日本の政治を見ていると、選挙で選ばれたら白紙一任
されたかの様に、選挙公約で言っていた事以外の事を
政治家だけで勝手に進められて苦い思いをする事が
本当に多い様に思います。
又、党内紛争や、党利やメンツの様な権力ごっこばか
り見せられる様に感じます
政党政治が日本では機能していないのではないでしょ
うか? 党員なんて有権者の中ごく一部。多くは無党派
層だというのが日本の実態です。つまり、選挙毎にその場
その場の判断で、投票する相手や党を変えるという事。
だから、党を信じて 党に一任なんてする積りは無いのです。
少なくとも、私はそうです。
本当は、案件毎に国民投票をして欲しいと思います。
この「日本の選挙」と言う本は、欧米の選挙制度を研究した
研究者が書かれたものです。
日本の選挙制度は、欧米と比べて全く異端な物とのこと。
欧米では、多数代表制(その地域の多数の人の意見を議会に
反映させる。小選挙区制(一人しか当選しない)か、完全
連記制(4人が当選する地区なら、投票時に4名の候補名
を記載して投票する。))か比例代表制(東京人数に比例
した考えの人が議会にいるべき。少数意見の党も議員を
持てる)しかないとの事。
日本では、並立性や、4人当選できる地区でも投票できるの
は一人という変則投票がまかり通っている。地方自治体で
は大統領制の様に、首長を市民が直接選ぶ。
又、衆議院と参議院では選挙の方法が違うので、選ばれる
議員の構成も自ずと異なる。よって、「ねじれ」なども起き
やすい。決められない政治になってしまう。とのこと。
日本は、選挙と議会に関しての一貫した思想が無い事が
問題。政治運営をちゃんと進めようと思うならば、多数代表
制か比例代表制といを欧米式に変更スベキだというのが
著者の主張です。
しかし、私には違和感がありました。そもそも、現在の日本人
には政党政治は合っていないのではないか? という疑問。
日本人には、筋の通った思想というのは少なく、その場その場
の状況に応じて判断していくという性質の人種なのではないか
という気がします。
とにかく、当選さえしたら、得票数の過半数にも行っていない
政党が非常に多くの議席を持って、何でも個人の信念を押し通
そうとする(本人は国の為の善意・正義感かもしれないが)のは
迷惑だと感じます。
政治家が、国民の意見を聞く場が日本は本当に少ないと思います。
ここを、直さないと 日本の政治は改善されないのではないで
しょうか。
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