2014年6月27日金曜日

【生き物】最強生物? 地球外生物? 1

堀川大樹さんの

クマムシ博士の「最強生物」学講座 新潮社

を読みました。


色々気になる事が満載の面白い本です。


まずは、クマムシ。


身長 0.1~0.2mmぐらいの小さな8本足の熊の様な可愛いムシ。

道端の半乾きのようなコケに棲んでいるそうです。

水生生物だけど、環境が乾燥すると自身も乾いて「乾眠」という状態になります。

乾眠すると、

-273度の超低温でも、

+100度の沸騰中でも、

人の致死量の1000倍の線量の放射線でも、

アルコールなどの有機溶媒でも、

紫外線でも、

水深1万mの75倍の圧力でも、

真空でも 

耐えられる。とのこと。



宇宙空間に10日間さらされたクマムシでも、一部は地球に戻って復活した。

ただし、普通の寿命は1~2か月。乾眠状態で冷蔵庫にいれたら数十年は持つらしい。


どうしてそんなスーパー生物になっているのか、そのメカニズムはまだ謎とのこと。



耐放射線力を調べる為に、大腸菌に放射線を照射して、生き残った物を選抜し、

又 照射を繰り返して放射線耐性をもつミュータント(変異型)を人工的に作る

実験がなされました。


放射線はDNA鎖を切断してしまうのだけど、このミュータントには切断を修復す

る遺伝子が発現していた。 

クマムシの体内にも、この修復 遺伝子が働いているのかもしれません。



こういうスーパー生き物として、もう一つ紹介されているのが納豆菌。

(ただし、この部分はどこまで真実を書いているのか良く分かりませんが)


納豆菌は胞子をつくるとの事。


それは、

・栄養源無で100万年以上生きると推測される。

・100度で煮られても死なない。(120度で死ぬ)

・人の致死量の2000倍の放射能でも生きられる。

・紫外線にも強い。

・超真空でもOK。 宇宙空間に6年間生存できる。


しかも、


芽胞を作る時、地上にはないタンパク質を作る。ネバネバ成分の

γーポリグルタミン酸の50-70%はD型の光学異性体。(地球上の生物の

アミノ酸の大半はL型)


との事で、この菌は宇宙からやってきたのではないかと考えられている。とのこと。


毎日おいしく頂いていますが、スゴイです。

0 件のコメント:

コメントを投稿