2014年6月21日土曜日

【バレーボール】宮下遥選手

初めて見たのは4年前。彼女がまだ高校1年生の頃なのでしょうか。

シーガルスの試合前の練習に、チームの誰よりも早くコートに飛び出してきて、その一生

懸命さが良く分かりました。



試合中の彼女も、身体を張って何にでもぶつかって行こうとしているのが良く分かります。



両手をまっすぐ上げて身体を一直線にして、全身のバネを使って上げるトスは、迫田選手

のバックアタックと同様に、教科書に載っているような基本に忠実で無理を感じない

スタイル。見ていてキレイだと思います。



昨年は、竹下さんの後継筆頭かと一躍マスコミに祭り上げられてしまい、大変だったと思

います。まだ18才なのに、すごいストレスだったでしょう。


でも、新鍋選手との恐ろしく呼吸のあった攻撃には驚きました。以前から全日本登録はさ

れていたので既に知った仲ではあったと思いますが、あれだけピタリと合わせられたのは

短時間に信頼関係を作れたのだと想像します。 



シーガルスの試合での山口選手との息の合い方はとても自然で、もうお互いの動きを確認

しないでも阿吽の呼吸でトスとスパイクが連動します。

ライトサイドに走りこむ山口選手の方を全く見ていないのに、全く迷いなくワンポイント

めがけてバックトスを上げて、それが山口選手のタイミングとぴったり合っている。そん

なシーンを何回も見ました。



そういう関係を新鍋選手にも作れたのだと感じました。

そのシーズンの新鍋選手のアタック成功率は日本で1番になりました。新鍋選手の力を引

き出せたのだと思います。



こういう関係を、他のアタッカーともぜひ作って行って欲しいですね。



そいういう意味では、一度 新全日本チームでトコトン苦しい場面を皆で経験して、選手同士

で本音の関係を作るという事が必要な気がします。


今年の世界バレーがその機会になると良いなと願います。

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