2014年6月8日日曜日

【映画】陽だまりの彼女2

映画のラストで、コウスケが「どっちだよ」と言うシーンがあります。

製作側は真緒が 笑っているのか 泣いているのか どっち
なの? という意味のセリフとの事です。


製作者の意図とは違いますが、私はちょっと違った解釈
をしています。


真緒の寿命があと少しで切れて消えてしまうと聞いていても、
コウスケはそれを信じたくありません。
真緒とはこれからも一緒に居るんだ、と言い張ります。

真緒「私 良い奥さんだった?」
コウスケ 溜息つきながらうなずいて「これからも ずっと」
真著「バカだね」
コウスケ 「知ってる」

この時点まで、ストーリーは真緒がもうすぐ消えるという
前提で進んできています。

しかし、ここから真緒は 今後の事を話始める

真緒「今度 生まれ変わっても、私 コウスケを見つける
   気がする。あと8回チャンスがあるんだもん」
お守りを真緒はコウスケに返す。
真緒「それまで、どこかでお互い生きて、それで又、いつか
   新しいワッカ作ろう」

そして、キスして
コウスケ「どっちだよ」
真緒「ありがとう」

となっています。

「どっちだよ」という言葉は、コウスケだけが今後も一緒に
いたいと思っているのではなく、真緒も思っている、しかも
生まれ変わっても見つけられると信じたいという事を知って、
「どっちがバカだよ」と言う意味で言ったと思いました。


そして、


真緒が消えた後も、コウスケの手の傷は消えませんでした。

これは、コウスケが人間の真緒(13才の)に会う前の状況
に戻ったという事を示しています。
つまり、小3で子猫を助けた事実は変わっていない証拠。

大下は、望みの年齢の人間に猫を変身させる事ができそう
なので、今度は 25才のコウスケにつりあう 25才に
2生目の真緒を人間化してくれた。

というのが、最後のシーンだと思います。


25才の真緒は寿命が又13年なのかは分かりませんが、
そこで2生目の真緒が消えても、又、その次には
38才のコウスケに会う為に、3生目で38才の真緒が
現れる。。。。という時間を超えた愛になっているのでは
ないでしょうか。

考えすぎかもしれませんが。

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