「いきものがかり」は私の好きなグループです。
なんとなく懐かしく感じるメロディや、我々世代でも理解できる歌が多数。
コンサートのビデオを見ても、楽しめる。
本当に老若男女に受け入れられているグループだと思います。
私がちゃんと彼らを認識したのは、紅白での”帰りたくなったよ”を見た時。
そこからのファンですので、かなり遅れて来たファンですね。
最初は 吉岡さんの歌声が、感情がこもっていない平板な歌い方と思ったりしていましたが、なじんで来ると、曲毎に歌い方を変えて伝えようとしているという事が良く分かるようになりました。
世間のパフォーマンスや過剰な感情表現をするものにばかり接していたので、すぐには分からなかったのですね。
小田急線沿線ミュージシャンというのも親近感がわく理由かもしれません。
今年、放牧宣言をして休止中ですが、ベスト盤アルバムのHPには、そこに入っている各曲の当時のプロモ動画もリンクされていて、それを見て彼らの曲を色々研究中できます。
すみません。肝心のこの本についてです。
彼らのオリジンと、その後の駆け上がっていく姿、苦しんで、それを超えて、成長していく姿を、当事者ならではの生生しい語りで教えてくれます。
良く芸能人が出す、ゴーストライターが書いた本、ではなく本人が、生で書いた物としての迫力があります。
彼ら3人は、本当に運命共同体の戦友なんだという事が良くわかります。
誰が欠けてもいきものがかりでは無くなる。
各曲がどうして、生まれてきたのか、何を伝えたかったのか。各人はどうプロフェッショナル化して責任を果たそうとしているのか。等
彼ら3人が本当に身近な知り合いの様な気になってきました。
彼らを見ていて感じるのは、色々考えながら、でも、とてもまじめに生きていこうとしている素直な姿勢です。
有名になって、周りの人からの接し方もどんどん変わってきているはずですが、いつも自分を見失わないで、自分達の信じる事や、一人の人として感じる事を大事にしているのだと思いました。
この放牧期間は、きっと彼ら一人一人に新しい気づきと想いを与えてくれるのだと思います。
成長して帰って来る日が楽しみです。
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