムジナか

近くに自然遊歩道があります。



昔の里山の木立の道を残しているような場所で、落ちをの引きつめたような土の道が

ずっと続いていくな遊歩道。



笹林や木立の中の峠道。木や土や草の匂いに満ちていて、ここはもしや古代や中世の

日本か? という雰囲気の道。



でも、15分歩くと普通のアスファルトの市街地になってしまい、民家やカフェの店

が隣接している。電車の駅も眼の前。

そういう意味では不思議な空間です。



今日は秋晴れの気持ちの良い日なので、その遊歩道を久しぶりに歩いていました。



木立が風に揺れる音だけが響く静寂の中で、ふと道の先を見ると小さな木橋の向こうの

路から、黒くコロコロした狸が道を歩いている事に気が付きました。



狸の方もこちらに気づいた様で、一瞬 立ち止まってこちらを見て、サッと脇の竹林に

走り去って行きました。



14年前、この土地に引っ越してきた時には、緑が多い地区でバス道の脇には「ムジナ

に注意」という看板が幾つも立っていました。


でもこの5-6年でどんどん開発が進み、林は伐採されてマンションが乱立。「ムジナに

注意」の看板もすっかり見なくなってしまいました。


とても寂しく、可哀想な気持ちでいましたが、今日 ここで姿を見れて、こんな所で生

き伸びていてくれた事にホッとしました。



動物の生活圏を次々に奪っていく人間は、本当に地球上の悪魔的な生物と感じます。


人間は、人間の価値観の世界しか見えなくなっていて、自分達も自然の動物の1種なん

だという意識がなくなっている様に思います。旧約聖書のバビロンの塔作りがまだ続いて

いるという事でしょう。



なんとかしなくちゃという思いだけが空回りする気がします。



人間の本性が変えられないならば、地球を守るためにも、宇宙などの新しいフロンティア

に人類のにエネルギーと覇権の気持ちを誘導していく必要がある様に思えます。



無限地獄の気がして、それが根本解決策とは思えませんが。。。それが現実?


【本】温泉と健康 阿岸祐幸 岩波新書

温泉というと、1泊2日で行く手軽宿。という感覚でずっと生きてきました。


というか、旅行も安くあげようとすると、会社が提携している温泉リゾート

ホテルなどにを使いがちなので、自然とそういう意識になってしまったのです。


広く景色の良い風呂に入り、宴会料理を食べて、カラオケして、、という1パッケージ

のレジャー。家に帰ると、面白かったけど疲れたね。と言い合うような旅。



でも昔から湯治というのは、1週間~3週間もの間 泊まり、じっくりリフレッシュ

するというのがスタイルとのこと。湯治は温泉による温熱効果と泉質成分による効果

に加えて、自然な環境でストレスから解放されるという効果、簡単な運動による効果

が相まってリフレッシュできるという事。



私がやっていたのは温泉ごっこだった、という事が良く分かりました。


温泉を、温泉としてとことん楽しむという事。 そろそろやってみたいです。



日本は温泉地 3157箇所。 世界で日本に次いで温泉地が多いイタリアは約300.

ダントツで日本は温泉天国です。 活かして、楽しまない手は無いですね。



雑学として、

お風呂に関しては、日本人と欧米人では少し意識が違う様です。

幕末に日本を訪れた外国人がもれなく、毎日 お風呂に入る日本人を見て清潔好き

と感嘆していました。

でも、日本人にとっては、それが気持ちが良いからですよね。


日本人が好む温度は40-42度ぐらい。一方 ドイツ人は36-39度ぐらい。

ドイツ人から見ると42度などは高温すぎて身体に悪いはず。とのこと。

43度の温泉に入ったドイツ人は「煮えたぎったスープに飛び込んだようだ」と

感想を述べたとのこと。一方、25度の冷水浴ではドイツ人はそれほど問題ない

と言い、日本人が25度の風呂にじっと入っていたら、一分間もしない内に筋肉

がガタガタ震えてくる。

これが遺伝によるのか、習慣によるのかは分からないとのことでした。

2014年10月25日土曜日

【本 人物】ドクター・中松の発明ノート PHP研究所

TVや都知事選でドクター・中松の名前は知っていましたが、正直 少し変わった面白い目立ちたが

り屋な人? という程度の認識しかありませんでした。



この本では、中松さんの生い立ちから、今まで行ってきた発明がマジメに語られています。


この本を読んで、中松さんは現代の鬼才・天才だという様に私の認識が変わりました。



フロッピーや家庭用液体ポンプなどが有名な発明品だという事は聞いて知ってはいましたが、それ

らだけでなく、三井物産社員ながら数々の業務用の実際にビジネスになる発明や実用新案もされ

ていて、実に地に足がついた実際的発明家である事を知りました。



日本では、下手をすると芸能人のように、バラエティ向きの人という認識になっていますが、海外

(特に欧米)ではその成果を高く評価されていて、尊敬される人物と言われているようです。実用化

された実績を見ると、高く評価されるという方が正当に思えます。



きっと、サービス精神が多すぎるのかと思います。実力よりもバラエティ的にマスコミに扱われてし

まいがちだった岡本太郎さんと共通するような方に思えます。



余命2年と医師から宣告されたと公表されていますが、出来ればぜひ一度お会いして本当の姿に

接してみたいなと思いました。




2014年10月15日水曜日

【食べもの】ウイスキー

下期の朝ドラ「マッサン」を見ています。


ニッカウヰスキーを立ち上げた夫婦のお話ですが、それを見ていて

長年の疑問が解けました。



学生の頃、ウイスキーといえば、サントリーのホワイトとか、レッドなどの

安酒を飲みました。就職して、角瓶とか接待の時はオールド、リザーブなど

を飲むこともありました。



独身寮のビールケースにあったものサントリービールで、若い頃に飲んだ洋酒

は多くがサントリーだった気がします。



でも、いつも思っていました。



ウイスキー(ビールもそうだったかも)を飲む度に、”なんだか変に甘ったるい

なあ。プリンにかかっているカラメルが入っているみたい。”とずっと思って

いました。



当時バーボンやスコッチを飲む機会もありましたが、それらは全然違っていて、

強い!キツイ!でも男性らしい という印象でした。



カラメル味は、なんだか子供扱いされている気がして、それ以来 サントリーは

飲まない様になりました。



でも、周りの人はオイシイとサントリーを飲んでいます。



私にとってはずっと疑問でしたが、「マッサン」を見てトリイ社長は日本人好みに

なる様に、ワザと甘く調合しているとのことを知りました。 それで合点がいきました。



この10年はウイスキーはバランタインしか飲んでいませんでしたが、

ドラマに刺激されて、久しぶりにスーパーニッカを買ってきて飲んでみたら、とても

良い甘い香りがして、丸い味わい。でもカラメルや糖蜜の味ではありませんでした。



今週は、スーパーニッカをゆっくり楽しみたいと思います。

【心と身体】 忘却力はお得

以前に「鈍感力」とか「老人力」という言葉が流行りましたが、

最近 どんどん「忘却力」が成熟してきたのを感じます。



50の手習いで、囲碁を始めました。


と言っても、図書館で囲碁入門の本を何冊か借りて読みだした

というぐらいで、やっと初歩の初歩が少し分かってきた所です。



通勤時には、カバンに基本詰碁の本を持っていくのですが、

一問考え始めるとすぐに30分は経ってしまいます。

あっと言う間に目的地に着いてしまう感じです。面白い。



しかも、「忘却力」が強化されてきたので、先週解いたはずの

前の方のページの問題もすっかり忘れていて、本当に新鮮な

気持ちでくり返し取り組めます。



”困ったもんだ”と思うのではなく、「なんだか得した」と

思ってしまうのは、「あんまり悩まない力」も付いてきたのかも

しれません。



どんどん進化している?、、、それとも、、、、


でも、何となく手筋の感覚がつかめてきているのかもしれません。



どこまで進化するか楽しみな様な、怖いような。

2014年10月5日日曜日

【バレーボール】世界バレー 2次ラウンド

今朝のイタリア戦、残念でした。3次ラウンドへの道は無くなりました。


選手は精神的にも大変な状況で迎えた試合だったと思いますが、頑張っていたと思います。


何で点が取れないのか? 点を取られるのか? とシロウト目で見ていて感じた事を書きます。


①サーブミスやスパイクミスが多いこと。

②ロンドン組では起こっていた、絶対的プレシャー下での神業的ディフェンスが出来なかった事。

③シンクロ攻撃が成り立っていないし、それをカバーするコンビも少なく攻撃が単調すぎる事。

という気がしました。



①は各選手の高プレッシャー下での動作の精度がまだまだ足りないという事なのでしょうか。


②は、より安定した動きができるリベロの筒井選手が出なかった事とディフェンスに対する意気

込みが弱い選手(ポイントゲッターと称されているが)がどうしても多くコートにいる事に思えます。

イタリア戦では、スーパーディグが殆ど見られませんでした。日本の個々人の攻撃力は長身の外

国選手に比べてどうしても低いのですから、スーパーディグで、あなたのスパイクは日本には効か

ないよと示す事が必要です。そこから試合の流れが変わる事が日本戦では多いと思います。

リベロの徹底強化と、ポイントゲッター選手のレシーブ力の向上か、レシーブ力のある人の起用が

必要と思います。


③サーブで崩されて、宮下選手が身体を姿勢を崩しながらトスアップする場面や、中道選手がコー

トサイドから反対側サイドの選手へ大きなトスを上げるシーンが多かった様に見えました。どちらも

シンクロ攻撃が出来ない形です。それならば、コンビやトリック攻撃を増やせば良いのですが、そう

いう練習が全然出来ていないのではと見えます。山口選手はブロードやクイック攻撃も出来ます

が、本来はコンビ攻撃を組み立てるキーパーソンとして召集されたのだと思っています。忍者なの

ですから。全く生かされていません。勿体ないです。

今のハイブリッド6はサーブで崩されたら、殆ど機能できないというパターンになっているようです。

サーブで崩されても単調な攻撃にならない動きをぜひ作ってもらいたいものです。



リオに向けての課題が良く見えてきたのだと思います。


コーチ陣は冷静に分析して、各選手と課題の共通認識化をして欲しいと思います。

各選手は所属チームに戻ってしうのだと思いますが、各々が何を改善し行けば良いのか理解して

次の半年を使えればと願います。



木村選手は心も身体もボロボロなのではと思いますが、よく頑張ってくれました。

ファンとして感謝したいと感じています。


今晩のドミニカ戦で、悔いを残さない闘いをしてくれればと思います。


PS.

今回の世界バレーで、キューバの若いチームが非常に印象的でした。まだ技術レベルは粗すぎる

のだと思いますが、リオまでの2年間でも急成長してくるのではないでしょうか。

そうなると、手が付けられない強さを出すのではという気がしました。 目が離せないです。


2014年9月27日土曜日

【バレーボール】世界バレー 1次ラウンド最初の3試合

アゼルバイジャン、ベルギー、キューバの3試合を録画でまとめて見ました。



日本の火の鳥チームはずっと前から、前半で痛い負けをしてしまい、尻に火が

点くようなあたりから、シリアスな集中力が本当に出てきて、チームの動き

にだんだん神がかり的な粘りのレシーブが現れてくる。という印象を持ってい

ます。今回もそういう展開になるのでしょうか。



本当に、金メダルを取るためには、何時でも勝てる精神力(平常心で神がかり

的な動きが出来る)?を獲得する事が必要ですね。 自信を持つという事なの

かもしれません。




3試合の見て、ハイブリッド6という戦術が、残念ながら効果を持って展開でき

ている印象はあまりありませんでした。

ブロックを1枚に分散しきれていない事がまだ多い気がしました。

江畑選手の爆発は本当に素晴らしいのですが。。。



とても気になったのが、迫田選手のバックアタック時の空中飛形が調子の良い

時の彼女のものとは違うという事。まだ、本復調はされていないのかなと感じ

ました。ファイナル戦までには、ぜひ復調してくれる事を祈ります。



一方、筒井選手のリベロはとても自然な動きに感じられ、安心して任せていら

れるという気がしました。佐野選手の動きを色々吸収されたのかもしれません。

頼もしいです。ぜひ頑張ってもらいたいです。



今晩入れて あと2試合。長岡選手も復調してきた様ですので、ぜひ新戦術が

もっと機能する姿を見たいものです。



TVの前で応援したいと思います。