覚えていますか? 5~6年前に鹿児島県の阿久根市で
竹原市長と議会、住民との騒動があった事を。
言われれば、ニュースショーでそんな事を騒いでいたなあ、、
というのが私の意識でした。
「独裁的」市長のやり方に対して、議会や住民の間
では何が起こって、どう対処したのか。という事が
この本で詳しく分かります。
法律では議会で審議する事が決められている案件も、
「専決事項」という手法で、数々の独断決定を行っ
ていく。
見かねた県知事からの勧告や、裁判所の判決も無視。
経緯は、
市議会が市長不信任決議案を可決。
市長 議会を解散。再選挙では市長に反対派の議員
が7割を占めた。
市議会から再度の市長不信任決議で市長自動失職。
市長再選挙で再選。
市職員懲戒免職問題で鹿児島地裁の判決。(市長は無視)
県知事からの勧告。(市長は無視)
住民から市長リコール請求。
市長派議員より議会リコール請求。
市長出なおし再選挙で、反対派市長が当選。
出なおし市議選。
竹原氏の推進しようとしていた目標自体が、必ずしも「悪い」
とは限りませんが、その実現手法は議会制民主主義や
司法判断などを無視してゴリ押しするという物だった様です。
これは、現政権がやっている
色々な事を国会審議せずに、閣議決定で勝手に決める。
司法判断無視や、憲法や法律違反を意図的に行う。
などと、重なります。
スケールは国と市で違いますが、やっている手法は同じ
ではないでしょうか。
この暴走を止めるには、リコール・再選挙に持ち込むと
いう事が唯一の解決方法でした。
議院内閣制の総理大臣や国会議員にはリコール制度が
使えないのでやっかいです。
いかに世論を盛り上げても、意図的に暴走している人に
対して、止める直接実効性が低いのです。
でも方法はあります。
これから行われる地方選挙で「現政権のやり方ににノー」を
明確に示していく事で、自民党内で自壊させるのが唯一の
道に思えます。
8月の埼玉県知事
9月の岩手県知事・県議会
などが近々の地方選ですね。
地区の選挙民の方々は意思を示す絶好のチャンスです。
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